
5月19日は世界文化遺産にも登録されている苔寺(西芳寺)を拝観しました。










































JR東海ツアーズの企画での参加で8時50分に「衆妙門」に集合で一般の方の拝観(事前予約制)前に境内に入れます。
この日は生憎の雨でしたが、ここ苔寺の拝観には雨がが降っている方が好都合です。
晴天が続くと茶色くなってしまいますが、雨が降ると苔は見事な輝きを放ちます。



夢窓疎石作庭の庭園ばかりに気が行ってしまいますが、ここは禅宗寺院、、、
本堂(西来堂)で写経をし、ご本尊さまに奉納した後でしか庭園に出る事は出来ません。




ご本尊阿弥陀如来像を囲むように昭和の京都画壇の重鎮・堂本印象画伯による104面もの襖絵が描かれています。
以前は「般若心経」を写経していましたが、最近では短い「延命十句観音経」になっています。




写経を終え、ご本尊さまに納経し庫裡の横にある門から庭園に出ます。






苑路を進むと雨をたっぷりと吸った苔庭が広がり、右手には"少庵堂茶室"が静かに佇んでいます。




さの先には千少庵(利休の娘婿)が作った茶室“湘南亭(重文)"があり、幕末の一時期、岩倉具視がここに隠れ住んだそうです。




しかし、苔の美しさには素晴らしいものがあります。
現在、約120種類もの品種の苔が自生しています。
作庭当時は心字池を中心にする池泉回遊式庭園でしたが、近くに西方寺川が流れ、常に湿度が高い事から自然に苔庭になったそうです。




三つ目の茶室"潭北亭"です。
内部には入れませをが、茶室前にはベンチが置かれ、素晴らしい景観を楽しむ事が出来ます。

上段の庭への入口「向上関」です。
以前は自由に拝観出来ましたが、現在は通常非公開エリアとなっています。
夢窓疎石作庭の石組が残り、楽しみにしていたエリアですが、久しぶりの西方寺、、、
写経や拝観エリアなど色々と変更されていますね。




しかし、十二分に楽しめた西芳寺でした。
次に近くにある"地蔵院"を訪ねます。
当面はkmytさんのブログで見せていただきます。