kosukeのきまぐれWORLD

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アイドル雑記帳 河合奈保子「コントロール」

2007-10-22 21:36:07 | アイドル

河合奈保子「コントロール」(1984)

先週土曜日、石原さとみちゃんのイベントに参加するため、東京へ行った際、いつものように神田神保町の古本屋街へ行き、昔のアイドルのレコードなど漁りに行ったところ、三省堂書店で、中古レコード市をやってるではありませんか!なんというラッキー!
ということで、漁っていたところ、長らく探していた、この、奈保子さんの「コントロール」を発見。思わずガッツポーズです。
この曲、奈保子さんの数ある名曲の中では、知名度もいまひとつかも、とは思いますが、私も含めた、八神純子さんファンならば、一度は聴いてみたい曲です。そうです、この曲、純子さんが奈保子さんに提供した曲なのであります。

提供した時期はわかりませんが、リリースが84年ということは、純子さんがレーベルをディスコメイトからMOONへ移籍しかけてた頃でしょうか?かなりアップテンポで、ダンス・ポップっぽい曲です。まあ、曲というより、アレンジがそう思わせるところも大ですが。奈保子さんにしてみても、この前の曲が「微笑みのメロディー」(作詞・作曲:尾崎亜美さん)、その前が「疑問符」(来生姉弟作品)ですから、これはひとつの冒険みたいなものだったかもしれません。
とはいっても、聴いていると惹き込まれるようなメロディです。
サビの部分の♪コントロールされて 心はセンチメンタル コントロールされた 涙で口づけした・・・というところのメロディは、何回も聴いていると病みつきになります。
出だしの部分も、とても素直なメロディラインでいいです。
ちなみに、パット聴きだと、中森明菜ちゃんの「十戒」とか、河合その子ちゃんの「哀愁のカルナバル」あたりがふっと浮かんできました。

しかーし、しかしですね、このシングルレコードの呼び物は、なんと言っても、純子さんの作品の中でも名曲(だと私は信じてます!)の「夏の日の恋」がB面にフィーチャーされているのです!!参考までに、純子さんの「夏の日の恋」は、「Mr.ブルー」のB面でした。ということで、私は今日、この二人の「夏の日の恋」を聴き比べるという、なんとも幸せな機会が持てたのであります。

まず、イントロがかなり違ってますから、イントロだけだと、同じ曲とは思えませんね。
で、奈保子盤の方が、音作りがトロピカルな感じです。純子盤は比較的落ち着いた、ほのぼの系アレンジになってます。
奈保子さんは流石の歌唱力を披露してくれてますね。あの独特の、かわいさを残した張りのある声で、高音も見事に歌いきってますし、すごくいい曲になってます。純子盤は、まあ、いつもどおりの純子節が炸裂してるわけで、それはそれですごく好きなんですが、奈保子版は、ヴォーカルに艶とかわいらしさが同居してる感じで、新鮮な感じです。

私は河合奈保子さんの大ファンであったことはないのですが、中学~高校時代、彼女が歌うのを見たり聴いたりするのは好きなほうだったと思います。最近でも、ベスト盤のCDはよく聴いてます。そういう意味では、一種のファンなのかもしれません。とにかく、奈保子さんが楽しそうに歌ってる姿は、見てる方まで楽しい気持ちにさせてくれましたからね。そんな奈保子さんが、私の大好きな八神純子さんの曲を歌う、なんと素敵なコラボレーションでしょうか!

余談ですが、この「コントロール」を発見するのと同時に、A面の5曲すべてが純子さんの作品であるアルバム「Summer Delicacy」のLPレコードも掘り出しました!オークションでは、このアルバムのCDはかなりの高値がついているんですが、まさかレコードで入手できるとは、これまたなんというラッキー!まだ聴いてないんですが、いずれ、レビューを書いてみたいと思います。

最後になりますが、今回、この河合奈保子+八神純子の作品に出会えたのも、その日、石原さとみちゃんが神田外語グループ主催のシンポジウムに出演してくれたおかげなのかなあ、という気がしてなりません。なんだか、さとみちゃんが私にとっての「幸運の女神」のように見えてきましたね。