to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

もっと清盛♪

2012-05-15 01:02:07 | Weblog

源平合戦!「宿命のライバルの原点を追う~平清盛vs源義朝~」
5月15日(火)NHK総合 22時00分~22時50分
5月21日(月)(再) 10時05分~10時55分
    宿命のライバル平清盛・源義朝の「保元・平治の乱」
    なぜ2人は戦うことになったのか?
    宿命はどのように子供に継がれたのか? 
    大河ドラマ「平清盛」前半のクライマックス放送を前に、名優が続々登場する大河の名場面や、
    源頼朝役の岡田将生が武士の都・鎌倉を訪ねる旅などを交え、歴史ロマンに迫る!
    リポーターは岡田将生,窪田正孝

『平清盛』前半のクライマックスを徹底解説 源平合戦“エピソード1”特番放送


もういちど、日本「京都のお地蔵さま」
5月16日(水)NHKEテレ1東京 5時55分~6時00分
    京都では、お地蔵様に手をあわせる人々の姿をよく見かける。
    平清盛が都への出入り口の街道沿いにまつったと伝わる六体の地蔵など、
    京都・お地蔵さま巡りへとご案内する。
    語り 松たか子
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平清盛 第19回

2012-05-14 23:55:43 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/深田恭子/玉木宏/豊原功補/三上博史/山本耕史/森田剛/成海璃子/小日向文世/和久井映見/阿部サダヲ/國村隼/中村梅雀/井浦新/上川隆也
第19回 「鳥羽院の遺言」 14,7%
誰もが予想しなかった後白河天皇(松田翔太)の誕生に、朝廷は騒然となる。鳥羽院(三上博史)に再び裏切られた崇徳院(井浦新)の心中を推し量り、清盛(松山ケンイチ)は不安を覚える。その騒ぎをよそに、清盛の館に一人の美しい娘がやって来る。彼女は時忠(森田剛)の妹・滋子(成海璃子)で、強い意志を持つ滋子が清盛にはまぶしく見える。源氏方では、義朝(玉木宏)の子・義平(波岡一喜)が、棟梁の証しである友切の太刀を持つ義朝の弟・義賢(阪本浩之)を討つ。そんな中、後白河帝即位宴が開かれる。そこに崇徳院から祝いの歌が届くが、歌に秘められた恨みの言葉に気付いた後白河天皇は、もののけのように暴れだす。その姿に白河院の面影を見た鳥羽院は、恐れのあまり体調を崩す。鳥羽院を見舞った清盛は、崇徳院への謝罪の写経を託され、崇徳院の元へ向かう。

今回は、鳥羽院が雅仁を帝としたことで、いよいよ孤独を深め恨みを強くしていく崇徳院と、
血を分けない父である鳥羽院の仲を取り持とうと心を砕く清盛の、世の平安を願う為の努力と
彼の周りで溝を深め、決裂していく源氏の親子、藤原摂関家の親子のその後に起きる戦いの、その発端となっていく争いを描いた回でありました。

近衛帝が亡くなった時に、一度は崇徳院を世継ぎにと発言した鳥羽院が前言を翻したは、
心の弱みを衝いた信西の一言で、まんまと後白河天皇とともに政治の中央に出てきたのは信西。

妻の死というタイミングも妨げとなって、帝を決定する場にも立ち会うことが出来なかった左大臣・藤原頼長は、今回もまた身内の陰謀から
亡くなった近衛帝を呪詛していたとあらぬ噂を流され、朝廷から遠ざけられ、あれほど買ってくれていた父・忠実からも冷たく突き放される。危うし頼長。

そんな父と息子が断絶していく中で、平家パートは相変わらず和やかムード。
この日も時忠が呼んでお披露目した妹の滋子を、自分の相手だと勘違いする清盛他、息子や、家貞、叔父上までもに呆れる時子さま(笑)
その時の滋子のハッキリとした物言いに刺激を受けた清盛が池禅尼に、新しい帝に気に入られるよりも、ずっと苦しい想いをしてきた上皇(崇徳院)の心に寄り添いたいと告げるんです。
実の父と子でなくとも、いや、そうでないからこそ、いつか本当の親子になれる日がきっと来る。それを私は知っておりまする。法皇様と上皇様にも、その喜びを知って戴きたい
この時の池禅尼の含みを持たせたセリフが気になっていたら、、、

1155年10月、後白河帝が正式に即位し宴が催されると、崇徳上皇からの祝いの歌が披露されるが、
歌の中に「あなにくし」の文字をみつけた後白河帝は癇癪を起こし暴れると、
鳥羽法皇は後白河の中に白河法皇の面影がだぶり、たちまち後悔するとともに過去のトラウマからか体調を壊して倒れこむ―。


法皇を見舞う清盛は、大事の折には御所を守れと言われるが、父と子の争いを更に荒立てるために武力が存在するわけではないとキッパリと返し、
謝罪の気持ちを崇徳上皇に伝えては?と勧め、法皇の写経を手に崇徳上皇を訪ね「法皇様は悔いておいでです」と
法華経の「長者窮子(ちょうじゃぐうじ)」の是は我が子なり。法皇様の心よりのお言葉にござりますと言葉を添えるが、
虚しく空をみる上皇の心は動かず、写経は破り捨てられるのでした・・・

