何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

バーナーノズルの孔径とパワー

2016-03-19 19:18:08 | エンジン工作

2016/03/17(木曜日) 晴れ



小型ボイラーの燃焼を安定させようと、バーナーに送り込まれるガスの量を減らすべく
ノズルの孔を直径0.3mmから0.2mmにしてみた。
直径の比率ではわずか1/1.5(0.67倍)になるだけだがこの孔から噴出すガス量は
1/2.25(0.44倍)と半分以下に減少することになる。
(ガス噴出量が減った分、ボンベ圧力が高くなると思うので単純に計算はできないが・・・・)

これでは火力が落ちてパワー不足になると思ったのだが、不安定な燃焼が改善されて、
ガスが有効に燃焼すればそれを補ってパワーは増加するかもしれないし、燃費の良い
パワープラントが実現できるかもしれない、と期待を込めて実験してみた。

ところがパワーは大きくダウンしてしまった。
炎はおとなしく燃え上がって確かに安定した燃焼になったが、これでは使い物にならない。
バーナー面と釜底までの間隔を狭くしてみたところパワーは持ち直したがそれでも前よりも
大分ダウンしている。
ガス量が半分以下になるとパワーはそれなりだ。

そこでまたノズルの孔を0.3mmに戻して燃焼させてみた。
やっぱり火力が違う。
炎も力強く、燃焼の様子をみる顔面に熱気が熱く感じられた。

そのテストの様子を動画でご覧ください。










こうなると、やっぱりノズルの孔は0.3mmが必要だ。
そうすると燃焼異常を引き起こす心配がある。
あぁ、どうしよう・・・・ 世の中うまくはいかないものだ。

コメント (2)
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