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(神奈川県小田原市根府川)
小田原から熱海、三島を結ぶ東海道の脇往還である根府川通りが通るこの地は、背後に山が迫り、地名を根府川(ねぶかわ)という。由来は海中に落ち込む崖の根が深いためという説があり、箱根外輪山からの溶岩が、白糸川の渓谷に沿って流れ、それが落ち込んだところということである。故に根府川石という石材を産出し、各地に運ばれて石碑等の材料となっている。関東大震災の際に白糸川に沿って地滑りが起き、当時は熱海線であった根府川駅と停車中の列車もろとも相模湾海中に転落し、多くの死者を出した。翌年、駅、路盤と共に長さ199mのワーレントラス橋である白糸川橋梁が再建された。その橋桁の下には釈迦石像を安置する半地下式の釈迦堂がある。
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