to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

君に届け

2010-10-14 23:31:10 | the cinema (カ行)
本当に大切な想いは、
ゆっくりと伝えればいい。

製作年度 2010年
原作 椎名軽穂
監督 熊澤尚人
上映時間 128分
出演 多部未華子/三浦春馬/風早翔太/蓮佛美沙子/桐谷美玲/夏菜/青山ハル/金井勇太/富田靖子/ARATA/勝村政信

累計発行部数1100万部を突破し、テレビアニメシリーズも好評を博した人気コミックを実写映画化。
人一倍純粋で他人を思いやりすぎるあまりコミュニケーションが下手なヒロインが、初めての友だちや初恋に戸惑いや喜びを感じながら成長していく高校生活をさわやかに綴る。
見た目が暗く“貞子”とあだ名され、すっかりクラスメイトたちに恐れられてしまっている高校1年生の黒沼爽子。周囲の迷惑にならないようにと彼女なりに努力はするものの、どうにも空回りの日々。そんな爽子にとって、自分とは対照的に明るく誰とでもフレンドリーに接し、いつも輪の中心にいるクラスメイトの風早翔太は尊敬と憧れの対象。そして、自分にも優しく声を掛けてくれることに驚きと感謝の気持ちを抱いていた。やがて、その風早のおかげで千鶴&あやねとは親しく接してもらえるようになり、徐々にではあるが他のクラスメイトたちとも打ち解けるようになっていく。かつてない経験に幸せを噛みしめていた爽子だったが、あらぬ噂から千鶴&あやねに迷惑をかけてしまうことになり…。

今週は地元のシネコンのサービスデイが3つもあり、加えて、
夏頃まで半年に1~2本しか一緒に映画を観れなくなっていた友人が度々誘ってくるので、せっかくだから、、と
いいトシしたおばタンふたりで観てきました
ドラマファンな友人は、春馬クンも多部チャンも殆どのドラマを観てるとか。
何気に私も多部チャンは映画も観てる気がしてます。

で、絵に描いたような、少女マンガの、それも、ちょっとイマドキでない可愛さの青春ストーリー

爽やかな子と書いて爽子。なのに、
現実はいじめられっ子で、孤立していた。ケド、いじけていた訳ではなく、
いつも誰かの役に立ちたいと、1日一善を密かに自分に課していて、
自分が傷つくことより、誰かの迷惑になることを恐れるような、
孤独からくる強さを身に着けているような健気な子。

そんな序盤の多部チャン演じる爽子の子供時代のエピの見せ方など、ちょっと自虐の詩を思い出してしまった(笑)
可愛いけど、不運がつきまとう。
もう、多部ちゃんったら、可愛いんです♪
ウチにこんな子が居たら、私だって勝村パパみたいになっちゃうでしょ
貞子もお化けも、かみ合わないトンチンカンなところも、まるまるマンガ少女です



そんな貞子ちゃんに優しい眼差しを向けるただひとりの男子、人気者・風早クン役の春馬クンのキュートさもあり得ない~♪
真っ直ぐ見つめる目が澄んでいて(笑)
明るい笑顔はキラッキラ~まぶしいです!

ハブられている貞子に、ちょっとしたことから関心を寄せる吉田千鶴(蓮佛美沙子)矢野あやね(夏菜)の二人とのエピソードも、
少女マンガの王道をいくものですが、
恥ずかしながらうるっとしてしまうのです

こんな教師、いるのかあ~ナ、ARATA
高校何年生だよっっ!の金井勇太クンにもツッコミ入れながら、でも、
なんか安心して観ていました。そういう雰囲気があるのね。
そんなにおっきくない目で窺うように見上げる多部チャンと、爽やか過ぎてまぶしい春馬クンだし

凄い事件とかは起こらないけど、
些細なことでもちゃんと見つめてくれる人がいることの幸せとか、
だれかの名誉のために譲れないこととか、
勇気がないために知らないうちに人を傷つけてしまうこととかに気づきながら、
不器用な高校生たちが少しずつ成長していく姿に、なんだか心が洗われる・・そんな作品でした


コメント (6)
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