名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

はたらき蜂

2009年10月20日 | セカンドルーム

 

天井裏へ出入りしていたスズメバチの数がめっきり減って、飛ぶ勢いも衰えてきた。
巣に餌を運ぶ仕事が無くなった「はたらき蜂」は、壁や戸に止まって羽を休めている。
夏中働き通した蜂たちは、やがて力尽き、地面に落ちて息絶える。
交尾が終わった女王蜂だけが巣を離れ、地中で越冬をして子孫を残す。
毎年冬を前に見かける風景だが、それぞれの役割を果たして消えていく昆虫たちの姿は何ともはかない。

はたらき蜂ほど真面目でないが、今日は中断していた薪割りの続きをすることにした。
丸太の山を薪にして、軒下に積み上げる作業は、雪が降る前に終えなければならない。
先日、チェンソーで玉切りしておいた、比較的太い楢の木を割り終わった。

 
割った薪を一輪車で運び、物置の左半分と右上のスペースに積み上げた。
あとは細い枝が一山残っているので、それを処理すれば薪作りは完了する。


去年作っておいた乾いた薪を窓の外に積んで、いつでも使えるように準備した。
もう資産が増えることはなくなってしまったが、積み上がっていく薪の山を眺めていると、何となく心が満たされてくる。
「はたらき蜂」のように、休むこともなく働き通していたら、資産が残って命は消えていたと、思ったりしている。

コメント (2)
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