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2006年6月5日開始
北海道札幌市
日々、家族の幸せを願いつつ生きる50歳

思い出の日本ダービーⅤ

2007年05月25日 20時32分13秒 | 競馬

2000年 アグネスフライト

  

1998年、1999年と前人未到のダービー連覇を成し遂げた武豊。

この年は、皐月賞を制したエアシャカールで臨む。

もちろん1番人気。

ダービー3連覇という、大記録に挑む。

    

ところで・・・

競馬界では、騎手はデビューする際に必ずどこかの厩舎に所属します。その厩舎の調教師が管理する馬にレースや調教で乗って技術を磨いていく。

武豊がデビュー時に所属していたのは、武田作十郎厩舎。

当時、父の武邦彦も既に調教師となっていましたが、彼は父も騎手時代に所属していた武田厩舎の門を叩きました。

そこに先輩騎手として所属していた河内洋。

武豊にとっては、目標とすべき騎手。

武田調教師も豊に「河内を見習え」と言って、豊の成長を見守っていたそうです。

      

その河内洋、

このダービーでは3番人気のアグネスフライトに騎乗。

彼は、まだダービーに勝ったことがない。

  

この2頭によって、勝利が争われるであろうことを確信していた半兵衛。

この2頭絡みの(熱い)馬券を握りしめていました!

           

後方4番手からレースを進める豊。

なんと、最後方にいる河内。

有力馬2頭が後方から、前の様子をうかがっている。

3コーナーから進出した武シャカールが、残り300mで先頭に立つ。

そのとき河内フライトは、まだ3馬身ほど遅れていた。

が、小さな体で、外から力強く迫ってくるアグネス。

残り100mで、遂にシャカールと体を合わせる。

2頭は壮絶な叩き合いの末、体を並べてゴール。

  

河内の夢か!

  

豊の意地か!!

  

どっちだっ!!!

  

たった7センチの差で、

兄弟子河内、ダービー初制覇。

弟弟子の豊、3連覇ならず。

半兵衛が見たダービーの中でも、最も素晴らしいダービーだったと思います。

  

そして、

  

握りしめていた馬券。

競馬ファンとして、ではなく、で馬券を買う、年にたった一度のレース、日本ダービー。

  

大きな力になり、

信じられない結果に・・・

腰が抜けそうになりました。。。