山登り・里歩きの記

主に関西地方を中心とした山登り、史跡巡りの紹介。要は”おっさんの暇つぶしの記”でんナァ!。

聖徳太子の里・斑鳩散策(その1)

2014年01月13日 | 寺院・旧跡を訪ねて

2014/1/2(木)初詣に法隆寺を訪ねたついでに斑鳩を散策することに。
斑鳩小学校の側を通りました。校門と校舎塀が瓦葺き屋根つき,そして土塀風になっている。さすが寺院町の校舎だけあると感心した。塀だけ見ているとお寺と錯覚してしまう。



「ぽっくり往生の寺」「ぽっくり寺」とも呼ばれる吉田寺(きちでんじ)。ご本尊の前で祈祷を受けると、「ぽっくり」と安楽往生できるそうです。嬉しいような悲しいようなお寺さん。また「腰巻祈祷の寺」とも呼ばれるようだが,その由来は不明。





聖徳太子が法隆寺建設の場所を探していると,白髪の爺さんが現れ,この斑鳩の地を示されたという。この爺さん,実は竜田明神さんでこの龍田神社(たつたじんじゃ)に祭られている。
境内には,県指定の天然記念物になっている蘇鉄の巨樹がある。それよりも、広くもない境内に覆い被さっている一本の楠の木の大きさに圧倒されました。

龍田神社を北に丘陵沿いに上っていくと、10分位で藤ノ木古墳のある広場が広がる。その中央に真ん丸い古墳がお皿をひっくり返したように横たわっている。あたかもここに人工的に造られたかのように、矢田丘陵とのバランスも良い。ここも高松塚古墳と同じくらい有名な古墳なので、周辺は整備され解説板やベンチが設置されるなど公園風になっている。


法隆寺が陵山(ミササキ山)としてこの古墳を守ってきたので、盗掘を受けず副葬品がそのままの状態で出土している。また、合葬された二体の人物の人骨が埋葬当時の状態のまま見つかる。金銅製の冠や靴などを身に付けたこの二人は誰なんでしょうか?。人骨の調査では、北側の人物は17~25歳の男性、南側には20~40歳の男性の可能性が高いそうですが、今だ誰なのか確定されていない。場所からして、聖徳太子と関係深い人物であることは間違いないと思われます。
丸い円墳の南側に、中を覗けるガラス窓をもった扉があります。扉は開かないが、人が近づくとセンサーが働き内部の明かりが点く。中を覗くと奥に赤色の石棺が見えます。

詳しくはホームページで。
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