虐めた側(鳥羽院)の後悔と、虐められた側(崇徳)の傷の深さ、その厳しく長い時間が印象的な今回、
折角の清盛の心遣いも、その深さが生むすれ違い・・・

一方の源氏は、平和な平氏とは対照的に、義朝は自分の息子を使い、弟を襲い力ずくで棟梁の証である"友切"を強奪。
更には藤原頼長に忠義を誓う父・為義の立場を無視し、鳥羽法皇への誓紙を書いた義朝は、
長く支えてくれた鎌田正清(趙和)にも去られ、清盛邸を訪れる―。
崇徳上皇を追い詰めるは争い事を起こすだけと主張する穏健派な清盛に対して
この混乱こそが武士が出世する好機だと、ケンカ上等の荒々しい義朝。源氏の気質でしょうか。

いよいよ鳥羽法皇の危篤の知らせに
破り捨てた鳥羽院の「是我子」の文字に心を決めた崇徳であったのに、、、
警護を固めて御所に崇徳院を近づけぬは信西の策なのでしょうか。同じ物の怪の血を引いたことで逆境に立たされた崇徳院を心から案じてきた清盛との、ここでもすれ違い―。会わせてあげて欲しかった・・・
雨の中対峙するシーンでは敢え無く決壊してしまいました(涙)

無念の涙に崩れ落ちる崇徳院に近寄る人影~!!!アイツです~

保元の乱の背景を、じっくりと描いた回でしたが、
今回も出家したはずの池禅尼が、普通に平氏の集いに同席して、何やら言っていたのも不穏な感じ。
来週は一気に保元へのカウントダウンに入りますね

信西の野心と、源氏、藤原摂関家、朝廷の血を巡る長い怨念がひとつの流れとなって
平氏も中立を取っていられなくなり、、今度は平氏側に?!
来週も楽しみです!
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今夜は「清盛」~♪

2012-05-13 19:42:13 | Weblog

愛する妻を新婚当時に、実の祖父である白河法皇に盗み取りされて、おまけに
長い間政治の舞台から遠ざけられていた鳥羽院。
それなのに、彼はその恨みを何の罪もない崇徳院に向け、かつて自身が味わった苦しみをそのまま彼に背負わせてきた。
かつては満たされぬ璋子への想いに苦しみ、もがき、今、人生の幕が下りようとする時、
その心に最後に宿るのは、どんなものなのか・・
今回で見納め、三上さんの鳥羽院。

◆鳥羽を、演じきる。三上さんのインタビュー

“義朝”玉木宏の烏帽子がヨレヨレのワケ

そして今夜からは恭子ちゃん・時子の腹違いの妹として成海璃子ちゃんが登場します。
それに、朝廷側には今日から塚地武雅も登場するはず。
どうなんでしょうか、彼の公家メイク楽しみです~~~
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ル・アーヴルの靴みがき

2012-05-12 23:47:34 | the cinema (ラ・ワ行)

誰かを助け、誰かに助けられて生きてゆく
原題 LE HAVRE
製作年度 2011年
製作国・地域 フィンランド/フランス/ドイツ
上映時間 93分
脚本: 監督 アキ・カウリスマキ
出演 アンドレ・ウィルムス/カティ・オウティネン/ジャン=ピエール・ダルッサン/ブロンダン・ミゲル/エリナ・サロ/ライカ

昔パリで暮らしていた芸術家のマルセル(アンドレ・ウィルム)は、今は港町ル・アーヴルで靴磨きをしながら生計を立てている。彼は自分に尽くしてくれる妻(カティ・オウティネン)と愛犬ライカとの暮らしに満足していた。だが、ある日妻が病気で入院した後、アフリカからの難民の少年と出くわし、警察に追跡されている彼をかくまうことにする。

舞台は北フランスの港町ル・アーヴル。
かつてパリでボヘミアン生活を送っていたマルセルは、この港町で、靴みがきで僅かな収入を得、
妻アルレッティと慎ましくも満たされた日々を送っていたある日、アフリカからの密航者で警察に追われる少年イドリッサと出会い、
彼に救助の手を差し伸べる。

ささやかな暮らしを支えていたアルレッティだったが、体の不調をマルセルに隠してきたものの、
ある日とうとう倒れ医者から余命宣告を受ける。が、夫には秘密にと懇願する―。

パン屋のツケも溜まっているが、当然のように、パンを差し出す彼ら。
飄々とした人物描写の中にも穏やかに時にコミカルに、地に着いた人情味を映し出し、
港町に起こる犯罪とともに静かな日常を繰り返す、裏通りの小さな物語を追っていく。

セリフは最小限だけど、さびれたこの町に流れる音楽と、
様々に向かい合う眼差しが、ソレを補うかのように雄弁だ。
奇跡は、あの少年イドリッサの眼差しと、短い言葉とともに差し出した手から渡されたものだという気がした。

マルセルの靴磨き仲間のベトナム人、行きつけの酒場、お馴染みの八百屋、それに愛犬ライカ、
だけど、それだけでは足りない―。

見守る観客が、心配し、固唾を呑むシーンが何度となくありますが、
それが思わぬ明るい笑いに転じるシーンもあり、
ここは8割方埋まっていた観客がひとつになって微笑んだシーンでしょう。アブナカッタヨ~

ケン・ローチ監督の「エリックを探して」とか、イスラエルのヒューマン・コメディ「迷子の警察音楽隊」とかが愉しめた方なら、きっとこの雰囲気も浸れると思う。
ゆっくりとページをめくりたくなる大人のファンタジーです。


お利口なわんこ、ライカは監督の愛犬だそうです
シルバー・ロッカーリトル・ボブが、ちょっと甘くて懐かしいロック
ノルマンディー地方はリンゴのお酒シードルやカマンベールチーズが有名で、作中でモネ警視が好んで飲むリンゴの蒸留酒カルヴァドスはこの地方の特産品だとか。
しっかりしたパンと軟らかなカマンベールチーズ、お酒に添えて出されるオリーブ等そそられますよ

