
アジサイの名所、稲沢市の性海寺へ行ってきた。

↑本堂

この寺は、9世紀の初頭空海が創建し、江戸時代には尾張藩初代
徳川義直をはじめ代々の藩主より寺領を寄進された古刹である。

室町時代に建てられた多宝塔や本堂は国の重文に指定されている。

境内一帯は大塚性海寺歴史公園として整備され、今年も6月1日から
18日まで、『稲沢あじさいまつり』が開催された。


↑大塚古墳

↑古墳から境内を見る
園内には大塚古墳を中心に、約90種1万株の
あじさいが植えられている。
やや盛りは過ぎていたが、まつりが終わった後で
静かにアジサイを愛でることができた。

↑この川で泳ぎをおぼえた
小学校の二年生まで疎開をしていて、お寺や古墳、
脇を流れる大江川が遊び場だった。

まわりはすっかり変わってしまったが、
性海寺だけは昔のままのたたずまいだ。
藁葺き農家の離れを借りて、母と5人の子供が
暮らしていたが、その痕跡は何も残っていない。
70年の歳月は、時間を巻き戻すには
余りにも長すぎる。