カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

只者でないバっちんの只者ではない痛み

2010-03-15 19:49:46 | 本日の患者さん
バっちんの脚のアキレス部を軽く押圧していた時だ。

「痛い!」特別な痛みに襲われたように叫ばれる。

バっちんの頬の筋肉を軽くつまんで揉もうとした時だ。

「痛い!」顔の表面を電気が走るようだとおっしゃる。

いずれもごく軽い押圧だ。

「こんなに軽い力で押しているんですよ」と、体の他の部分でその力を示すと

「でも、足の一点と頬は特別に痛い」とおっしゃる。

これらの痛みは徳さんがまだ経験したことのない訴えだ。
あれこれ可能性を考えたが、今のところ理解不能。これからの課題となる、、、。

でも、これらのやり取りの中で、段々バっちんがただの80歳を過ぎたご老人でない事が判明してくる。

「足の痛いところとは少し違うんですけど、踵の皮膚が少し変色しているんですよ」

「ここですね。押したら色が引いていきますから、色素沈着は無いようですね。毛細血管が発達してしまったんですね。その理由はよく判らないけど。これもこれからの課題ですね。それより脛の辺りの変色が強いじゃありませんか」

「ああ、これは蜂窠識炎(ほうかしきえん)の跡。モンゴルに行った時転んでばい菌が入ったの」

「蜂窠識炎といえば、化膿の程度の最上ランクですよ。この位は腫れたでしょう。これは痛かったでしょう」

「ええ、こんなに腫れて痛かったですよ」

「でも、モンゴルに行ったって事がすごいですね」

「インドに行った時は、生水は危険だから注意してたんですけど、歯磨きぐらいならと思って普段したら、唇がとんでもなく腫れたの。帰国してからお医者さんに見せたら、日本にはないとても強い毒性を持ったばい菌によるものだって」

「去年は、ペルーのマチュピチュの山に登ったのよ」

「ええ!標高が高いし、山道も整備されてないでしょう」

「その時は、他の人に迷惑かけちゃいけないから、息子に同行して貰いましたけどね」、、、。

バっちんは『喜寿からのゴルパー日記』というブログも毎日更新されている。
参った!