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ウケてます♪

2012-05-10 00:23:48 | Weblog
暫くこのブルース・リー似のハンサムビジネスマンは誰?
と、我が家では台湾の新星なんじゃない?とCMの度に話題になりましたが、
誰も解りません...............
ロッテ「ACUO」TVCM

で、ググりました~。
松坂桃李くんだったとは、、ち~とも気づきませんでした
「怪盗ロワイヤル」「梅ちゃん先生」も観ていたのにです
でも、
このCMの彼が一番好きかも~~~アチョー~~ッ 
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トリコロールに燃えて

2012-05-09 22:43:21 | the cinema (タ行)

製作年度 2004年
原題 HEAD IN THE CLOUDS
製作国 イギリス/カナダ
上映時間 121分 映倫R15+
脚本:監督 ジョン・ダイガン
出演 シャーリーズ・セロン/ペネロペ・クルス/スチュアート・タウンゼント/トーマス・クレッチマン/スティーヴン・バーコフ
1933年のある日、イギリスの貧しい学生ガイ(スチュアート・タウンゼント)は上流階級の美しい娘ギルダ(シャーリーズ・セロン)と出会い、一夜を共にする。だが、彼女はガイの求愛を受け止めることなく、新たな人生を求めて単身パリへ旅立って行った。そして3年後、ギルダからの手紙に導かれてパリに降り立ったガイは彼女と再会。しかしカメラマンとして華やかな生活を送るギルダは、パトロンとの関係を止めようとはしなかった。それでも彼女の本当の願いは、スペインの内戦を逃れてきた友人ミア(ペネロペ・クルス)、そしてガイの3人で暮らすこと。はたして、3人は同居を始め、戦争の現実に背を向け享楽的な日々を送る…。

1930年代、不穏な風が吹いてきたヨーロッパを舞台に、貧しい真面目な青年と、
14歳の時に占い師から「34歳以降の人生が見えない」と告げられてしまった女性が出会う物語。

先が見えないと言われたギルダは、その言葉によって生き急いでいるかに見える。数年後、
パリで女優やカメラマン、芸術家、と次々に活動の場を変えパトロンを持ち華やかで享楽的生活に、
社会人となっていたガイを巻き込む―。


そんなギルダと生活を共にしていたのは、スペインの内戦を逃れてきた友人のミアだったが、
ナチスの足音は次第に彼らの生活の直ぐそこまで聞こえる頃、
ガイとミアは良心に逆らえず、内戦の激化するスペインへと発って行き、
戦争が迫りくる現実から目を背け続けるギルダはパリに一人取り残される・・・

さらに数年後、世界は長い戦争へと突入して行き、
レジスタンス活動をしていたガイが、ナチス占領下のパリで目にしたギルダは―…

ほとんどの人は皆、自分の未来を知ることなく、それでも将来の不安を胸に今日を生きる。
しかも戦争のさ中であれば、いつも死への恐怖と隣り合わせであったはず。
このドラマのヒロインは、はからずも自分の寿命を予言され、以降の人生を行き急ぐ。
やりたい事には飛びつき、好きな人は自分の傍に置く。
しかし、そうしながらも自分の運命を決めたのは、結局、彼女自身だったように思う.....。
たった一度のガイとの出会い、そして、たった一人で挑んだ彼女の孤独な戦いも。

物語はガイ目線の一途な愛のドラマであるが、この作品の主人公はあくまでギルダ。
美貌でお金も才能もあるギルダの、
大切なものを捨て、人生を懸けた決断が胸を打ちます。。。
ただのメロドラマになっていないのは、見逃しがちな14歳のシーンを巧く時代に繋げていったからでしょうが、
これが結構ラストで効いていたと思います。中盤からが面白い

蛇足ながらこの作品に関しては「邦題」の方が良い様に感じましたね~。
やっぱりこの原題ではしっくりこないし、終わってみれば納得のタイトルでした。
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平清盛 第18回

2012-05-08 00:58:52 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/深田恭子/玉木宏/豊原功補/三上博史/山本耕史/森田剛/小日向文世/和久井映見/阿部サダヲ/國村隼/中村梅雀/井浦新/上川隆也
第18回 「誕生、後白河帝」 13.5%
1154年、近衛天皇(北村匠海)の容態が悪化。朝廷は大きく揺れる。近衛天皇が崩御すると、再び鳥羽院(三上博史)と崇徳院(井浦新)の権力争いが激化するとされていた。清盛(松山ケンイチ)は、何とか2人の仲を取り戻そうと奔走を始める。一方、雅仁親王(松田翔太)は訪れた美濃青墓で乙前(松田聖子)という白拍子に会う。そしてついに、近衛帝は17歳の若さで崩御。そして次の帝(みかど)に選ばれたのは…。

今回は、わずか17歳の天皇の深刻な状態に、権力を狙う様々な人々の思惑と、
権力よりも愛情よりも遠ざけられていた鳥羽院の2人の息子の切ないまでのこれまでの人生を、
清盛と乙前という相手に心の叫びを滲ませ、朝廷の政の裏舞台を描いた回でありました…。

1154年、清盛が平氏の棟梁となった翌年、母・美福門院得子の祈祷にもかかわらず、近衛帝のご容体は一向に快復の兆しもなくい。
そんな春の日、長きにわたり平家の後ろ盾となり、忠盛や清盛を引き立ててくれた藤原家成(佐藤二朗)が病床に臥し、見舞いにきた清盛に、吾が子成親(吉沢悠)や養子・師光(加藤虎ノ介)を自分だと思うよう相談するように言い、
また鳥羽院のことも託し世を去ってしまう。。

