
8月19日は、旭堂南龍さんの「講談」を鑑賞し、次にお楽しみのコラボレーションディナーです。
































マシュー・キャロル 総支配人、高橋慶支配人、女将の阪口順子さんの挨拶で"春宵会"の宴の始まりです。



夜の帳が下り、会場もいい雰囲気になって来ました。

左は、山荘京大和・中島光雄料理長、右はパークハイアット京都・井料剛総料理長です。
おふたりが手掛ける、旬の食材を厳選した全7品の和洋折衷特別ディナーが楽しみです。
開業以来おふたりがコラボし、料理を提供されるのは初めての事だそうです。
明かりは蝋燭のみの幻想的な雰囲気です。
蝋燭の周りは大根と人参の"かつらむき"で出来ています。
① 先付(京大和)
春野菜ゼリー寄せ
螢烏賊 白髪独活 花弁人参 黄身酢掛け


ほたるいかを使った凝った一品です。
味、食感ともに美味しかったです。
② 椀盛(京大和)
潮汁仕立
蛤と筍のしんじょう



磯の香りがいっぱいの椀物です。
3月は"桃の節句"
蛤と筍との真薯、、、利尻昆布の上品な風味が美味しかったです。
③ 島台盛り〜(京大和)
ふきのとう胡麻豆腐
菜の花と車海老の白和え

おしどりの器の下には
フォアグラのテリーヌデコポン
鴨胸肉 アスパラガス(パークハイアット京都)
料理が同じ島台盛りにのっています。
和洋折衷の特別な料理です。




「西陣魚新」さんで頂いて以来の島台盛りの料理です。
「島台」とは婚礼その他のめでたい儀式のときの飾り物です。
州浜の台の上に松竹梅を作り、これに尉じょう・姥うばを立たせ、鶴・亀などを配したものです。
蓬莱山ほうらいさんをかたどったものといわれる。
おしどりの器の中には中島料理長の渾身の料理が2種類が盛られています。
いずれも"春"を実感する食材を使った料理で少し"ほろ苦い"のも春の美味しさです。


食事の途中にも、シャンパンをはじめ日本酒や赤・白ワインが振る舞われます。
料理にあったペアリングです。
④ 魚料理(パークハイアット京都)
金目鯛 えんどう豆 ムール貝

金目鯛の鱗付きの一品です。
京都ではグジ(甘鯛)で出される事が多いですが、金目鯛ははじめでした。
身の美味しさと皮目のパリパリ感が同時に楽しめる美味しい一品です。
⑤ 肉料理(パークハイアット京都)
黒毛和牛テンダーロイン
新玉ねぎ
赤ワインソース

ヒレ肉だけに柔らかく、赤ワインソースとの相性も抜群です。
また、添えられている新玉ねぎも飴色に近くなるまで調理されていて、非常に甘みがあり美味しいです。
赤ワインソースの美味しさはイタリアン料理出身の井料さんの真骨頂です。
⑤ ご飯(京大和)
筍ご飯 赤だし 香の物



今から旬を迎える筍のご飯です。
この食感がたまりません。
非常に美味しかったのでお代わりをお願いしました。
⑦ デザート(パークハイアット京都)
ピスタチオアイスクリーム ストロベリー


「KYOTO BISTRO 」得意のデザートです。
ピスタチオアイスクリームは、深みのある旨味が強く感じる美味しさです。
値段は5万円でしたが、明治維新の歴史ある「翠紅館」の会場と旭堂南龍さんの"講談"、京大和の京料理、パークハイアット京都の洋食、そしてお酒のペアリングが楽しめる非常に価値のある「春宵会」でした。



次回の開催が楽しみです。
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