また連載が再開しました。
・ポーの一族「青のパンドラ」vol.5炎の剣の続きです。
その記事の中で
>『その声に感動はしないの。
「アラン !!!」と叫ばないの。
泣かないの !?
って、ちょっと思った(^_^;)』
と、書き込んだのですが、今回、冒頭でエドガーは笑い転げます。
そう来たか~と私は思いました。
「おかしいよ。可笑しくって涙が出る。」
「君は目を覚ました。起き上がってしゃべってる。
・・・・」
最後に言った「・・・・よかった・・・・」にしみじみとしました。
見たかったシーンを見ることが出来て、私も幸せ^^
しかしエドガーとアランの会話を聞いていて・・・・読んでいてが正解かしら・・・
この物語のタイムラインは、意外とリアルとリンクしてるんだなと思いました。
ほぼ40年の眠り。
その間の世界の進化。
「今は何年なの ?」に
エドガーは答えます。
「2016年だよ。」と。
思わず私は電卓を出してきて(暗算でやれよ)、今から7年前の時代を生きているエドガーとアランなんだなと思いながら、2016年より40年前の昔に想いをはせる私。
そしてついつい自分の40年間を思う私。
一方、炎の剣を手に入れたバリーは、自分の不安の答えを求めて、フォルカの元にやってきます。
過去に因縁があるフォルカには、バリーの気持ちにはこたえられず、だけどブランカが導きます。
1000年の眠りから美しき兄を目覚めさせて良いものだろうかとバリーは悩みますが、、その時、遠い昔の義母と兄のフォンティーンとの幸せだった記憶が蘇ります。
「王国なんかいらない。」と去っていくバリーが本当に望むことは何かー。
バリーの悩む気持ちと想いを見ていると、胸がキリリと痛みます。ついつい思ってしまった自分自身の40年間に想いがいくからです。
どんなに望んでも、決して手に入らないものの一つに「過去の幸せな時間」があると思うのです。
私自身も胸をえぐられるような気持になります。子供たちとの幸せだった時間のざわめきが、私の脳裏をよぎります。
切ない !!
彼の気持ちは伝わってくるような気持になりました。
だけどバリー・・・・。
フォンティーンは、1000年の眠りにつくときモンスターだった。
その1000年は深き後悔と反省の年月だったとは思えない。
バリーはどうするのでしょうか。
また「ポーの村」に入ることの出来ないアラン。
でも時代は一気に現代になっているわけだし、アランの復活に大老ポーだって関わっていたんだから、サクッと儀式云々とかいう決まりを止めたらいいじゃないと、私なんかは思ってしまいます。
ダメなのかしら・・・・?
かつて人々が信じていた伝説や神話を人々が信じなくなったのは、それらの物語が現代と言う時代についていけてないからだと思うのです。たとえ不死の者たちであろうとも、そこに何かの変化がなくては、やがては滅びの運命が待ち受けているのではないかなどと思ったりもします。
もしかして、その変化を望んでいるのは大老ポーなのではないかしら。
バリーに炎の剣なんかを渡してしまったりして・・・・・。
だけど物語はとんでもない方向に !
血の神を奪い返そうとして(?)オリオンが表れて、アランの腕をつかみ・・・・はさみで・・・・何したわけ !?
復活したばかりのアランに、まだまだ受難は続くのでしょうか。
トップ画像は、感想とは関係ありませんが、マンションに咲いているチェリーセージです。