かえるネット木津川南

大阪市南西部で活動する日本共産党の青年後援会のブログです。

福祉充実 財源は十分

2011-03-02 22:17:24 | 府政・市政

2011年3月2日(水)「しんぶん赤旗」

福祉充実 財源は十分

CS番組 小池氏語る


 革新都政をつくる会の小池あきら知事予定候補は2月28日、CSテレビ「朝日ニュースター」で金慶珠東海大准教授のインタビューに答え、知事選の争点から国政問題まで語りました。

 都知事選への出馬の決意を問われた小池氏は「政治を変えたい、とくに都政を変えなければならないと思った」と述べ、石原都政が12年間で老人福祉予算を全国2位から最下位になるまで削る一方で外環道など巨大開発を進めていることを批判。「これから高齢化社会を迎える中で一番大切なのは、十分な医療・介護を受けられる都市にすることです。巨大開発やオリンピックよりも、安心して住み続けられる福祉都市・東京にしたい」と力を込めました。

 「財源」を問われた小池氏は「大丈夫です。東京の財政状況はとても豊かです」と答え、都には活用できる積立金が1兆2000億円あると指摘しました。これを当面活用しながら都の予算規模の4%にあたる2500億円を組み替えれば、特別養護老人ホーム1万5000人分の建設や国民健康保険料の引き下げなどが実現できることを示しました。

 各地の「地域政党」や河村たかし名古屋市長の「減税」が取り上げられました。小池氏は、名古屋市の「減税」は定率減税で、金持ちや大企業は大減税される一方、庶民にはほとんど恩恵がないと批判し、「減税というなら国民健康保険税(料)を減税するのが一番の暮らし応援だ」と強調しました。

 金氏は「数百円の減税で福祉はどんどん削られると。そういった意味では、今回の統一地方選では慎重な一票が求められると思います」と応じました。



大阪市の国保滞納、学資保険差し押さえに待った

2011-03-02 12:23:36 | インポート

2011年3月1日(火)「しんぶん赤旗」

大阪市の国保滞納、学資保険差し押さえに待った

共産党の追及受け、市長が方針変更


 子どものための学資保険までむしりとる国民健康保険料滞納世帯への制裁に怒りが広がっている大阪市。平松邦夫市長は「丁寧な対応」(25日の記者会見)をすると表明しました。大阪市の国保をよくする実行委員会などの府民運動と結び、日本共産党の志位和夫委員長の国会質問や党市議団の論戦で、人権無視のやり方が変更を余儀なくされました。

 2月2日の衆院予算委員会で、志位氏は学資保険差し押さえを通告された大阪市内の飲食店主からの訴えを紹介。「子どものため、こつこつ積み立ててきた学資保険まで差し押さえる。あまりにひどい事態だ」とただすと、菅首相も「胸の痛む思い」と答えました。

 大阪市議会でも10日の民生保健委員会で、北山良三市議(西淀川区)が差し押さえの撤回を要求。22日の本会議では、せと一正市議(此花区)が代表質問で「子どもの教育・進学のためという目的で掛けている学資保険を差し押さえることは行政がやってはならない」と迫りました。

 平松市長は「関係法令に基づき、滞納処分を行っている」と答弁。せと市議は「進学したいという青年の希望をふみにじっても構わないというのか」と再質問で追及しました。

 記者会見で平松市長は「共産党からあった学資保険の差し押さえについて改めるべき点がある」と表明。「少額の学資保険を苦しい家計のなかから子どものために営々と積み立てている場合には留保する」と指示したことを明らかにしました。