カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

年度末違え、やーさん

2010-03-29 20:32:54 | 本日の患者さん
寝違えというのがあるが、やーさんの場合は年度末の忙しさが創り出した年度末違えだ。

坐骨神経痛を訴えていらしてから8年。初めての上半身の訴えだ。

公務員であるやーさん。
年度末の忙しさは毎年やって来るだろうに、上部胸椎の痛みを訴えるのはかつて無かったことである。
しどろもどろの政権交代の余波でもあるのだろうか、、、。

うつ伏せになってもらい触診すると、徳さんの指が軽く触れるだけで、「痛い!」と言って身をよじる。
上部胸椎のことごとくが右に回転してて、おまけに頚椎の関節間にゆとりが無く、首の左右の動きに従って一本の棒状になってしまった上部胸椎が首の動きに従ってしまう。

すぐの矯正は危険なので、上部胸椎の痛みによって引き起こされる、関連した筋肉を緩めることから始める。

こんな時、徳さんは非情だ。
やーさんの訴える場所とは違うので、文句は無かろうと、ぐいぐいほぐす。
「これが治療でなかったら徳さんを殴り飛ばしてやる」とは、似たような症状の患者さんが吐き捨てたお言葉。
それ程に痛いのだ。

不思議なもので、それだけで頑固なやーさんの上部胸椎の歪みの50%以上が改善される。

やーさんもホッと一息。その時点で矯正可能な状態になる。