★本日の一枚☆ -とっても仲良し♪ムササビの赤ちゃん- 山梨県鳥獣センター :: 野生鳥獣の知られざる生態::: おはようございます。 季節はいよいよ春本番!甲府の桜も見頃を迎え 新しい季節の到来に、胸躍らせる主婦レポーターのみっちゃんです。 暖かくなって、姿を見せる動物たちも増えてきましたね! 今回は山梨県鳥獣センターで「フィールドサインを見つけてみよう」 という観察会が実施されたので、さっそく参加してみることに。 山梨県鳥獣センター ◆開館時間:午前9時~午後4時30分 ◆休館日:毎週月曜日(7月~8月は除く)、 休日の翌日(7月~8月は除く)、 1月1日~1月3日、12月29日~12月31日 ◆入館料:無料 ◆連絡先:055-252-9161 ちなみにフィールドサインとは、野生の生きものたちが残した痕跡のこと 古巣や足跡、繭がら、食べ残しといったフィールドサインを よーーーーく観察してみることで、そこから野生動物の生活の様子を 知ることができます。 ◆イラガの繭殻 ヨウチュウイ 幼虫は毒があるので、要注意なんちゃって。 ◆ヤママユガの繭殻 繭殻は薄い黄色だったり、鮮やかな黄緑色だったり、 幼虫が食べたものによって、繭の色が違うそうです。 繭に穴があいていれば、それは羽化した証拠! ◆クルミ リスは二つに割って食べます。 でも、ネズミはクルミの両側から穴を開けて食べます。 食べられた後のクルミを見れば、どちらの動物が食べたのか解りますね! ◆森のエビフライ ムササビやリスに食べられた後の松ぼっくりの形は、エビフライにそっくり! この自然の芸術は「森のエビフライ」と呼ばれているそうです。 鳥獣センターでは毎年、フィールドサインの観察会が実施されます。 今回の観察会では、小さなお子さま連れのご家族から、お年寄りまで。 みんな興味津々に職員さんの解説を聞いていました。 フィールドサインは、生きものたちが生きた証そのもの。 鳥獣センターの周辺をはじめ、私たちの身近なところで発見することが できますので、自然を壊さないようそれぞれのスタイルで。 生きものたちがたくましく生きている様子を、ぜひ観察してほしいですね 他にもセンター内にある展示館には、鳥獣の標本が展示されています。 特に、日本に20個体しかないと言われるイヌワシの標本や、 珍しい剥製は必見ですよ! 傷病鳥獣の救護室では準絶滅危惧種のヨタカをはじめ、 たくさんの鳥獣が保護されていました。 ムササビの保護活動の記録も見せていただいたのですが、 あまりの愛くるしさに、すっかり虜に…… 鳥獣センターの職員さんには、取材を通じて資料を提供していただいたり、 いっぱい貴重なお話を聞かせていただきまして。 本当に本当に、ありがとうございました!! 今回紹介しきれなかった職員・窪田さんとムササビの絆や、 白砂課長へのインタビュー、今年保護された鳥獣につきましては、 4月1日発行の広報誌4月号で紹介させていただきます さて、傷ついた野生鳥獣は日々、鳥獣センターへ運び込まれ そこで懸命な治療が行われます。 治療後、元気になった鳥獣は自然界に返っていくのですが 観察会の日も、リハビリが終わって元気になったスズメとメジロが 放鳥されました。 あっという間に大空へ羽ばたいていく鳥たちを、 眩しそうに見上げる職員さんたち。 「野生の生き物には、飼い主がいないんです。 一度、巣から落とされた弱いヒナは、人間が巣に戻しても また落とされてしまう。自然界は、とても厳しいんです。 でも、だからこそ、私たちが何とかしなくちゃ、って。そう思うんですよ」 白砂課長の言葉に、昔、テレビで見ていた「生き物地球紀行」の エンディングテーマ「Tomorrow」の2番の歌詞が頭をよぎりました。 人と野生鳥獣との共存は決して簡単なことではないけれど、 それでも共に生きていけたなら。 こんなに素敵なことはないと、そう思うのです。 本日のオマケ動画 |