そんな時、得子に騙されるカタチで帝の地位を、異母兄弟である近衛帝に奪われた崇徳院は、近衛帝に子がいないことから次はいよいよ吾が子・重仁が天皇にと期待して、
その暁には平氏の力が必定と、清盛に力を貸すように告げるが、清盛はすぐさま断るのでした。
先の家成のこともあり、ずっと鳥羽院に忠誠を誓い出世もしてきたのだから、真っ直ぐな男としては当然のことですが、他に頼れる相手を知らぬ崇徳院は、清盛をなじります、、、
朕にこの醜き世をおもしろう生きよと言うたのは、そちではないか!!」そうでした……
同じ白河院の血を引く者同士として、父から疎んじられ悲しい呪縛から抜け出せない崇徳院に
確かに清盛はそう言った――この度も崇徳院の悲痛な叫びを真摯に受け止める清盛。

その様子を知る雅仁親王は、兄である崇徳院を嘲るように一介の武士にすがるとは落ちぶれたものだと清盛に声をかけるが、「武士の在り様が変わったのだ」と返す。

近衛帝の重篤な容態に平氏一門の関心も鳥羽院か崇徳院につくかであったが、清盛の下した結論は、「御二人に仲ようしてもらう」それが世を平安にする事だと宣言。
その頃都を騒がしていた源氏の八男・為朝の所為で鳥羽院の怒りを買った為義は右衛門尉の職を失い、頼れるは藤原摂関家のみとなるが、、その摂関家の長・頼長も父との確執を深めていて…

1155年、清盛は鳥羽院に謁見し崇徳院との和解を勧め、鳥羽院の心は確かに動いたのだけれど。。。
また、青墓宿を訪れた雅仁は
  遊びを せんとや~  生まれけむ
    戯れ せんとや~  生まれけむ・・・

と歌う、白拍子・乙前(かつての祇園女御)の今様に、強く心を揺さぶられ、
「この歌のような男を誰もが頼りにするが、声を涸らして歌を歌っても誰も自分を見ない。」
自分は居ても居なくてもいい存在なのだと、寂しい心情を乙前に訴えるのでした…

そしてついに近衛天皇が崩御し、朝廷で鳥羽法皇は、
朕は重仁を即位させる。いや、いっそ上皇を再び即位させても良いと考えておる
そして、(崇徳院に)心より詫び、共に政を行って参りたい。それこそが朕の務めなのじゃと
その心情を明らかにするのだけれど、雅仁押しの信西の巧みな誘導によって決心は崩れる。


今の音楽が多くの人々に心和むひと時を与えたり勇気を与えたりという以上のものが、
娯楽の少ないこの時代の若者・雅仁親王にもあり、乙前の今様に惹かれたのですね。
傷つき迷える者に、癒しを与え、生きる力をも与える歌との出会い、かつて清盛がそうであったように。

鳥羽院の子でありながら、権力を持った得子によって表舞台から遠ざけられて、
愛されずに育ち、居場所のなかった雅仁が、逆転の表舞台!
やはり、人は生まれ出づることが既に博打じゃ。
だが、生まれて来なければ、勝つも負けるもない。それでは面白うない
」と清盛に言い、
遊びをせんとや生まれけむ~と歌ってみせるのでした.......。

近衛帝の崩御に揺れる朝廷の権力図を、一挙に描いた回でしたが、
中でも、鳥羽院の、白河院絡みで虐げてきた崇徳院への後悔の念と、
異父兄弟である崇徳院と雅仁親王の、清盛に対する思いの対比、
父・鳥羽院から突きつけられるその明暗に、清盛ならずとも心が痛む今回のお話でした。
まんまと、してやったりの信西め~、でごじゃりました
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今夜は「清盛」~♪

2012-05-06 19:37:01 | Weblog

さ、今夜、以降の平氏の運命の転機となる、朝廷の権力図が
どういう風に、誰によって変わっていく事になるのかを描いていく回になりそうです。
「誰でもよーい」のあのひとも、
「舞え、舞え~」のアノヒトも、、キャラが変わっていくのでしょうか?
見逃せません~~

松山ケンイチ主演「平清盛」、新キャスト発表 
【平清盛】若き日の源頼朝役に『ミタ』のイケメン長男・中川大志を抜てき 新キャストも続々
【平清盛】高橋愛、大河ドラマ出演 “清盛の嫡男・重盛を支える妻”経子役
また、こんな記事も
“清盛”松ケンに女性物を着せたワケ


ぃや~、きましたねえ窪田クン♪重盛です
意外なのは花男でつくしちゃんの弟だった、アノ乙女声の冨浦智嗣クンの二条天皇かな。


平重盛↓(6月17日~登場)窪田正孝    二条天皇↓(6月24日~登場)冨浦智嗣


源頼朝<少年期>↑(6月17日~)中川大志    平基盛↑(6月17日~)渡部豪太


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テルマエ・ロマエ

2012-05-05 23:48:43 | the cinema (タ行)

製作年度 2012年
上映時間 108分
原作 ヤマザキマリ
脚本 武藤将吾
監督 武内英樹
音楽 住友紀人
テーマ曲:ラッセル・ワトソン『誰も寝てはならぬ』
出演 阿部寛/上戸彩/北村一輝/竹内力/宍戸開/勝矢/笹野高史/市村正親

古代ローマ帝国の浴場設計技師が現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう、ヤマザキマリの人気コミックを実写映画化
古代ローマ、アイデアに煮詰まり失業した浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまう。たどり着いた場所は、何と日本の銭湯。そこには「平たい顔族=日本人」がいて、彼は漫画家志望の真実(上戸彩)と出会う。ルシウスは日本の風呂の文化に感銘を受け、そこで浮かんだアイデアを古代ローマに持ち帰り一躍有名になっていくが……。

タイトルの「テルマエ・ロマエ」とは、ラテン語でローマの風呂の意味だそう。
で、主人公ルシウスはそのテルマエ(公衆浴場)の生真面目すぎる設計技師。と書くと、
阿部ちゃんのテレビドラマのヒット作、「結婚できない男」を思い出します(笑)
アチラは可愛くない建築家でしたが、あの阿部ちゃんの笑いのスタイルがお好きな方は、
コチラもドンぴしゃなんじゃないでしょうか?

