古川知事は、九電の第三者委員会から指摘があった、2005年の県主催公開討論会で九電の「仕込み質問」を県側が承知していたのではないかという問題で、副知事を中心に「内部調査」をはじめ、11月下旬の県議会までに結果を報告することを明らかにしました。
副知事という、いわば「身内の調査」で真相が究明できるのかいささか疑問であります。九電でさえ「第三者委員会」を設置して真相究明をしています。これでは「お茶おにごす程度」で幕引きをしようとするもので、古川知事のこの問題に正面から取り組もうとする市政が感じられません。
従業員が社長に「あなたは辞めなさい」とどうして言えるでしょうか。そんな調査結果を報告するとは考えられません。
玄海1号機の脆性遷移(ぜいせいせんい)温度を調べる調査委員会を設置することについても「現在、動きはない」としたうえで、国に下駄を預ける発言をしています。
古川知事は、1号機の老朽化について前向きな発言をしていましたが、この問題でも後退の姿勢に変わっています。
玄海原発4号機が復水器の異常で自動停止しました。
九電の第三者委員会の郷原委員長は17日の県議会の特別委員会に出席するそうです。
どんな発言をするのか注目されます。
今日は、市民厚生常任委員会で大阪の方に1泊2日で視察に出かけます。
その様子は後ほど報告します。
「知事の言動に問題はなかった。九電第三者委員会は事実を誤認している。」
これを受けての県議会自民党会派の答弁。
「知事の潔白が証明された。原発の再稼働に向けて検討すべき。」
これまたアリバイ作りのやらせシンポジウムと同じだな。佐賀県はいい世間の笑い物(笑)