多摩川水練場
２４時間クーラーをつけっぱなしにしてはいけない、という声がする。体にいけないし節電にもっと協力しなさい、という声がする。
原子力発電を減らしたほうがいいと心の片隅で思っているのにクーラーつけっぱなしでは筋が通らない。暑さに弱くクーラーにさまさまでは原発反対と声高に叫べない。
というわけで１日のうち８時間はクーラーを切ることにしている。
７月は熱帯夜になることが少なく０時から１２時までの１２時間をクーラーオフにしていたが８月になって夜もつけるようになった。
起床する朝の４時ころから１２時までなんとかクーラーを切っている。
平日は午前中パート労働にクーラーがないところへ出かけるので８時間オフが守られているが休日はどうするか。
１ｋｍ先の武蔵台文化センターへ行きそこの冷房の中での読書をしばらくした。そのうち同様のことを考える主にリタイア男性が増えてきた。いま図書館や文化センターは行き場のないリタイア男性陣で込み合っている。
そこで多摩川へはまるようになった。
きのうの日曜日、汗ばんできた９時ちょっと前に家を発ち多摩川へ。
日曜日は妻が昼食をつくらない日ゆえ府中のてんやで天丼を食おうと思い立った。
多摩川水練場（勝手にそう呼んでいる）は足のつかないところが１５０ｍはあるのだがそこに釣りをする先客が３人もいた。
近づいたら何か叫ぶ。たぶん邪魔をするなということだろう。したがって思う存分泳げない。
浅瀬に親子連れが１０人以上来ており岸辺に若い男女のグループが騒いでいる。彼らは焼き肉をするらしい。
日本は狭い。どこもかしこも人が出るようになった。
てんやはこのクラスのチェーン店ではいちばん好きだが西国分寺にはない。そのために電車へ乗っていくほどの店でもなく、なかなか行かなかった。
水練のあと図書館で本を借りてんやで「オールスター天丼」（７２０円）というのを食う。垂れを多めにしてもらった。
問題は添削がどさっとやってきた時である。
先日クーラーを切って添削をやり始めたたら手の甲から汗が噴き出してきてリポートが濡れそうになるではないか。
リポートの持ち出しは禁じられているのでよその冷房の中でできないことになっている。
仕事というのは電気を食うものだなあと思う。
