和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

公約のつじつま合わせの民主党!

2010年03月24日 10時11分43秒 | 北斗七星
   ※ 北斗七星 ※

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「名を取って実を捨てる」のが現在の民主党だ。マニフェストで掲げたガソリン税など暫定税率廃止は「制度は廃止するが、税率水準は維持」。高速道路の無料化は、地方の交通量の少ない区間での「社会実験」にとどまる。



2010年度限りの子ども手当法案は、支給額がマニフェスト提示の半額で、地方負担を存続させるなど、従来の児童手当の拡充版だが、民主党は「子ども手当」の名称にこだわった。参院選が終わるまで「11年度から満額」の旗を降ろさないだろう。



名も捨て実も失ったのが、官房長官が自由裁量で使える官房機密費(内閣官房報償費)である。野党時代は「機密費流用防止法案」を提出するなど、記録作成や公開に熱心だったはずだが、今や完全に後ろ向きだ。



国会答弁も迷走中だ。平野長官は、鳩山政権発足後、国庫からの官房機密費について「月6000万円」と答弁(3月10日)していたが、15日には草川昭三副代表が内閣官房の資料をもとに追及すると、「6000万円」とは別に「月1680万円~2160万円があることを認めた」(日本経済新聞3・16付)



政権発足から半年が過ぎ、「政治とカネ」をめぐる不透明な対応が目立つ民主党。公約のつじつま合わせで、国民に失望感が広がるのは当然である。

           (山)


2010年(平成22年)
 3月24日(水曜日)
 【公明新聞より転載】

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