偏見を捨ててちょうだい!
原題 KINKY BOOTS
製作年度 2005年 アメリカ/イギリス
監督 ジュリアン・ジャロルド
音楽 エイドリアン・ジョンストン
出演 ジョエル・エドガートン/キウェテル・イジョフォー/サラ=ジェーン・ポッツ/ジェミマ・ルーパー
父親の突然の死により、倒産寸前の靴工場を相続した優柔不断な青年チャーリー(ジョエル・エドガートン)。工場の起死回生に頭を悩ませる彼は、偶然出会ったドラッグクイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)からインスピレーションを得て、ドラッグクイーン用のセクシーなブーツを新商品として開発しようと思いつく。 (シネマトゥデイ)
【kink・y】
①変態の、性的に倒錯した
②奇妙な、変わり者の
という、キンキーブーツとは例のエナメルの超ハイヒール、超セクシーな、
ドラッグクイーン御用達ブーツを指すのだそう(笑)
いや、とにかく面白かった
キウェテル・イジョフォーがこの作品でゴールデン・グローブ賞、主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされたのもうなずける怪演、快演でした
その点では優柔不断な主人公を演じたジョエル・エドガートンは、地味な役回りで好感度的にもわりを食った感があって、少し気の毒な気がする。
ストーリー自体は実話がベースなのでさほど膨らませられないサクセスストーリー。
田舎町の伝統ある靴工場、それも倒産寸前の工場をいやいや継ぐことになった田舎のおぼっちゃんと、
都会のSOHOでカリスマ的人気を誇るドラッグクイーンが、ふとした事で知り合い
ぶつかり合いながらも理解を深め、自分の弱さに立ち向かっていき、自信を取り戻していく物語。
ノーサンプトンという地方の田舎で、保守的な文化の中で育ったチャーリーと、
片やソーホーというロンドンの中心部、お洒落の発信地で君臨するローラの対比が面白い。
気が弱く、絶えずひとの目を気にする自信のないチャーリーは、父親を尊敬する工員たちの中で浮いていて―
メイクをしてドレスを着れば自信に溢れるローラも、女装しなければ引っ込み思案なオトコになじめない男。カレも世間から浮いていた―。
そんな2人が婚約者と、或は工場のみんなと、正面から向き合い
ミラノコレクションに向けて、キンキーブーツで勝負をかける
このクライマックスは清々しいほどの自信に溢れたローラ率いる、クラブ"エンジェル"のミラノ出張ショー
ローラが歌う懐かしい歌の数々も素晴しく、この作品のアクセントになっていた
ふたりの迷える男の、自分探しの物語だったともいえる、素敵な作品でした
原題 KINKY BOOTS
製作年度 2005年 アメリカ/イギリス
監督 ジュリアン・ジャロルド
音楽 エイドリアン・ジョンストン
出演 ジョエル・エドガートン/キウェテル・イジョフォー/サラ=ジェーン・ポッツ/ジェミマ・ルーパー
父親の突然の死により、倒産寸前の靴工場を相続した優柔不断な青年チャーリー(ジョエル・エドガートン)。工場の起死回生に頭を悩ませる彼は、偶然出会ったドラッグクイーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)からインスピレーションを得て、ドラッグクイーン用のセクシーなブーツを新商品として開発しようと思いつく。 (シネマトゥデイ)
【kink・y】
①変態の、性的に倒錯した
②奇妙な、変わり者の
という、キンキーブーツとは例のエナメルの超ハイヒール、超セクシーな、
ドラッグクイーン御用達ブーツを指すのだそう(笑)
いや、とにかく面白かった
キウェテル・イジョフォーがこの作品でゴールデン・グローブ賞、主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされたのもうなずける怪演、快演でした
その点では優柔不断な主人公を演じたジョエル・エドガートンは、地味な役回りで好感度的にもわりを食った感があって、少し気の毒な気がする。
ストーリー自体は実話がベースなのでさほど膨らませられないサクセスストーリー。
田舎町の伝統ある靴工場、それも倒産寸前の工場をいやいや継ぐことになった田舎のおぼっちゃんと、
都会のSOHOでカリスマ的人気を誇るドラッグクイーンが、ふとした事で知り合い
ぶつかり合いながらも理解を深め、自分の弱さに立ち向かっていき、自信を取り戻していく物語。
ノーサンプトンという地方の田舎で、保守的な文化の中で育ったチャーリーと、
片やソーホーというロンドンの中心部、お洒落の発信地で君臨するローラの対比が面白い。
気が弱く、絶えずひとの目を気にする自信のないチャーリーは、父親を尊敬する工員たちの中で浮いていて―
メイクをしてドレスを着れば自信に溢れるローラも、女装しなければ引っ込み思案なオトコになじめない男。カレも世間から浮いていた―。
そんな2人が婚約者と、或は工場のみんなと、正面から向き合い
ミラノコレクションに向けて、キンキーブーツで勝負をかける
このクライマックスは清々しいほどの自信に溢れたローラ率いる、クラブ"エンジェル"のミラノ出張ショー
ローラが歌う懐かしい歌の数々も素晴しく、この作品のアクセントになっていた
ふたりの迷える男の、自分探しの物語だったともいえる、素敵な作品でした