何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

NWT-4000をエアバンドのモニターに

2018-07-07 18:50:09 | 電子工作


2018/07/06(金曜日) 雨


昨年の3月末頃、「SDR(ソフトウェアラジオ)」というものを知った。
地デジテレビのワンセグ放送をパソコンで受信するためのチューナーを
取付て専用の受信ソフト(何種類かある)で放送を受信するものだ。

このパソコンに取り付けるチューナー(SDRドングルというのだそうだ)
は中華製で価格は880円ぐらい(当時)だった。
パソコンにSDRソフト(フリーウェア)を組み込むのは何だかとても難しそう
だったが、もし失敗しても880円が無駄になるだけだからと購入してみた。

案の定、SDRソフトの組み込みでは悪戦苦闘したが何とか作動させることができた。
SDRソフトはラジオを受信するためのものだが、パソコン画面上にいろいろ
画像を描き出して特に電波の状況(スペクトラム)を表示してくれるのがなかなか面白い。

「あっ、ここに何か電波が出ている。 聞いてみよう!」

SDRラジオは地デジ・ワンセグチューナーを利用しているのでFM放送とか
それ以上の高い周波数の電波しか受信できない。
受信範囲は50MHz~1700MHzぐらいらしい。

オイらがよく聞くエアーバンドも電波の状況を見ながら受信できるので面白い。
ただ、SDRソフトの電波状況(スペクトラム)表示範囲は広くてもせいぜい3MHz
ぐらいで受信している電波から離れた周波数の電波は表示されない。
まぁ、あまり範囲を広くすると受信電波に同調を取るのが難しくなるからだろう。

でも何とか広い範囲のスペクトラムを表示してくれないかなぁ・・・

        (以上前書き。 相変わらず前書きが長いです。)


最近、NWT-4000というスペアナもどきのもの(簡易スペアナというらしい)を入手した。
工作した発振回路の出力状況とかフィルターの効果を確認するぐらいにしか使っていなかったが
これにアンテナを接続して作動させてみた。
アンテナ入力のままでは何も表示されないので広帯域アンプ(0.1MHz~2000MHz
+30dB)を挿入してみた。
これで何か電波を感じると画面に山が表示されるようになった。
表示範囲(スパンというらしい?)を300MHz~350MHzに設定してみるといくつかの
山が出たり消えたりしている。
これはローカルの航空基地と上空の自衛隊機との交信の電波だろう。

そこでHDSDR(ソフトウェアラジオのフリーウェア)を立ち上げて受信してみた。




この基地からはUHFのエアーバンドに3チャネル?の電波が出ている。
でも大体1チャネルぐらいしか出ていない。
ところが今日は3チャネルが同時に出ているのが確認できた。
NWT-4000は結構役に立つ。

そんな受信状況を動画でご覧ください。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする