京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

建仁寺塔頭 西来院(せいらいいん)

2024年04月14日 07時33分00秒 | 日記
 4月9日、「都をどり」を観賞し、その後すぐ近くにある建仁寺に来ました。



鎌倉時代の応永年間(1394〜1427年)、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)によって前身「清本院」が創建されました。

栄西禅師が建仁寺創建以降、天台、密教、禅の三宗兼学でしたが、第11代蘭渓道隆の時から純粋な臨済宗の道場となりました。









やって来たのが建仁寺塔頭寺院のひとつ西来院(せいらいいん)です。

これまでは全くの非公開寺院ですが、毎年10月に行われる京都大学書道部の発表会に来ていました。

この度、本堂と四つのお庭を改修され、夏場を除き通年公開されるそうです。





大阪箕面から譲って頂いた"しだれもみじ"です。
ちゃんと根付いています。







表門を入ると右手にはブルーボトルコーヒーさんがコーヒートラックで出店されています。
お寺では珍しく買ったコーヒーを方丈で頂く事が出来ます。




方丈庭園「峨眉乗雲」

中国・四川省の「峨眉山」(がびさん)と雲海を表現した庭園。

峨眉山は中国の仏教の聖地で、ユネスコ世界遺産にも登録されている名勝地です。

蘭渓道隆は日本で最後を迎えますが、やはり晩年は望郷の念にかられていたと言われ、そんな蘭渓道隆の坐像から眺められるように宋の「峨眉山」を表現した庭園になっています。

縁側でコーヒーを頂いていると霊源院の雲林院和尚が来られ、一緒に庭を眺めながらお話をさせて頂きました。





前庭「九華青蓮」

ゆるやかな築山の中に9つの徳島の阿波青石が配された枯山水庭園。

中央の石は釈迦如来に見立てながら、その石の配置は「蓮の花」が開いている様子を表しているそうです。

(和尚は霊源院とここ西来院の住職を兼務されています。)

方丈は数十センチ傾いていて、ジャッキアップして基礎を固めて修復されました。











天井には霊源院と同じ中国のビジュアルアーティスト陳漫(チェンマン)さんの白龍図が描かれています。

4つの庭園はそれぞれ別の造営会社が請負い、方丈前庭は中根庭園研究所の中根行広・直紀兄弟による作庭です。
以前にあったもみじの木を生かしながら白川砂に苔を配した立派な枯山水庭園に生まれ変わっています。
(仲の悪い某O川兄弟とは違いますね!)







中庭には亀甲竹と蘭とが植えられ、据えられている石器は樂家当主・吉左衛門の弟樂雅臣さんの作品です。







この四つの庭園を僅か二ヶ月の突貫工事で作庭されたそうです。

作庭にあたり中根宏行さんと雲林院和尚が一緒に徳島の山奥まで景石を探しに行かれたそうです。
黒っぽい巨石を見て"これはいい石!洗えばいい庭石になる"と言われたそうです。
さすがはプロの成せる技・眼力ですね。

塀も修復され一千万も掛かったそうです。
和尚は"原料は土やろ!何で一千万も掛かるんや!"とぼやかれたそうです。

今後は通年公開され、工事費用を長期で賄って行くつもりだそうです。






達磨大師のお軸の横には、"キーヤン"こと木村英輝さんが奉納された金屏風「登竜門」(鯉が滝を登って龍になったという故事)が描かれています。

阿吽の双龍図、、、迫力があります。



建仁寺に新たな名所?が誕生しました。
秋の紅葉が今から楽しみです。





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