我が家の男子は日頃ドラマなんぞ観ないのに、「結婚~」の阿部ちゃんには凄く嵌って、
毎週のように笑ってみていましたし、この作品は映画化の前に原作も見ていたらしく
原作は超~おもしれえよ」って言ってましたが、彼らはまだ本作を観ていません。

結論から言うと、軽い笑いが散りばめられたコメディで、
大爆笑はないけど(でも、高らかに笑い声上げてる人数名いたけど)普通に楽しい作品でした
あ、因みに私は「結婚できない~」はちっとも笑えなかったクチです(苦笑)


阿部ちゃん演じるルシウスが、古代のテルマエから、現代の日本にタイムスリップして
イチイチ日本の風呂周りにカルチャーショックを受け感動する図は確かに可笑しい(笑)し、
古代ローマの町並みは、イタリアのチネチッタまで行って撮影したんですね~。
結構ちゃんとお金かかってました。てか市村さんが出てきたらもう、舞台っぽかった。
そこにローマ人な濃い顔俳優が出てくるんですよ~。まあ、違和感なかったです(爆)
銭湯シーンは平たい顔限定なんですけどね~(笑)

で、来る時の状況は似たようなものでしたが、さて、
ルシウスが古代に帰るときは・・・?なあるほどぉ~

私はキャストと予告で、ちょっと覚悟をキメて行った感じなので(謎
普通に楽しめたところですが、前半に比べると後半は笑いどころは少ないです。明らかに。
でも、こういう作品に出会うといつも私は思うのです。
やっぱり・・・日本の漫画家は凄~~いっ☆ってね♪
もうひとつ、
日本のお風呂文化も、改めて好きだわ~~

このステキ設定に演出、キャストと、笑いのツボが合えば、相当楽しめるかもですね
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恭子ちゃん in 広島

2012-05-04 19:10:45 | Weblog

<平清盛>深田恭子と成海璃子の“大河姉妹”が広島でパレード 
「ひろしまフラワーフェスティバル」-ゲストに奥田民生さん、深田恭子さんも 
深田恭子&成海璃子“姉妹”で「平安絵巻」パレード


昨日のtwitterにはパレードでにこやかに手を振る恭子ちゃんの写真が
随分アップされていました♪

これで何度目の広島訪問でしょうか、
広島の皆さん、盛り上がって下さってありがとうです
恭子ちゃん、璃子ちゃん、お疲れ様でした
美味しいものは食べられたでしょうか(笑)





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別離

2012-05-03 23:03:45 | the cinema (ハ行)

原題 JODAEIYE NADER AZ SIMIN/NADER AND SIMIN, A SEPARATION
製作年度 2011年
上映時間 123分
製作国・地域 イラン
脚本:監督 アスガー・ファルハディ
出演 レイラ・ハタミ/ペイマン・モアディ/シャハブ・ホセイニ/サレー・バヤト/サリナ・ファルハディ

イラン人夫婦に訪れる危機を軸に、人間の複雑な心理と共に社会問題をも浮き彫りにし、ベルリン国際映画祭金熊賞などを受賞した人間ドラマ。
テヘランに暮らす夫婦ナデルとシミン。妻のシミンは娘の将来を考え、海外への移住を計画していた。しかし準備が進む中、夫のナデルは、アルツハイマー病を抱える父を残しては行けないと言い出す。夫婦の意見は平行線を辿り、ついには裁判所に離婚を申請する事態に。しかし離婚は簡単には認められず、シミンは家を出てしばらく別居することに。一方ナデルは父の介護のため、ラジエーという女性を家政婦として雇う。ところがある日、ナデルはラジエーが父をベッドに縛り付けて外出したことに激高し、彼女を家から手荒く追い出してしまう。するとその夜、ナデルのもとに思いもよらぬ知らせが届くのだが…。

冒頭、家庭裁判所で離婚の申し立てをする夫婦に、それぞれの思いを聞く。
妻は国外移住を望んでいるが、夫が同意しないからだと言う。
夫は認知症の父を残して行けないから、妻がどうしてもというなら離婚も仕方がないが、
子供は自分と残ると言い、それからは水掛論。
結局離婚理由としては認められず、話し合うように言われる夫婦。

この夫婦の最大の理由であるナデルの父と、夫婦の一人娘を廻る結末に、2人がどのような答えを出すか、それを見守る作品だと思っていたら、、違っていた。

あまり馴染みのないイラン映画。キャストもみんな初めて。
でも、これはかなりスリリングな展開をみせる意外な物語でした。
ミステリー要素もあり、社会派ドラマでもある、ちょっと重い目の作品でした。

シミンは夫に不満がある訳ではないないと言い、娘の将来のためにカナダ移住に向けて1年以上も準備をし、書類も揃った。
その書類の有効期限が残り40日だというので焦っている。
夫の父は息子さえ解らないのだから置いて行くのも仕方がないじゃないかと主張。
夫は自分が面倒をみるのが当然だから行くなら一人で行けと、娘は自分を選ぶと自信を見せる。
夫婦は物別れ、結局シミンは実家に帰る。

