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晩秋のすがた  

2019年10月10日 | お気に入りの言葉

  いよいよ秋も深くなりました。冷気も日に日に強くなり、暁け方などは寒さをおぼえるほどになりました。  果物も枝からもぎ取られ、穀物もおおかた刈り取られ、わずかに柿の木だけが、はだかになった枝の先に、赤い果を宝石のように見せています。 やがて収穫のおわった畑の上に、銀色の霜が降りることでしょう。  おお静かな晩秋であることよ。春から夏へ、夏から秋へと忙しかった果樹や田畑がようやくその働きをおえて、冬の息みに入ろうとしているのです。  かれらは、いと安らかに、いとつつましやかに、その功績をほこらず、あたかも「無益のしもべ、なすべきことを成したるのみ」(ルカ十七の十)と小さな声で私語しておるかに見えます。

 野辺地天馬著「晩秋の感謝」より

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