森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

いだてん第16回「ベルリンの壁」

2019-04-29 01:01:44 | ドラマ (大河)

ネットを何やらウロウロしていたら、こんな記事を見つけてしまったのですよ。

宮藤官九郎が絶筆宣言か「いだてん」の低視聴率で不吉な噂」

こう言う類のネットニュースは、あまり信用しない事にはしているのです。何々引用みたいな感じで、裏を取っていない推理記事が多いからですが、それでもそうとうプライドは傷ついているんだろうなと思ってしまいました。

だけど本音を言うと、彼はそんな事は気にしないのかと思っていました。

視聴率など気にしないで良作に拘る人なのかと。

なぜなら彼の映画の作品って、すべての人にオールオッケーと言うわけじゃないものもたくさんあるじゃないですか。

それでも昼ドラも朝ドラも、ちゃんとそれに合わせて作り上げてきたわけですから、どんな時間帯のどんな帯でもちゃんとやれると言う自信があったのかも知れませんね。

だけどね、視聴率が悪いと、すぐに犯人探しに走ってしまうと言う悪しき習慣があると思うのですが、その視点で言ったなら、犯人はシナリオなんかじゃないですよね。

それに彼はこのシナリオの為に数年に渡って長い年月を費やしてきたのですよね。そして蓋を開けてみたら結果が思わしくないなんて、報われない気持ちは、当事者じゃない限り完全には理解できないものがあるのかも知れません。

 

今回の紀行のコーナーでモスクワボイコットの時の選手の事を取り上げていました。

あの時、みなさんはどう思っていましたか。(また歳がバレル発言をしてしまったかな。)

私は本当に愚かな事にも、大人たちが言うようにアメリカなどが参加しないような規模が小さい大会に国民のお金を使って、何も参加する事はないんじゃないかと普通に思っていたように記憶しています。(そんな事を言っていたのは大人たちの詭弁だったよね。政治的にあの国に尻尾を振っていただけだよね。)だけど友人は「選手が可哀想だ。」とはっきり言っていました。確かにまさにその通り。

それでも子供だった故か、私はもっとさらに残酷な事を思っていました。

― それもまたその時代と言うものに巡り合う運命だったのだと。

 

やっぱり非常な発言ですね。

だけどこう言う事って、本当にいっぱいあると思うのです。(私のうちだってさ・・・・・、って今は言うまい。)

 

すべてを次回のベルリンオリンピックに向けて捧げて来た四三。

熊本から来たスヤを追い返してしまうところなどは、やりすぎでリアルさが無いなとは思いましたし、仕送りのお金で後輩たちにも肉鍋をご馳走している日々と言うのを見せつけられるのも、少々気持ちがいい物ではありませんでした。それでも本当にすべてはオリンピックのためと言う事が伝わってきました。

それが無くなってしまったなんて・・・・・・。

ここからですよね。違う闘いが始まるのは。それはまた次回のお愉しみと言う所なのですが、大事な所でありながら、上に書いた理由から、私的には、四三の部分は、あまり面白く感じなかったのです。スヤとお義母さんのコーナーは良かったのですが。

それを今回埋めたのは、孝蔵のシーンでした。

円喬師匠の元に帰ろうと思っていたのに、その師匠は亡くなってしまいました。無銭飲食で牢獄に入れられると、そこにいた牢名主に芸を見せろと言われます。落語をするとその彼は寝てしまい、そして少年だった田畑政治と同じ事を言うのです。(あの寄席好きで水泳をしていた河童軍団の少年は彼だったのですね。)

「長い話をちゃんと暗記してかまずにすいすい話せて偉いね。」と。

だけど面白くはないよと。

孝蔵は、円喬との思い出にむせび泣きながら落語を続けます。

そして髪を切り、落語としっかりと向き合い噺家として新たなスタートを切るのでした。

と言うわけで、また来週~♪

 


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