カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

寝つき問題、ガハっちん(ハは小文字)

2010-03-09 19:18:09 | 本日の患者さん
ほぼ1ヶ月振りにやって来たガハっちん(ハは小文字)。

なかなか忙しい様子だ。
予約を入れては、マネージャーさんからキャンセルの電話が入ることを繰り返していた。

「最近、又寝つきが悪いんです」とおっしゃる。

そりゃあそうだ。ガハっちん(ハは小文字)みたいな生活をしてれば誰だって寝つきぐらい悪くなるさ、と徳さんは内心で思うが口には出さない。
他人に時間を管理され、それをこなしていく生活は、かなりタフな人間でも、生き物としての生理に変調をきたすはずだ。
でも、それを承知で今の仕事を頑張っているガハっちん(ハは小文字)に何か申す事がありましょうか?といった気分だ。

施療途中で、ガハっちん(ハは小文字)からの質問。

「カイロと寝つきが良くなるというのは関係がありますか?カイロの施療を受けた後しばらくは良く眠れるんですが」

正直に答えるとしよう。

「う~ん。徳さんには良く判りません」

「直接カイロが寝つきを良くする、というのは理屈から考えて無いように思いますよ。ただ、実際にガハっちん(ハは小文字)がそんな印象を持っているなら少し考えて見ましょう」

「そうですねえ~」

まだ、良い答えが思い浮かばない、、、。
「そうですねえ~」なんて言ってるのは考える時間を稼いでいるだけ、、、。

「考えられる事の一つは、徳さんの施療は、ともかく全身を相手にすることです。肩が辛いといってる患者さんに対して、関係なさそうな足も結構真面目に施療します。極端に言えば、小指一本の訴えであっても、全身隈なくの施療をします。些細な一点のトラブルも実際には全身に波及しているからです。」

「そんな施療のやり方が、普段運動不足なガハっちん(ハは小文字)の体に適度な疲労を呼び、寝つきの良さを呼び込むんじゃないかな~。日頃、使われない筋肉を動かすことになるんだから」

「あと、考えられるのは、睡眠の中枢が延髄にあるという事です。脳みその芯の部分にある原始的な脳です。そこに血液を送っているのが椎骨動脈。首の骨の両側に穴が開いていてそこを通っています。頚椎や上部胸椎を正すことによって、延髄への血行が改善され、生き物として当たり前の状態になるというような事かな~」

その時は、こんな丁寧な言葉遣いをしてない事をご了承あれ。