そうすると当然介護の問題が急務となり、ナデルは子連れのラジエーを雇うことにするが、
ラジエーは敬虔なイスラム教徒であり、宗教上、親族以外の男性の体に触れたりする事に問題がある。
そうなると、老人介護はそもそも出来ないことになり・・・
それなのに、キツイといいながらもラジエーは、自分の代わりに夫を雇ってくれと言い、
夫が仕事に来れるまで自分が変わりに働くと言う…―

そもそも、ここが日本人には何か理解しがたい。ハッキリしない女だと思ってしまうのだが、
終始笑顔のない、このラジエーのこの態度にこそ、この作品においての
イラクの抱える問題が現れていると言って良いのでした。。。


イスラム社会も、高齢化が進んでいるというのに、
現在のイランは政府による老人介護政策は、遅れをとっている。
しかも、貧しいラジエーのような敬虔なイスラム教徒には、需要があっても介護職にはつけないであろう・・。

イランの裁判制度にも、驚きを隠せないです。
胎児であっても、問題視されるのは、故意か過失かであり、
ケンカの挙句であっても故意であれば、即殺人罪とは・・・。
こう簡単に投獄、拘束されれば、失業者で溢れるんだろうなぁ~、と、
この事件の発端となったシミンが、あまりに自己中でとても嫌な女性に見えていたんだけれど、
なんとなくこの社会から逃げたい気持ちも解るようになってしまう…。

因みに、イランの女性達が被っているベールのようなもの。私は長いこと顔や肌を隠す為だと思っていたら、本当は髪を隠すのが目的らしいですね
画像にあるように、正式な場所以外では何でもいいらしいようで、シミンは結構普通にファッションに見えています。が、
敬虔なイスラム教徒であるラジエーは、外出時には必ず黒い身体を覆い隠すようなものを身にまとうのですね。
しかも、本作ではそこもポイントになる…。
公共の場でも男女は待合室も別。近代化が進んでも、根本的な問題もあるようです。

一組の夫婦の離婚問題が、もう一組の夫婦をも巻き込み裁判沙汰となっていくわけですが、
観ている者に様々な革命後の、法律、宗教、何よりも貧しいものが仕事に就けない現実はどこに根ざしているものか?
イラン社会の矛盾をひしひしと感じます......。
スリリングな展開で謎もあり、飽きさせず、、色々と考えさせられる作品でした
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深夜にドラマ

2012-05-03 15:16:40 | TV dorama

春ドラマが出揃いましたが、皆さんはお気に入りはもう絞れてきましたか?
今期は何といっても、各局、事件絡み・謎解きものが多いですよね~。
なので基本的に、1話完結スタイルをとっているのが多いから、一度見逃しても
結構ついていけるって感じです。

「鍵のかかった部屋」
毎週月曜 フジ 21:00~21:54
大手警備会社に勤める榎本径がセキュリティシステムに関する膨大な知識と鋭い洞察力で、完全犯罪と思われた難事件の解決への糸口を、密室を破ることで見出していく。
大野智/戸田恵梨香/佐藤浩市
佐藤浩市サンの無駄使いって気がしなくもないけど、今のところ楽しめてる。
1話完結モノだけに、アイディアとゲストキャストもポイントかも?
密室を破る度☆☆☆

「リーガル・ハイ」
毎週火曜 フジ 21:00~21:54
偏屈で毒舌で最低の性格だが、訴訟では一度も敗けたことのない敏腕弁護士と堅物新米弁護士のリーガルコメディー
脚本 古沢良太
堺雅人/新垣結衣/生瀬勝久/小池栄子/里見浩太朗/田口淳之介
有り勝ちな凸凹コンビものだけど、1話完結スタイルだから続きそう~
勝ち取る度☆☆☆★

「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」
毎週火曜 フジ 22:00~22:54
37歳で医師になった元サラリーマンの研修医が、信念のもと突き進み大学病院に革命を起こすヒューマンドラマ&ラブストーリー
草剛/水川あさみ/ミムラ/田辺誠一/斎藤工/八乙女光/松平健
この設定から方向性が、ちょっと剛君ドラマのパターンになっているかも、、?
なんとなく昔堤さんと共演のIT企業のサクセスドラマに似た感じかする・・・
自分を変える度☆☆☆

「もう一度君に、プロポーズ」
毎週金曜 TBS 22:00~22:54
病気で2人の思い出をすべて忘れてしまった妻に、もう一度ゼロからアタックし、二度目の恋を育もうとする献身的な夫の物語。
脚本 桐野世樹
竹野内豊/和久井映見/山本裕典
事件、謎解きが多い中で、爽やかなラブSTは却って新鮮~
竹野内さんの自然な演技がよいこれはきっと最後まで観続けられる♪
あきらめない度☆☆☆★

他には海外ドラマ2本を録画視聴。でも、1本はそろそろ脱落しそうですが・・
上の4本を合わせても、1週間、1日一本ペースで楽しめますよね~。
日曜は「平清盛」があるし(そろそろ、恭子ちゃんの次情報も欲しいなぁ~)
皆さんの深夜のお楽しみドラマはなんでしょうか~?
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捜査官X

2012-05-02 00:22:19 | the cinema (サ行)

挑むは、偽りの真実。
原題 武侠
製作年度 2011年
製作国・地域 香港/中国
上映時間 115分
脚本 オーブリー・ラム
監督 ピーター・チャン
音楽 チャン・クォンウィン /ピーター・カム
出演 ドニー・イェン/金城武/タン・ウェイ/ジミー・ウォング/クララ・ウェイ/リー・シャオラン

