大学予算削減
“教育の質 下げている”
三重大学長と共産党が懇談
日本共産党三重県委員会と県議団は22日、国立大学予算削減や学生の就職問題、地域医療の問題をめぐって、津市の三重大学で内田淳正学長、野村由司彦副学長、竹田寛医学部付属病院長らと懇談しました。大嶽隆司県委員長、萩原量吉、真弓俊郎両県議、中野武史書記長、今井靖也青年学生部長が出席しました。
大嶽氏が、政策にいかすため率直な意見を聞かせていただきたいとあいさつしました。
内田学長は、運営費交付金が6年間で5億円以上削減されれば、教職員を減らさざるをえないと説明。「今の日本は予算を減らすことで教育の質を下げつつあります。人材育成に力を注ぐことこそが国の本来あるべき姿です」と話しました。また県委員会が事前に提出した日本共産党の大学の危機打開へむけた提案について「われわれにとって追い風になる、非常にいい内容です。ぜひ世の中にアピールしてほしい」と語りました。
野村副学長は学生の就職活動の早期化について「3年生のうちから授業を休む学生が増え、教育にとって大きな損失です。企業が早めに人材を欲しがり、学生もそれにあわせて動かざるをえない。社会的に変えてほしい問題」とのべました。
竹田院長は、地域の医師の偏在・過疎化への対応について、「これまで医師派遣を大学病院と医学部とでバラバラに動いていたが、それを見直し、連携して対応する体制を今年度から整えました」と語りました。
懇談には、豊田光治津市議、釜井敏行民青同盟県委員長が同席しました。
しんぶん赤旗より
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