to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

堪えがたいほどに、、袴田事件

2014-03-27 21:37:34 | Weblog
真犯人にではなく、
警察という国家権力によって罪をなすりつけられ、
48年という、本来なら働き盛りからの半世紀に及ぶ人生を奪われた袴田さん。

死刑判決を受けてから、こんなにも長く、
「執行」の判を捺さなかったのは、歴代の法務大臣をはじめ誰もが「冤罪」だと
感じていたからなのに…―

長い間、この姉弟を支えてこられた方と、最新のDNA鑑定技術が決めてになったとはいえ、
あんな稚拙な証拠を、検証もしないまま死刑判決を言い渡した当時の最高裁の罪は問われないのか。

偽証を誘導されて、嘘の証言をして苦しんでいる当時の証人も
自分を許せないできたこの長い年月。。。
司法の罪は大きいと思います。

―これ以上の勾留は耐え難いほど正義に反する…―
でも、もう、誰にも失われた人生を返すことはできないし、
死刑執行の恐怖に晒された長い日々の苦痛を贖うことはできない。

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今日はこのニュースを聞いた途端、決壊しました.....。
この事件を世に問う高橋伴明監督の『BOX 袴田事件 命とは』の公開からも4年。
この映画を観ると余計に、諦める事のなかった関係者の戦いに、頭が下がります。
この映画を機に、関心を持ってきました。