カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

いささか躁状態の、タっくん

2010-03-13 20:10:15 | 本日の患者さん
患者さんを相手に、毎日毎日、同じような事を説明し、同じようなカイロの施療をしてて、よく飽きないものだと自分でも思うが、これが意外に新鮮な毎日なのだ。

今日のトピックス、といったものが必ずある。

かつて徳さんがカイロプラクティック修行中に教わった手技ではやらせてくれない患者さんに出くわす。(身障者の方はほとんどそうだといっていい)そんな場合、施療法を工夫していくしかない。その試行錯誤にはちゃんとある種の快感が付録として付いてくる。

徳さんの知らない病名をお医者さんから告げられてる患者さん。(ただただ徳さんの不勉強のせいだが、、、)そんな時、徳さんはなるだけ問題を簡略化しようと試みるようにしている。人の体のしくみは複雑だけど単純だ、という所から考えるのもありだと思っているからだ。複雑なことはお医者さんにお任せしよう。(ここは多少の皮肉も入っておりまする)

不特定多数の患者さんが見えるということは、様々な形態の生活をしてる人々が見えるということとイコールなわけで、徳さんはいながらにして未知との遭遇の機会の多い立場を堪能している。

そして、今日のトピックス。

タっくんが半年振りにカイロにやって来た。正直言ってうれしい。
某大手の建設会社人事部の理不尽な配置転換に端を発してうつ病に罹ったタっくん。
休職に追い込まれた後、半年前までは定期的にカイロに見えていた。
それがある時からピタリと音沙汰なしの状態に、、、。
その理由はついさっきまで分からなかった。

抗精神薬のせいか、やたらとハイになっていたタっくんは様々なところで浪費を重ねるようになっていた。人におごる。服飾に身を飾る、、、。
ストレス買いみたいなものが極みを達して、ついに母上から一切の出費行為の禁止を申し渡された。
徳さんとこのカイロもそのまな板に登ったという次第だ。

かくしてタっくんは、近くの整骨院へ。

整骨院は保険適用ということで、とにかく安い。
一回500円とか言う世界だ。
数をこなさなければ経営が成り立たない。

必然的に保険適用の対応は、遠赤外線治療、機械によるマッサージを経た上での簡単な施療になる。
それにあき足らぬタっくん。当然のように、保険適用外の鍼灸マッサージを求める。
結果、費用はかなりなものとなる。(この整骨院は不法請求ということで行政から指導を受けたそうである)

そんなこんなで徳さんのカイロにUターンしたタっくんでした。