名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

山里の「はさ干し」

2009年10月06日 | セカンドルーム

 

朝のうち小雨が降ったが、今日は農作業をするには支障の無いお天気だった。


昨日、稲刈りが終わった隣の田は、今朝からはさ架けを始めて夕方には終わっていた。
あとは1枚の田を残すだけだと、老夫婦はほっとした表情をしていた。
子供の頃からやっていたとは言え、仕事は速いし手際の良いのにはいつも驚かされる。
このおじいさんの立てた「はさ」は、台風が来ても倒れなかったと評判だ。
山に当たった風が吹き返す向きまで読みながら、通風と日照の最も良い位置で決めていくという。
何気なくやっているような仕事でも、長い経験と勘によって裏付けられているようだ。
稲刈りが終わってない田も残り少なくなり、終わった田んぼはいろいろな表情を見せてくれる。


脱穀が終わった田は、干しわらが人の姿のようで面白い。

 


「はさ干し」も1段から5段までさまざまだが、高いほどよく乾くが、はさ立てが難しいし、下から放り上げる人も要るので、この集落では3段が多い。
わが田は無難な2段にしたが、いつか5段に挑戦してみよう。

コメント (2)
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