名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

薪ストーブに火を入れた

2009年10月26日 | セカンドルーム

 

今日は朝から雨が降り続き、外の気温は10℃を越すことが無かった。
ただでさえ静かな集落は、雨が降ると野良仕事をする人も居ないので、人の気配はまったくない。
紅葉の真っ盛りだが、山はもやにかすみ色も冴えない。
昼間は家の中に居ることが少ないし、まだそれほど寒くないので暖房は朝夕電気ストーブで間に合わせている。


今日は今シーズン初めて薪ストーブに火を入れた。
デンマークのアンデルセンストーブを使っているが、日本でもベストセラーと言われるように、落ち着いたデザインと高性能に満足している。
すでにストーブの掃除をし、薪や焚き付け、道具類も部屋に入れて、いつでも使えるように準備をしておいた。
部屋の温度が11℃で湿度が80%を越して肌寒かったが、すぐに25℃まで上がり湿度も60%と快適な状態になった。
鋳物製の本体が150度ほどに熱せられ、そこからの輻射熱で部屋全体が暖まり、厳寒の夜でも体を芯から温めてくれる。
風も音も出ない柔らかな暖かさは、他の暖房機では味わえない心地よさがある。
いまどきの道具は、すべてスイッチONで動いてくれるが、薪ストーブは火を付けるにも薪を燃やすのも人手が要るし、炉や煙突の掃除、薪の手当てなど手間の掛かることも多い。
人の意思に関係なく動くデジタル万能の便利な時代に、人の手を借りなければ働かない道具は人間的で愛着が持てる。
しんしんと雪の降る寒い夜も、炎を見ているだけで心も癒されるので、山里暮らしで心強い存在になっている。

コメント (2)
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