金城がトボケていながらも冷静沈着で頭脳明晰な捜査官、事件の鍵を握るミステリアスな男としてドニー・イェンが登場し、壮絶なカンフー・ファイトも披露する。
ピーター・チャン監督によるアクション・ミステリー。
平穏を絵に描いたような山奥の村で、指名手配中の凶悪犯が強盗殺人を犯し、その場に居合わせた製紙職人リウ(ドニー・イェン)と争った末に命を落とす事件が起きる。凶悪犯を退治したリウを住民たちが英雄だと称賛する中、村を訪れた捜査官シュウ(金城武)は精緻(せいち)を極めた現場検証や検死を開始。その結果、リウが正当防衛を装って、故意に凶悪犯たちを殺害したのではないかという疑念を抱くようになる。研ぎ澄まされた推理力と直感、常人の域を超えた博覧強記ぶりを発揮し、徐々に事件の核心に近づいていくシュウは、リウの驚くべき過去を知ってしまう。


1917年、雲南省の平和な村に現れた2人組の強盗は、その場に居合わせた男の必死の抵抗にあい自爆したような最期を遂げたはずだった。
その男は、夫に逃げられて一人で子育てをするアユー(タン・ウェイ)と一緒になり村に住みついたリウ・ジンシーと名乗っているが、妻のアユーもリウの過去は知らない…。
一躍村の英雄となるが、捜査官シュウは、襲われた両替商で脳内シュミレーション。
死体検案も自らこなし、凶悪犯を、その致命傷を狙って死に至らしめるリウは凄腕の持ち主だと狙いをつけ、
彼の過去を洗うよう手配する。

人当たりのいい天才捜査官は、ジンシーの夕餉によばれ、アユーも聞けない彼の過去に探りを入れ、
図々しくも泊まりこみを決め込む。
穏やかに、にこやかに接しながらもシュウもジンシーも一歩も引かない。

少しの真実を混ぜ込んだ嘘―、それが
やがて思わぬところから否応もなく剥き出しにされる真実とは?



出だしは普通に、横溝正史的な雰囲気の中に、
ちょっと必殺仕事人の藤枝梅安かよ?みたいな注釈つき映像が流れたりして
ミステリーっぽい入り方ですが、
中盤から一転、息も継がせぬ濃いアクションが展開されます。

ドニーさんのアクションも、「イップ・マン 序章」や「処刑剣」より壮絶!
臨場感もあり見応えのあるものになっています。
クララ・ウェイが超絶怖い!ジミー・ウォングの威圧感も凄い!!

で、タイトルとなっている捜査官X とはシュゥ=Xu だからなんですね。
妻がいい人だけど、本人はそれを知らないと言っていたとジンシーがシュウに言うのですが、、
シュウはその優しさゆえに過去の事件のトラウマを抱えていて・・厳しく捜査にのめり込むのですね…
果たしてジンシーに対するシュウの決断は?

ジンシーがシュウに、出会いは人生を繋ぐ運命のようなものだと語るシーンが
ラスト、再び蘇ってきました・・・。
ハイスピードなアクションが凄いけれど、
2人の男の人生を変える運命の出会いを描いたドラマとして、私は楽しめました
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今月の気になる作品♪

2012-05-01 23:30:10 | Weblog

今年のGWはお天気がいまいちですが、みなさん楽しんでいらっしゃいますか?
暦通りという方も多いでしょうね。
私は時間に制約があって(それもホンの数時間)遠出が出来ませんで、
もっぱら近場で楽しんでいます。ホントはどこかに行きたい~~

別離」「捜査官X」「テルマエロマエ」は鑑賞済み。感想は、後日。
タイタニック」の満足感を引き摺って、以降暫くは新作鑑賞も少なかったのですが、
今月はこんなに多い!
無理せず、時間が合うものから観ていくカンジになるかな~。

5月11日(金)
幸せの教室
トム・ハンクス/ジュリア・ロバーツ

5月12日(土)
ポテチ
濱田岳/木村文乃/大森南朋
伊坂幸太郎の「フィッシュストーリー」に収められた短編小説を、中村義洋監督が映画化したヒューマン・ストーリー

恋と愛の測り方
キーラ・ナイトレイ/サム・ワーシントン/エヴァ・メンデス

ル・アーヴルの靴みがき
フィンランド・フランス・ドイツ製作 
港町ル・アーヴルの裏通りにどんな花を咲かせるのか?アキ・カウリスマキ監督作品
 

5月18日(金)
ファミリー・ツリー
ジョージ・クルーニー/シェイリーン・ウッドリー

5月19日(土)
バッド・ティーチャー
キャメロン・ディアス/ジャスティン・ティンバーレイク

ダーク・シャドウ
ジョニー・デップ/ミシェル・ファイファー ティム・バートン監督

未來警察/FUTURE X-COPS
アンディ・ラウ/バービー・スー 香港発SFアクション


5月26日(土)
私が、生きる肌
アントニオ・バンデラス スペイン映画、ペドロ・アルモドバル監督

MY HOUSE

『TOKYO 0 円ハウス 0 円生活』(河出文庫刊)/『隅田川のエジソン』を堤幸彦監督がモノクロで描く人間ドラマ。

                
公開がないと思っていた「ル・アーヴルの靴みがき」が今月上映されます♪
久々、キーラの作品も楽しみです~
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平清盛 第17回

