何より大事な夢があり 何より大事な彼女がいる
原題 For Love or Money(1993)
製作年 1993年
上映時間 96分
脚本 マーク・ローゼンタール 、ローレンス・コナー
監督 バリー・ソネンフェルド
出演 マイケル・J・フォックス/ガブリエル・アンウォー/アンソニー・ヒギンズ/マイケル・タッカー/ボブ・バラバン
自分の夢の実現を前に、愛か金かの選択を迫られるホテルマンの悲喜劇。
「メイン・イン・ブラック」のバリー・ソネンフェルド監督によるライトでおしゃれなラブ・コメディ!
ニューヨークの一流ホテルのコンシェルジェ(接客係)のダグは、なかなかの切れ者で、上客も多くついている。彼の夢は将来自分のホテルを経営すること。そのための設計図も作らせ建設予定地にも目星をつけている。残すはスポンサー探しなのだが、これも英国の実業家ハノーバーが興味を示す。ところがマイケルが密かに惚れていたアンディはハノーバーの愛人だった。夢の実現かそれとも愛のために行動すべきか、厳しい選択を迫られたダグが出した答えは……。M・J・フォックス主演のロマンチック・コメディ。
マンハッタンの一流ホテルに勤めるダグはやり手のコンシェルジェ。
マネージャーの嫌がらせにもぴしゃりと切り返せる切れ者。
立場を利用した部屋の寸貸しで小遣い稼ぎをしながら、山のような仕事をテキパキとこなす日々。
彼は大きな夢に向かって概ね順調。
だけど密かに思いを寄せている香水売り場のアンディにはどうやら既婚の男がいるようだ。
ある日英国の大富豪・クリスチャン・ハノーヴァー(アンソニー・ヒギンズ)と知り合うチャンスを得て、
ホテル事業のパートナーとして二人の関係は滑り出すが、
クリスチャンがホテルを内密に利用したい相手というのがアンディだと知ってショックを受ける。
やっと巡ってきた自分のホテルを手に入れるチャンス!
スポンサーになるクリスチャンの機嫌を損ねたくないダグは、言われるまま彼女のお守りをするが・・・
もうすっかり老いてしまったベルボーイを失業の危機から守り、
長期滞在の客の妻への宝石を買いに行き、犬の散歩にも応え、
不仲の滞在客の仲を取り持つべく劇場のチケットを与え、レストランを予約し、一流美容室も紹介する。
「
仕事以上の熱意」と優しさをもって
カレの一日はめまぐるしく過ぎて行くが、
旅行もせず、欲しいものも買わない。
ただ、夢の為に―。
そんな全力青年をマイケル・J・フォックスがいやみなく爽やかに演じていて、
いつの間にか応援してしまってる自分がいました(笑)
時々、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマイケルと被っちゃったりして
大人になっても変わらずフットワークもいいし、
ホテルの裏側も楽しく描かれていて、飽きずに楽しめます
ラストのサプライズに向けてはごく早い段階から仕込んであり、
それが予想できるのも反って嬉しい。
「セント・オブ・ウーマン」でとてもチャーミングで目を惹いたガブリエル・アンウォーは、
本作でも素晴らしい背中を見せて、ダンスを披露するシーンが
彼女の超ミニファッションもなかなか可愛い♪
ちょっと厭味な英国の富豪を、アンソニー・ヒギンズがスマートに演じていて、
これははまり役ですね~。
「摩天楼はバラ色に」ほどの派手さはありませんが、
ベタで王道のラブストーリーに、ホテルマンのサクセスを絡めて、マイケルの魅力全開
ちゃんと胸キュンさせながら、軽快でテンポもよく、楽しめた作品。
こちらで2005年に出演したアクターズスタジオでの元気なマイケルがご覧になれます。
http://jp.youtube.com/watch?v=rPmvncVL7xQ&NR=1