原題 SIDE EFFECTS
上映時間 106分 映倫 R15+
脚本 スコット・Z・バーンズ
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
音楽 トーマス・ニューマン
出演 ジュード・ロウ/ルーニー・マーラ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/チャニング・テイタム
うつ病の女性に処方した新薬の副作用を巡って思いもよらぬ陰謀に巻き込まれていく精神科医の運命を描く、スティーヴン・ソダーバーグ監督のサスペンス・ミステリー
金融マンであった夫マーティン(チャニング・テイタム)が違法株取引で逮捕されたのを機に、以前に患ったうつ病を再発させてしまったエミリー(ルーニー・マーラ)は、交通事故や自殺未遂を引き起こすように。診察にあたる精神科医バンクス(ジュード・ロウ)は、かつて彼女を診ていたシーバート博士(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)に相談。エミリーが抱える症状の詳細を聞き出し、彼女の了承も得て抗鬱剤の新薬アブリクサを投与する。症状が快方に向かっていたある日、マーティンがナイフで刺されるという事件が起き……。
久々のジュード主演のサスペンスなので、初日鑑賞~♪
幸せな精神科医が巻き込まれていく殺人事件を巡る展開がスリリング!
ミステリー好きの方には途中で予測がつくとしても、果たしてそうなのか??と、
ちょっと疑念を持ったまま、最後までゾワゾワさせてくれて面白かった
出所間近の夫に面会に行く、どこか虚ろな若妻エミリー。
やがてマーティンが出所し、再出発に向けて引越しの話が出ていた矢先妻の車による自殺未遂。
運び込まれた病院の担当医は、イギリスからやってきた精神科医のバンクス。
彼はうつ病に苦しみながら、生活のために仕事も続けたいと訴えるエミリーの症状を、
彼女の過去の担当医に話を聞きながら、新薬を処方することにしたが…―
エミリーは新薬の副作用で夢遊病を発症、
ついには夢遊状態で夫を刺殺。
犯行時、薬の副作用で夢遊病状態であれば、エミリーに責任能力が無かったとされ、彼女は無罪。
しかしその場合、医師のバンクスは薬を処方した責任を追及されることになり、
製薬会社もまた責任を問われる。
患者を守りたい医師。しかし、それは同時に、バンクスの医師生命、家族の崩壊の危機を招き、
製薬会社、風評を気にする病院からも背を向けられる事態に――
果たしてエミリーは無罪なのか?
バンクスに打つ手はあるのか?―
これは、ミステリー好きの方であれば、大方の予想はつく展開に結末。
ですが、それぞれのキャラクターを演じる俳優陣の醸し出す緊迫感で引き込まれ、
自分なりの推理も楽しみながら、飽きずに最後までこの人間関係を見届けられました。
「うつ病患者」のルーニー・マーラ、腺病質そうな雰囲気がかなりよかったし、
すっかり貫禄がついたキャサリン・ゼタ=ジョーンズも「精神科医」似合ってました。が、
何といっても今回のジュードは、女に甘いだけの男じゃない役で、嬉しかった(笑)
少しセリフが多いですが、最後まで気を抜かずに
キャストの会話を注意して聞いていれば、ラストにちいさくガッツポーズできると思います
※この作品は、事件の核心、結末に触れている、完全ネタバレのTBは保留とします。
これからご覧になる方の楽しみを奪わぬように、ご理解ご協力、宜しくお願いします。