現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

合挽きミンチ

2014-07-24 | Weblog

大阪から東京へ出てきて、近くの通りをブラブラ歩き、お肉屋さんで、「メンチ」 「メンチカツ」 と書かれているのを見てびっくり。関西では絶対に、「メンチ」 なんて言わないからだ。なんで、ミンチがメンチとなまってしまうねんと正直思った。関西では、「メンチをきりやがって」 となって喧嘩が始まる。東京駅の丸の内や古くからのビルが立ち並ぶ街をブラブラすると、「ビルヂング」 と必ず正面入り口に表記されていた。なんで、「ビルディング」 と書かないの? と思った以上に、ヂ という文字が使われていることにも、正直驚いた。せめて ジ と表記すべきじゃないの? と思った。関西で、ぢ と書かれているのは、薬局の前だけだと当時は直感で思った。 申し訳ないが、どちらの表記も、日本の首都にあるものとしては、洗練されていないなあ、と感じた。

合挽きミンチを、結構買っておくことが多い。ミンチ肉さえあれば、いろいろ重宝して使えるからだ。好物のひとつに、ソボロがあり、作ることも、そこそこある。コンビニなどでは、鳥そぼろご飯が売られているが、鳥ミンチより、合挽きで作るほうが好きだ。これもほとんど店頭では売られてないので、自分で作るしかない。結構しっかり甘辛く味付けをする。(おろししょうがを加えて、くさみを消すことが大切だ。) そして、かなり色濃く仕上げる。それをご飯に、炒り玉子と、さやえんどうきざみなどと一緒に盛り付ける。紅ショウガを添えればなおよい。出来立てをほうばっても美味しいし、お弁当のように、しばらくおけば、ご飯の下の方に、味がしみていき、その味も乙なものだ。ミンチに関しては、玉ねぎとともにオムレツやオムライスなどもすぐ作れる。

今は手に入らないので、食べることもないが、クジラ肉をシンプルに網焼きしただけの焼肉や、クジラの脂身(コロ)のおでんを、小さい頃は食べたものだ。牛肉で何回か同じようにやってみても風味は異なる。当時は高い牛肉など買えないから、代用でクジラ肉を食したのだと思うが、その味が記憶に残っているが、再現できないとは皮肉なことだ。

スジ肉と、こんにゃくを甘辛く煮たものを、スジコンと呼ぶが、これだけでも酒の肴として美味しいが、お好み焼きの具として使うのもありで、これまた美味しい。子供の頃、家でつくってもらう自家製タコヤキには、タコのほかに、こんにゃく、グリーンピースが入っているのが、いつものことだった。実家ではなかったが、小さく切ったお餅や、チーズを入れるのもありのような気がするが。東京のお好み焼き屋さんで、隣の若いカップルが、自分たちでタコヤキを作っていたが、メリケン粉を入れる前に、タコなんか生ものだから、先にやいたほうがいいのかななどとぶつぶつ言って、店で提供された具のたぐいを先に穴へいれて焼いているのには、なんと独創的な焼き方やなあと、あきれました。関西では絶対ありえへん出来事です。メリケン粉の前に入れるとしたら、天かすだけ。あっ、そうそう、天かす も、あげ玉 に、関東では置き換わってしまうが、確かに小さな玉の形にそろえられているから逆に感心したが。天かすは、天かす以外のなにものでもなく、天かすという響きが体に浸みこんでしまっている。

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