和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

出会いの季節。新たな友と幸の歩みを進めたい。

2010年03月31日 13時56分35秒 | 名字の言
   ■ 名字の言 ■

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 五十音村に住む『あ』から『ん』までの文字たちが言った。「五十音で唯一、音を持たない、小さい『つ』は役立たずだから要らないな」



その日から、小さい『つ』の姿が消えた。村は大混乱。「かえった(帰った)」が「かえた(変えた)」になってしまう。「うったえる(訴える)」は「うたえる(歌える)」、「いった(行った)」は「いた(居た)」……絵本「小さい『つ』が消えた日」(三修社)の話だ。



一見、無駄と思えても、存在する深い意味が必ずある、と物語は教える。人生勝利への広宣流布の活動にも一切、無駄はない。



ある友が転入してきた。多忙な仕事を理由に、信心から遠ざかっていると聞いた。地元同志が何度となく足を運ぶも、会えない日が続く。1年後の座談会。会場に見慣れない男性。同志が声をかけた。「初めまして」。彼は答えた。「初めてじゃありませんよ。あなたでしょう、ずっと、置き手紙で私を励ましてくれたのは。だから、『お待たせしました』です」。皆は喝采で、彼を歓迎した。



同志のもとへ足を運ぶのは、連絡などのためだけではない。生命の触発によってしか育まれない、幸福への生きる力を届けるためなのだ。出会いの季節。新たな友と幸の歩みを進めたい。

               (城)


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2010年(平成22年)
 3月31日(水曜日)
 【聖教新聞より転載】

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   ■編集後記■

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