3月5日は、京都古文化保存協会主催で相国寺の塔頭寺院のひとつ光源院を拝観しました。


























昨年の"京の冬の旅2024"でも公開された相国寺の塔頭寺院のひとつです。
今回は、京都古文化保存協会主催で毎年春と秋に行われる「京都非公開文化財特別公開」の一環で、今回初めての3月開催で相国寺法堂・方丈・浴室とここ光源院の二カ所が公開されています。
(3月2日〜9日)


ご本尊さまは釈迦如来。応永28年(1421)、相国寺28世の元容周頒(げんようしゅうじゅ)塔所として創建され、当初は広徳軒(こうとくけん)と称していたそうです。
光源院は、室町幕府13代将軍の足利義輝が"永禄の変"で死去しその菩提寺(ぼだいじ)となりました。
後に義輝の院号から「光源院」に改称されています。


本堂には、室中の12面にわたり、日本画家・水田慶泉(みずたけいせん)半年がかりで描いたという、禅宗寺院には珍しい十二支の襖絵があります。




本堂仏間には釈迦三尊像と十六羅漢さんが安置され、ご本尊前には足利義輝公のご位牌がお祀りされています。
また、本堂南には枯山水庭園「十二支の庭」があり、その名の通り、自然石で十二支を表した庭も広がっており、見所のひとつになっています。



行者堂には禅宗寺院には珍しく「神変大菩薩像」などが安置され今回、弘法大師像と不動明王像と共に特別公開されています。




令和元年に作庭された新しい庭園で、十二支の襖絵と対になるように景石が配置され、京都の名石だけではなく、四国の伊予青石や高知赤石なで各地の銘石が使われています。
作庭は曽根造園さんです。

書院では呈茶をされていて勿論頂きました。


なお、境内は全て撮影禁止なので、掲載の写真はネットからお借りしました。