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環問題境<もう一つの真実>上

2008-07-04 17:30:00 | 国際・政治

温暖化COが主犯?

100_0854_2 北海道洞爺湖サミットを前に、地球環境問題が                           大きく関心を呼んでいる。官民一体で温暖化対                           策やリサイクル、省エネが進むが、一方でその                            効果や目的を疑問視する専門家も多い。異論を                           唱える3人の意見を基に、環境対策のあり方を                             あらためて考えた。(萩野貴生記)

6月25日に北大で開かれた地球温暖化講演会。                          「温暖化の原因はコンピュ-タ-シミュレ-ション                          から二酸化炭素(CO)の可能性が高い。ただ、                           科学はわからないことが多く予想は外れるかもしれない」。国立環                 境研究所(茨城県つくば市)の江守正多・温暖化リスク評価研究室                           長は将来に含みを残す発言をした。環境省が作製した冊子「STOP                            THE温暖化」。20世紀の100年間に地球の平均気温は0・6度上                           昇し、原因は化石燃料を燃やして排出されるCOと記されている。                           今や温暖化の“主犯”はCOで定着した感があるが、異議を唱える                           学者がいる。「『地球温暖化』論に騙されるな!」を書いた東京工大                            の丸山茂徳教授(地球惑星科学)だ。

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人為的影響には異論                                           雲によって変動

地球の大気の主成分(体積比)は窒素が78・08                         %、酸素が20・95%COは0・04%。丸山教授                          によると、人類の行為で増えるCOは気温に換算                          すると、年0・004度の上昇にしかならない。丸山                          教授は「温暖化ガスの多くが水蒸気で、気温の変                          動は水蒸気の塊である雲の量の影響が大きい」とみる。デンマ-クの               研究グル-プは昨年、太陽活動が地球温暖化に影響を与える仕組み                          を発表した。大要の活動により雲の量が変化し、気温も変わる。気温                          変動は人為よりも自然現象に左右されるというのだ。COが温暖化を                          促すのではなく、気温上昇が逆にCOを増やすという見方もある。温                          度上昇で海中のCOによる温暖化脅威説は「世紀の暴論」との論文                          を発表した。ハワイなどでの観測から、気温の上がった半年-1年後                          にCOが増えることが裏付けられたという。

寒冷化の不安も

では、COがなぜ“悪玉”とされたのか。丸山教授は「石油資源の                            ピ-クが見えてきた中、中国やインドなどの消費を迎え込む狙いが                            ある」とみる。むしろ懸念するのは寒冷化だ。丸山教授らの研究グ                            ル-プは「太陽活動のピ-クは過ぎている」とし、35年までに地球                            の平均気温は0・5度低下するモデルを出した。日本付近は1度下                            がる見込みで、「北海道では稲作ができなくなる恐れがある」と懸                            念する。今年1月の世界の平均気温は前年比0・5度、低下するな                            ど既に兆候が現れているという。丸山教授は「日本はCO削減より、                          食糧の安定確保など持論可能社会に向けた投資を優先すべき」と                            訴える。これに対し、国立環境研究所センタ-は「温室効果は水蒸                           気が最大に寄与している」と丸山教授らの主張を認める。ただ、「過                           去50年の気温上昇は人間が出したCOなどの温室効果ガスとい                            う考えは学会の主流」とし、一線を画す。CO主犯説一色に染まる                           現状。そこからは専門家の意見の違いや、将来の不確実性は見え                           てこない。

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