「子どもの昼寝に布団が必要か? 床に直接寝かせればいい」(「毎日」5月23日付け)
担当部局との「保育所の設置基準面積の緩和」についての議論の際、民主党の長妻厚生労働大臣はそう発言したそうです。
子どもを床に雑魚寝させれば一人当たりの基準面積が小さくすむからです。
政権が交代してから10ヶ月。保育所に入りたくても入れない待機児童の問題の解決のために民主党が進めてきたのは、認可保育所の数を増やすことではなく、定員以上に子どもを「詰め込む」ための最低基準の撤廃、給食の外部搬入など「規制緩和」の強行でした。
認可保育所を増やし、安心できる保育をつくるのか、それとも国の責任を投げ捨てる保育制度の改悪を許すのか?
今度の参議院選挙では保育の未来がかかる重要な選択が問われています。
日本共産党は待機児童問題解決のため、毎年10万人、3年で30万人分の認可保育所建設、保育内容と保育環境の充実を、消費税増税なしの財源と一体で提案しています。