ふと思い出し、情景が浮かんだ。毎年、親父の仕事納めの翌日(12月29日頃)あたりに、必ず餅つきを家で行っていた。長屋住まいで、餅つきを行うのは、お向かいさんと自分の家だけだったと記憶している。もち米をせいろ蒸し上げ、石臼で木づちでつく。せいろの火元は、材木をくべる。その材木の枝に火をつけて、振り回したものだ。ついた後は、のし箱に引き延ばす。鏡モチは2段で、つきたてとともに形を整える。あんころモチは、つきたてに、アンコをつめて丸めていく。白餅以外は、豆もち、エビもち、よもぎもちなどもあった。あまり、大根おろしで、つきたての餅を食べるという習慣はなかった。床の間に鏡餅を飾り、松の内が明けるころに(15日)鏡餅を小さく刻む。かちかちになっており、割るといったほうが正しいかもしれない。元旦、三が日は、ついた餅で、お雑煮に入れることになる。10個ぐらい平気で食べた記憶があるが、今はそんなに食べられないし、子供も食べない。当時と何が違うのか、わからない。このようなことを経験して記憶に残っていることが、何かのプラスになるのだろうか?すくなくとも近所付き合いはあったのは間違いない。
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