名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

蓮の花

2008年08月07日 | セカンドルーム

 

昨日の夕方、ゲリラ豪雨が去った後の西の空は、不気味な朱色に染まっていた。
円柱状の雲が幾本も上空に向かって立ち上り、帯のようになって流れていった。
茜色の鮮やかな夕焼けは清々しいが、べったりと赤い絵の具を流したような空からは、夕暮れの爽やかさを感じない。
こんな空を、最近はよく見かける。

今朝は、辺りがもやに包まれて涼しかったが、日が高くなると蒸し暑さが戻ってきた。
廃屋の脇にある湿地の蒲の穂や、池のはすの花が開き始めた。

 
以前は水田だったが、今は住む人も耕す人も花を見る人もいないのに、毎年変わらぬ姿で咲く花は、いつ見ても切ない。
今年は、青い空に白い入道雲の夏姿を見ないままに、立秋をむかえてしまった。

コメント
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