2012-05-01 00:40:31 | TV dorama

脚本 藤本有紀
演出 柴田岳志
制作統括 磯智明
音楽 吉松隆
語り 岡田将生
出演 松山ケンイチ/深田恭子/玉木宏/豊原功補/三上博史/山本耕史/田中麗奈/武井咲/森田剛/小日向文世/和久井映見/阿部サダヲ/國村隼/中村梅雀/井浦新/上川隆也
第17回 「平氏の棟梁」 13.9%
1153年、ついに清盛(松山ケンイチ)は平氏の棟りょうの座につく。父・忠盛(中井貴一)の仕事を引き継いでいく清盛だったが、忠盛が残した功績は計り知れなく棟りょうの器に不安を感じ始める。妻・時子(深田恭子)もまだ一門をまとめるにはおぼつかなく、不安な船出となる。そんな平氏一門を見かねた家成(佐藤二朗)は、棟りょうとなった清盛を朝廷にお披露目すべく、歌会を催し、清盛に歌を一首詠ませようと画策する。


今回は、清盛が平氏の棟梁となって、初船出となる際の、
夫婦の不手際、それをどのように乗り越えていったのかを、
出生に拘り骨肉の争いの収まらぬ朝廷の方々、一族が溝を深めるばかりの源氏親子を絡めつつ
描いていったところでした。

一門を集めた席で清盛は、父・忠盛の意思を継いで
「武士の世を目指す!これは棟梁である俺の、平氏一門の志と心得よ」と宣言。しかし彼も
棟梁としての仕事がどんなものであるのかさえ引継ぎをしておらず解らない。

時子もまた宴の膳の量を誤って、清盛に恥をかかせる結果となり、ならば、と乞われた
琵琶の演奏も「上達しないゆえ止めました」とあっさり断って清盛をイラつかせる。
そんな時に宗子の従兄の家成が、自宅で歌会を催すので清盛にも一首詠めという・・

頼みの信西にも断られ、いよいよ追い詰められている清盛に更に三男・清三郎が書を止めると
駄々をこねていると、コレも時子の躾が悪い所為だと怒鳴りつけ、更には
明子ならば、もっと然とした棟梁の妻となっておったぞ!]と、言ってはならない一言が、
時子を深く傷つける…―。ヒ、ヒドイっ

涙を堪えて去った時子の優しい女心は、弟・時忠によって清盛に伝えられる。
清三郎に、父上(清盛)は先妻の子2人の方が可愛いのだと言ったのは私だと。そして、
「姉上が琵琶をやめたは、義兄上が言うたからですよ。耳に残る明子様の音色をかき消されとうないと。・・・姉上はそれを、今も守っておいでなのです」
露骨に言われないと、妻の優しき心遣いに気づかない清盛。でも、
話せば解る夫、でもあるんですよね~。


そうして迎えた歌会当日。
清盛の歌を詠もうとして家成の子・藤原成親(吉沢悠)は詠めないと、そこで
清盛自ら読んでみせ、これは自分の顔みせの為の宴であるからと、自分にとっては
「妻や子、親兄弟、家人達、すなわち我が一門の者達を何より大事に思うておりまする」と
自分がこの歌会に頭がいっぱいで妻とケンカしたこと、しかし、わが妻は
「いつも明るく、まこと春の陽だまりの如き女子にございます」と言ってのける。

歌にもなっていない清盛の歌を馬鹿にしていた公卿たちや得子であったけれど、
然し、われらにもっとも足りぬものを持っている」と鳥羽院は評するのでした。



帰宅した清盛を待っていたのは、時子の弾じる琵琶を聴く4人の子ら。
母の琵琶の音を聴いた事がない清三郎と清四郎の為と、傷つき打ちひしがれている時子を励ます意味で、重盛が望んだものでしたが、
父の姿をみると子供達が時子の楯となり父から守ろうとするのです。時子の愛情をしっかり受けて
イイコに育っていました。時子も目を潤ませたシーンで、
「俺にも聴かせよ。そなたの琵琶じゃ.....。心配するな。そなたの音色と明子の音色はまるで違う。.....何れも忘れはせぬ」清盛の言葉に涙する時子でした...。

ところでライバル義朝は朝廷ですれ違った清盛に常磐を、俺の心のより所だと紹介しますが、
8歳の息子・鬼武者と正室の由良さまを放置状態。しかも父・為義は家宝の太刀「友切」を義賢に与えたと知って、父に詰め寄りますが、
「お前は強うなり過ぎた。己が父の誇りを踏みにじって何の痛みも覚えぬ程にな! さような者に源氏を背負わせるわけにはいかぬ!」とついに決裂!
父の意を解さぬとはいえ、嫡男として頑張ってきた義朝を蔑ろにするあんまりな処遇でありました。
         

結局今回も泣かされちゃったわけですが、
主人公を堕としては持ち上げる手法に、なんだかなあ~という感じもします。
例えば時子の膳の用意をしている時に池禅尼が来て、「まことこれで足りるのか?」という場面。
当然その後、「足りませぬか?」という会話があるのが自然。なのに、次の瞬間、時子と清盛は
恥をかくわけです。――ここは視聴者に想像させて、時子に「義母上さまのアドバイスで助かりました」と言わせた方が良かったと思うのです。
これでは池禅尼が何しに来たのか分からない。へたをすると(ついこの前まで仕切っていたわけですから)教えないとなるといかにも意地の悪い姑と言う事になります。
どうしても足りない嫁で、清盛の激高を引き出したい為であったとしても、池禅尼のあのセリフは要らなかった。

そもそも、もう清盛も30代の大人。いい加減カッコイイ主人公として描いて欲しい。
やんちゃで猪突猛進、純粋な清盛も私は好きですが、視聴者をぐいぐい引っ張っていくのは、
何時の場合も、強く凛とした、格好いいヒーローなのは間違いないところだと思います。
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