何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

流れの無い水路で速度の測定

2016-03-01 15:12:18 | エンジン工作


2016/02/27 (土曜日) 晴れ


今まで自作したスチームエンジンボートの走航速度は「前より早くなったかな?」「ちょっと遅いかも?」などと
見た目の感覚で判断するしかなかったが、工作友人から教えてもらった“GPS-ロガー”なるツールを使って
具体的に計測できるようになった。
先日(02/23)に初めて計測してみたがこのときはテスト開始時刻も遅く、近場の川原の流れが緩やかな場所で
間に合わせたため、川の流れの影響を受けて最高速度は3.4Km/hとなっていた。

そこで今日は川の流れの無い淀みでテストしてみたのだが・・・・・・


↓ いつもの走航場所は水量がさらに少なくなってしまった。



↓ これではボートを走らせることはできない。



↓ いつもは水没している川底が丸出しで中州まで歩いていける状態だ。 



↓ 土手と中州に挟まれた水路なら何とかボートを走らせることができそうだ。
   ここは流れはほとんど無いようだ。    




土手(上は舗装された遊歩道になっている)と中州に挟まれた水路には水深があるところがあって
ボートを走らせることができそうだ。
ただし、水路の両岸はかなりの高さがあり、万一途中でボートが止まってしまった場合は救出は難しそうだ。
どうする?
今までエンジンは安定に動作しているし、まっ、大丈夫だろう・・・・・
というわけで走らせてみた。


その様子を動画でご覧ください。





ボートに搭載したGPSロガーが記録した最高速度は2.8Km/hだった。
なるほど・・・・ こんなものか・・・・・


↓ GPSロガーに記録された最高速度。(後刻、自宅で撮影した画像)




ちょうどそこに以前、ボイラーもエンジンも前世代のものを載せて走らせていたとき現場にいて
見物をしてくれた方がまた、通りかかって再度見物してくれた。

「エンジンを取り替えましたか? 走りが良くなっていますね!」

と感想を述べてくれた。
 
「ええ、ボイラーもエンジンも取り替えました・・・でも、こんなものでちょっと残念です。」

「いや、いや、なかなか良いですよ・・・ 大型客船が優雅に走っているようで・・・ 煙がいいなぁ・・・」

まぁ、そういう風に見えなくもない。 ノロノロ動作と優雅な振る舞いの差は紙一重だからね(笑い)

だけど優雅さなどとは無縁の工作実習生は「ビューっ」と風を切って走る姿にあこがれている。
せめて時速4Kmぐらいは走ってもらいたいものだ。





コメント
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