こんにちは浦田関夫です

市民の暮らしを守るための活動や地域のできごとを発信・交流しましょう。

玄海原子力発電所からの温排水毎秒238トン

2009年09月16日 06時01分03秒 | Weblog
 先日の市議会一般質問で、原子力発電所排水周辺に「ニセ黒ナマコ」(熱帯地方に生息)が多数発見されたことを質問しました。

 総務部長は、4号機ある玄海原子力発電所からの温排水は、毎秒238トンにものぼることを答弁しました。

 ピント来ませんが、1分間になおすと14,280トンとなり、中学校のプール31杯分が1分間に排出されていることになります。
 一日では、56,800杯分にものぼります。

 海水温度の差は、7度以内にして排出しているということですが、1度でも温度があがると、温度調整機能を持たない魚などに影響があるといわれています。

 このような大量の温排水が30年にわたって排出されていて「影響がない」とは言えないはずです。

 しかし、海域の調査をしている県は、1年に2回おこなう「玄海原子力環境安全連絡協議会」に報告していませんでした。

 シッカリ調査をするよう求めました。


 
 私は、「原子力発電は、発電中にはCO2を発生させない」という「環境に優しい発電」と宣伝についても指摘しました。

 確かに発電中はCO2を排出しないかもしれないが、一方で、原子力発電所は膨大な廃熱を出しているのを隠しているのです。

 大量の温排水を海水に直接排出し海の温度を温めるということは、「温暖化」を加速させていることと同じことです。
 
 そのような原子力発電所の抱えている問題を知らせず、「発電時にCO2を排出しない」という部分的な事実をことさらに強調するのは、公正な宣伝方法とはいえません。

 原子力発電所は、発電時だけでなく、放射性廃棄物処理にかかる作業すべてを含めて、多くの課題があることも知らせるべきであると考えます。



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1 コメント

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全く同感 (ikiiki)
2010-02-18 11:13:58
初めまして、下関市民です。上関原発計画を止めたいと願う者です。この温排水問題、大変重要な指摘と思います。私のミクシイ日記に転載させていただきますね。
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