![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/62/7ec4235be58fbf38559b1cc6d5ad6b0e.jpg)
製作年度 2008年
上映時間 105分
原作 重松清
脚本 飯田健三郎/長谷川康夫
監督 中西健二
音楽 まきちゃんぐ
出演 阿部寛/本郷奏多/伊藤歩/井上肇/太賀
重松清の同名短編を阿部寛主演で映画化したヒューマン・ドラマ。いじめ問題が深刻化した中学校に現われた吃音の臨時教師・村内先生が、心に傷を負った生徒たちと真正面からぶつかり合う姿を描く。共演は「テニスの王子様」「シルク」の本郷奏多。監督はこれがデビューの中西健二。
新学期、東ヶ丘中学2年1組には休職した担任に代わり、臨時教師の村内先生が着任した。前の学期、男子生徒の野口がいじめが原因で自・殺未遂へと追い込まれ、転校を余儀なくされていた。マスコミにも騒がれ、学校側は生徒指導の強化などにより、生徒たちの反省と改心が進んだとして事態の沈静化を図っていた。そんなクラスにやって来た村内先生は、極度の吃音だったが、着任早々言葉少なに発せられたひと言は“忘れるなんて、ひきょうだな”という意外なもの。そして、日直に命じて転校した野口の机を教室に戻させ、その机に向かって“野口君、おはよう”と語りかけるのだった。だれもが野口のことを忘れようとする中、村内先生の挑発的ともとれる行動は、生徒ばかりか教師や保護者たちにも大きな波紋を投げかける。
先月から公開されていたのに、丁度忙しくなってきてしまって、
先日ようやく見ることが出来ました。
原作は未読ですが、奇をてらわない演出で学校の今と過去の過ちをみつめるいい作品でした。
「イジメているつもりはなかった。だってアイツ笑っていたじゃん」という少年。
黙って傍観者だったクラスメイトたち。
一度だけイジメる側にまわった少年・・・
中学2年といえば、身体も心も、
少しづつ子供時代にさよならを告げ、大人になっていく自分に気づき
焦りと不安がどこかに棲みつき、情緒が不安定になったりする時期。。
そんな2年1組の生徒に静かな強敵、村内先生が
彼らの心に、ちゃんと本気で聞かなければいけないこと、
真に反省することは何かを、伝えにやってくる。
村内先生は、うまくしゃべれないから、大切なことだけ本気で喋ります―。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/66/376cdd9dcb2e88a28cae3b082f818aa0.jpg)
人は弱いから、強くなろうとする。
でも、強くなんて、ならなくていい。頑張るだけでいいんだ。
今より少しでも、人の気持ちを想像するだけでいいんだ。
嫌なこと、忘れたい過ちから逃げずに、
そこにいて傷ついた心を救済する為に、正面からボールを投げる村内先生。
イジメの直接シーンはなく、生徒たちの今の様子やセリフから
コチラに想像させるのもよかったです。
全体にセリフは少なめですが、
生徒たちの不安や心の揺れなどがちゃんと伝わってきて、どの子も上手かったです。
本郷奏多くんは、こういう繊細な役が多い気がしますが、彼は本当に上手いですね!
阿部ちゃんも、違和感なく、静かな信念を持った村内先生を演じていてなかなか良かったです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
―青い鳥って何?―
大人を納得させる反省文の後の、いかにもな、何故か青い鳥・・・
教師や、大人や、友人―、
ヒトが本気で言った言葉に対しては本気で聴かないといけない。
何がイジメで、ナニがイジメじゃないのか、
昔子供だった私たちにも、今、勇気がない子供たちにも向けてとんで来る、
優しく厳しい村内先生の投げたボールはこころで受け止めましょう。
村内先生を語る2つのアイテム、一枚の集合写真と一冊の文庫本。
最後にその本が明かされるのですが、、涙で見えませんでした(悲)残念です。
上映時間 105分
原作 重松清
脚本 飯田健三郎/長谷川康夫
監督 中西健二
音楽 まきちゃんぐ
出演 阿部寛/本郷奏多/伊藤歩/井上肇/太賀
重松清の同名短編を阿部寛主演で映画化したヒューマン・ドラマ。いじめ問題が深刻化した中学校に現われた吃音の臨時教師・村内先生が、心に傷を負った生徒たちと真正面からぶつかり合う姿を描く。共演は「テニスの王子様」「シルク」の本郷奏多。監督はこれがデビューの中西健二。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book_mov.gif)
先月から公開されていたのに、丁度忙しくなってきてしまって、
先日ようやく見ることが出来ました。
原作は未読ですが、奇をてらわない演出で学校の今と過去の過ちをみつめるいい作品でした。
「イジメているつもりはなかった。だってアイツ笑っていたじゃん」という少年。
黙って傍観者だったクラスメイトたち。
一度だけイジメる側にまわった少年・・・
中学2年といえば、身体も心も、
少しづつ子供時代にさよならを告げ、大人になっていく自分に気づき
焦りと不安がどこかに棲みつき、情緒が不安定になったりする時期。。
そんな2年1組の生徒に静かな強敵、村内先生が
彼らの心に、ちゃんと本気で聞かなければいけないこと、
真に反省することは何かを、伝えにやってくる。
村内先生は、うまくしゃべれないから、大切なことだけ本気で喋ります―。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/66/376cdd9dcb2e88a28cae3b082f818aa0.jpg)
人は弱いから、強くなろうとする。
でも、強くなんて、ならなくていい。頑張るだけでいいんだ。
今より少しでも、人の気持ちを想像するだけでいいんだ。
嫌なこと、忘れたい過ちから逃げずに、
そこにいて傷ついた心を救済する為に、正面からボールを投げる村内先生。
イジメの直接シーンはなく、生徒たちの今の様子やセリフから
コチラに想像させるのもよかったです。
全体にセリフは少なめですが、
生徒たちの不安や心の揺れなどがちゃんと伝わってきて、どの子も上手かったです。
本郷奏多くんは、こういう繊細な役が多い気がしますが、彼は本当に上手いですね!
