現代今昔物語―自分流儀。伝承。贈ることば、子供たちへ。不変のストーリー

我が息子と娘へ伝承したいメッセージをというのがきっかけで、時代が違っても考えかたは不滅といった内容を新世代達へ残したい。

西武ライオンズ

2014-06-05 | Weblog

西武ライオンズの伊原監督(65歳)が陣頭指揮から離脱とのこと。今年の1月から2月のころ、ラジオの今年のプロ野球ペナントレースの戦いに挑む新しく就任する伊原監督のインタビューがあった。その時語っていたことだが、まずは現有投手力でも十分戦える潜在的戦力はある。最近の若者へ厳しく指導していく。まずはユニフォームの着方からだ。ユニフォームの裾をだらしなく被せているだけの着方は禁止。ヤンキースの田中マー君のような着用はだめということだ。メジャーリーグでも、マー君と同様の選手を多く見つける。イチローの着方はOKだ。どうだろう。今、日本のプロ野球界では、最近の着用のしかた、マー君と同じようなほうが、7割以上占めているのではと推測する。もしかしたら、割合はそれ以上かもしれない。見た目はなんとなくだらしない。それでも支障がないのであれば、この流れはとめられないだろう。従来の着方は、全く違うものではあるが、昔の兵隊さんのゲートルのように思える時もある。実際に、まじかにゲートルと触れたことはないが。ただし、きっちりと織り込んでいるので、引きしまっている感じは出る。

約4年間、少年野球のコーチングスタッフとして関わった。当時でも、少年サッカークラブと比較して、野球系は体質が古いと思ったことがある。頭は丸刈りがベターだが、基本的に短め。それに比べて、FC(サッカー)系は、自由で、染めているガキまでいた。野球は、練習開始にあたり、誰もいないグランドに向かい、「グランドに礼」でスタート、終了時は、誰もいないグランドに向かい、「ありがとうございました。」 FC系も練習終了時にグランド整備(ならし)をしているのだろうが、雑。時にはやっていないことが明白ということもあった。もちろん、ユニフォームはおそらく今でも全国、昔風を貫いていることだろう。(だらしない風に着用している少年チームをほとんど目にしたことがないから。) 大人のコーチングスタッフは、特に野球系は、そのような指導方法で自己満足しているように思えた。

先の伊原監督だが、伊原さんのことはあまり知らない。ただし、3塁の走塁コーチャーボックスに立ち、選手の走塁指示が絶妙と紹介されていたことを覚えている。正直、それぐらいだ。ラジオのインタビューを聞いていて、正直、「自信満々に言っているけれど、そんな化石時代のことばかりで大丈夫かな?」 と思った。そう考えること、現状にメスを入れたい気持ちはすごくわかったが、本当にそれだけでいいの?と思った。一番違和感を感じたのが、グランドに集合したときとか、食事の時に、ひとりひとりスピーチさせるというものだ。自分の時代には、それがすごく功を奏したとのことだが、そんなことで、野球力がアップするなら、みんなそれをやればいいのではと素直に思った。自分が選手だと仮定したら、なんかぞっとするなと直感した。どうも、この手の、小生は、こりくつ(小理屈)と勝手に呼んでいるが、へりくつ でもなし、やたら正当性をもっておしつけてくる、本人も確証があるわけでもないのがみえみえなのに、あえてそれを押し通してくる。そういうものは好きになれない。

日本ハムの二刀流をやっている大谷選手。入団時のひとつのポイントだったと言っても、それだけにこだわっているような気がしてならない。なんか彼一人のために、チームすべてが、巻き込まれている気がする。楽しいのは、大谷本人だけ。自分が同チーム員と仮定したら、面白くもなんともないだろう。チーム成績は低迷している。彼を持ち上げるだけ、レギュラーになれない数人がいるはずだ。もちろん、それらの者たちが、大谷を押しのけるレベルをみせつければいいのだろうが、それとは別に、大谷との密約めいたものがあるいうか、大谷を大切に考慮しまうよみたいな、腫れ物に触るような雰囲気を感じてしかたない。

すべてが最新式のしくみがいいと言うこともないし、そうかといって大昔そのまま何も変えないというのも、というより、朗読会とか、なんか儀式めいたことは好きになれないなあ。


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