天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

句会間のトレード失敗

2024-09-16 04:43:01 | 俳句

9月15日4:30



小生の立ち上げた句会は、「流星道場」「ひこばえネット」「ジャッカル」の三つ。いずれも13名ほどの陣容である。
「流星道場」はほとんど鷹同人、「ひこばえネット」は鷹同人5名、「ジャッカル」も鷹が8割だが若手が多い、という違いがある。座長として小生がもっとも力を入れているのが「ひこばえネット」であり、放っておいてもいいと楽観しているのが老舗「流星道場」であり、若手と遊び半分に付き合うのが「ジャッカル」である。
力を入れている「ひこばえネット」は目を離すと行先が不安な句会である。鷹も含めてここのメンバーは俗に走る傾向がある。人事を詠みたがる傾向が強くそれがありきたりの面白さを求めがち。
したがって小生が採らない句が最高点句になり、小生が特選で採る句に誰も点を入れなかったりする。そうなる遠因にメンバー全体に句を読む力が不足しているのではないか。俳句をきちんと読むというのはきちんとした句評を書けることと同じ。
総じて句評が浅い。「私これ好きなんです」「それ私も経験しました」のレベルなのだ。俳句というのは作ることも鑑賞することもある程度、私を離れ虚空に身を置き客観視することが必要だが、べったりしてしまっている。
「ひこばえネット」の宿痾を是正したい。そのためには句評をきちんと書ける人材を投入することと考えて辺りを見たとき、「流星道場」のFに行きついた。Fとはもっとも長く句座をともにしてきた。対面句会もともにしている。
そこでFに句評の鋭さを「ひこばえネット」で生かすべくそこへ移籍してほしい旨を話した。彼女はおもしろがり移籍に前向きのように見えた。
ところが2、3日前「流星道場」の掲示板に小生の書いたFの移籍の記事を見て逆上し、寝耳に水、晴天の霹靂、私は破門されるのかと感情をあらわにした。
小生は唖然とした。驚いたが放っておけばいい。
Fが移籍する穴を「ひこばえネット」からМを逆に移籍させて埋めることを考えてМに言ってあった。Мは「ひこばえネット」へ入ったばかりで動きやすいと考えた。しかし、Мが「流星道場」に来る気配がない。「流星道場」の投句締切日にも投句していない。電話すると「私はメールでお断りしたはずです」と涼しい顔。まいった。
おまえ、誰の世話で句会の恩恵に預かっているのだ、NHK学園添削教室時代から句会の道筋をつけてきたのは誰なのだ! 恩に報いるという日本人の美徳は君に皆無なのか。
移籍できない理由が「締切が5日早いのが辛い」だと。ふざけるな、鷹同人なら2日で10句書けよ!
こんな脆弱な奴がどうして鷹同人なのだ。Fがレベルの低い「ひこばえネット」へ行きたくない理由は理解できるがМの理由は納得しがたい。
もっと強靭になれよ。
住み馴れたところでわきあいあいの仲良し句会をして喜ぶのは未熟者だ。環境を変えて違和のあるところで句会をするほうが伸びる。違和感が人を成長させる。
もっと自分の箍(たが)を外して自由になれ。俳人は強靭に立ってしなやかに物に添うべし。トレードにかくも消極的な姿勢は句作にも通じる。こんなにかたくなで俳句が伸びるわけがない。二人とも自分のことしか考えていない。もっと全体に奉仕しようとすることで自分も伸びる。そこに思いが至らないかなあ……そこを理解してもらえなかったのは座長の限界か……。
ご破算で願いましては秋の風





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