阿部ちゃんも、違和感なく、静かな信念を持った村内先生を演じていてなかなか良かったです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
―青い鳥って何?―
大人を納得させる反省文の後の、いかにもな、何故か青い鳥・・・
教師や、大人や、友人―、
ヒトが本気で言った言葉に対しては本気で聴かないといけない。
何がイジメで、ナニがイジメじゃないのか、
昔子供だった私たちにも、今、勇気がない子供たちにも向けてとんで来る、
優しく厳しい村内先生の投げたボールはこころで受け止めましょう。
村内先生を語る2つのアイテム、一枚の集合写真と一冊の文庫本。
最後にその本が明かされるのですが、、涙で見えませんでした(悲)残念です。
しみじみとしたいい映画でしたね。
原作は連作なのでもっと村内先生と傷ついた生徒達の交流があるため、この映画になった章だけではちょっと物足りないな~とは思ってしまいましたが、続編でも出来ると嬉しいですね。
言葉がとても少ない村内先生ですが、だからこそとてもその言葉は印象に残りました。
こちらからのTBが掛かりにくい様子ですが
記事は大切に反映させていただきます。
物事の本質だけをみつめる、しっかりと掴んで離さない目をもつ
金のわらじで探したい(笑)教師の鑑ですよね!村内先生!
これも、たくさんの中高生や、教職を目指すこれからの教師の卵にも、
そして親たる私たちのような世代にも観て欲しい作品でした。
短編集だということなので、原作も読んでみたいです
中2なんて、一番不安定な時期ですよね。
色々と考えさせてくれる映画でした。
あぁ、そうですね!教職を目指す人にも観てほしいですね^^
TB,入らないですか?申し訳ありません。
わざわざのお越しに恐縮です。
こちらからはこれからもお邪魔しますので、宜しくお願いします。
我が子育てを振り返っても、
中学に入った頃から少し変わり始めて、
中二あたりは一番不安定かな~と感じました。
そのあたりも感じさせてちゃんと結末にもっていってる
いい作品でしたね!
本郷奏多くん、上手でした
TBをこちらでもかけたのですが、うまくできなくて
ずっしりと気持ちの中に入り込んだ作品でした。
最後の文庫本は石川啄木だったと思います
(ばらさないほうが良かったらすみません・・。)
またちょくちょく遊びに来まーす。
TBが反映されないのは、すたほさんの記事解説中の、"自○未遂"がgooのコードに引っかかっているんだと思います。
コレ(じ○つ)は特に引っかかりやすいですね~。
キサラギの時も本当にダメでした。(送るのも、受けるのも)
さて、啄木っだったとは。。
宮沢賢治だと最初のシーンから思ってました。
阿部ちゃんと本郷奏多くんのやり取りも緊迫感があってとても良かったです!
またお話しましょう~♪
詩の題名までは分からなかったのだけれど・・・。
とても落ち着いた作りの作品で、ことさら自殺未遂などの悲劇やイジメの酷さを強調することが無かったので好感が持てました。
原作は本当に素晴らしいですよ!!
是非~。
そういえば、前向きな強さというよりも、
人生のほろ苦い悲しさを詠う啄木がしっくりくるかもです。
全体にコチラ側の想像をかきたる運びで、
押し付けがましさを感じるセリフもなく、好感の持てる演出だったのではないでしょうか。
脇を固める皆さんも含めて、役者の演技で見せる作品になっていたと思います。
原作は短編集ですよね?
きっと読んでみます!