
3月15日、京都和敬会の特別拝観で次に天龍寺の開山堂・臨川寺へ向かう途中に小さな神社があるのをご存知でしょうか?








大堰川が渡月橋を過ぎると桂川に名称を変えますが、桂川の左岸沿いにはお土産物屋さんが並んでいますが、その間の細い通路の奥に大井神社が鎮座されています。


延喜式内社で、ご祭神は宇賀御霊神(うがみたまがみ)で秦氏の時代からの由緒ある神社です。
大堰川の守神また、商売繁盛の神として古来から住民の信仰が熱い神社です。
堰神社、大堰神社、大橋神社とも呼ばれ、秦氏が大堰を造ってこの地を開拓したとき、治水の神として祀ったのが起こりともされる。
また、江戸時代の豪商・角倉了以も熱く信仰されていたそうです。
創建年代は不詳ですが、「延喜式神名帳」に記載がある古社のひとつです。(異説はありますが)
明治10年(1877)に村社に列格され、今日に至っています。
現在の社殿は野宮神社の旧社殿を譲り受けたものだそうです。
この様な路地の奥にも延喜式神名帳に記載の古社が存在するのが京都の奥深いところです。
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