遂に武豊が、ダービーを勝つのか?!
天才は、1番人気のダンスインザダークに騎乗。
ダンスは皐月賞を熱発で回避したものの、復帰戦のプリンシパルステークスを見事な形で勝利し、ダービー制覇はほぼ間違いないと思われていた。
注目のレースが発走。
流れに乗り、非常に良い感じでレースを進めるダンス。
最後の直線、人気馬らしく早めに先頭に立つ。
これぞ、横綱相撲と感じさせるほど、見事なレース運び。
ダンスの勝利、武豊のダービー初制覇を確信したそのとき、外から1頭の馬が飛んできた。
その馬の名は、フサイチコンコルド。
7番人気のこの馬が、ゴール前できっちりダンスを捉え、ダービー馬となる。
まだたった3戦目の馬。しかも約3ヶ月振りの休み明け。
後に、奇跡のダービー馬と呼ばれることになる。
うそぉ~・・・
ダンスインザダーク&武豊を応援していた自分。かなりショック。
恐らく、直線で勝利を確信していたであろう武騎手も、相当ショックだったのではないかと思う。
だけどゴール後すぐに、彼はフサイチコンコルド鞍上の藤田騎手に対し手を差し出し、二人はガッチリと握手を交わしたんですよね。
非常に悔しい思いをしているだろう中で、相手の勝利を称えた天才の行動が、とっても印象に残っています。
豊はいつダービーを勝てるのだろう?
あのダンスインザダークでも、ダービーを勝てなかった武豊。
本当にそう思いました。