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幸せの雲と整体師  

呉市広の整体院 木村です。
(腰痛、肩こり、生理痛、不妊症など)
とびしま街道やランチなどの日記です

乳がんと向き合う 12 抗がん剤治療

2019-10-26 07:04:27 | 乳がんと向き合う


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乳癌と診断されて、気持ちの整理と治療法の選択など感じたこと患者目線で書いていきます。
感じ方なので何が正しいということはありません。カテゴリーを乳癌にしました。
自分で選ぶということが大事だと思います。
病院選びをしっかりおこなって、素晴らしい医師と出会えたことに感謝しています。


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昨年2018年6月に発生した乳がんは、8月に術前抗がん剤無しに全摘をして、土佐丹羽クリニックの薬と
分子標的治療のハーセプチンを1年と勧めていましたが、12月に新たな癌らしきものがみつかったため、
抗がん剤の選択になりました。抗がん剤は望んでいなかった者が選ぶことになった経緯はこちらです。

帯状疱疹も出たので、免疫力がでてからとそちらの治療をしてから2月半ばから4月後半までの3週間に一度、
計4回(4クールだけやってみようというすすめ)経験することになりました。
通常はもっともっと長い期間予防のためにつかったりするようです。



1年2か月の治療を終えて経過観察に入ったのですが、これを機会に公表することになったのは、
殆どの人が、近くの大きな病院のいうままの治療を選択するだろうと思ったからです。

抗がん剤は、2月14日に初めて2週間ほどで髪の毛が抜けてきます。そして一か月ほどで全部抜けます。
最初の呉の大きな病院では、髪の毛が抜けますよねと聞くと、大丈夫ですよ、また生えますからと軽く答えていました。
言いたかったのは映えるとかそういうことではなく、それほど体に害があるものですよねという意味です。

癌を退治するために正常な細胞まで壊すという体験なのです。
副作用は、口が乾き口の周りが切れる、顔がむくんでくる、とにかくだるいということが起きました。
幸いにして吐き気がなかったのが救いです。
これは、抗がん剤とは逆の発想の土佐丹羽クリニックの免疫力をつける薬のおかげだと思います。
病院のベッドで毛糸の帽子をかぶって寝ている状態は痛々しいです。

ウイッグは、東京で舞台女優などしていた姉が私のをあげるとくれたのですが、
実は、それはとてもよくできているもので、普通の髪型よりも笑えるほどよくなるものでした。
ウイッグ選びはとても大事だと思います。
あの人かつらよねと見えるのと、えっ?髪型変えた?いいね、それと見えるのと。

一般的には、通院治療で抗がん剤というケースが多いようです。
槙殿順記念病院では、1泊または2泊、検査をしながらの抗がん剤で白血球がどの程度下がるか、下がりすぎていればその処置をして
さらに一週間後に体調を見るために通院します。通院で買えられるケースもあれば、
通院でつもりでいってもそのまま1泊入院で白血球をあげる点滴ということも続きました。

抗がん剤1泊、一週間後、白血球をあげる一泊、二週間自宅で療養して次の抗がん剤と4回です。
この辺りは、外来抗がん剤よりも随分丁寧な対応をしていただいたと思います。

抗がん剤の体験は、体力が落ちていくことと辛さの体験をしますが、僕が考えている精神面が癌を治す、家族と本人の意識が治す
という考えに対して、抗がん剤の期間は、当人は精神的にとても孤独だということです。
それは、癌になったという時は痛みや自覚症状はないのですが、抗がん剤の時はぐったりつらそうな状態になり、
家族が精神的に同じベクトルでいるというのには無理がありました。差がありすぎます。
ここはとても大事なところです。
本人は、この戦いは負けてしまうのではないかという不安がいっぱいだと思います。

4クールを終えて、検査をすると、抗がん剤は効かず癌らしきものは大きさも変えていませんでした。
そして摘出です。摘出後に病理検査を半月待ちます。その結果、良性。癌ではないことがわかりました。
抗がん剤の怖さはここにもあります。効かないとすれば次の抗がん剤に変わり抗がん剤の期間が長引くからです。
このあと1年計画のハーセプチンのみが9月まで続きました。これひとつになると体調は回復に向かい髪も生えてきます。
癌ではなかったということと、土佐丹羽クリニックの薬は効いているぞと思えたことがこの体験でこのあとの支えになります。

癌は何が治すかということ

  環境汚染が体に悪い影響を与えているので活性酸素をなくすことをする(薬など)
  食生活が悪い(化学調味料や栄養のない野菜、牛乳など)ので、食生活を見直す。
  ストレスをなくす。
  自分の生き方の整理をする。

ここに現代医療機関が関与しているのは、食べて良いもの悪いものをいうことがあるかもしれませんが、精神面は埋めることはありません。
僕たちの場合は、調べて希望する治療を伝えて話し合いをしっかりしたので精神面も支えてもらえました。

標準治療を選ばなかった。ただ、結果的に短い期間ではありますが抗がん剤も体験した。
そして、その結果、自分たちの選択がやはり良かったのだとわかってきました。

ここでなぜ先に切って調べなかったのかという疑問の人もいるかもしれません。
それは浸潤癌は、進行がとても早く、切ってもまた出るという繰り返しになるケースがあるからです。
転移先が脳であったらとか場所によって大変なことになるために転ばぬ先の杖ということでの選択です。

コメント (4)
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乳がんと向き合う 11 再発?

2019-10-23 19:03:17 | 乳がんと向き合う


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乳癌と診断されて、気持ちの整理と治療法の選択など感じたこと患者目線で書いていきます。
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2018年6月に乳がんステージ3Bの診断、リンパ節転移ありの診断を受けて、
術前抗がん剤から始める治療を勧められましたが、お断りして8月7日に全摘手術をしました。
7月から始めた土佐丹羽クリニックの生薬と術後のハーセプチンの治療をしていきました。
1年かかります。
そして、12月にCT検査を受けました。検査の結果が良くないようで、
家族で来てくださいと医師から話がありました。

全摘手術では取り切れるものは全てとったのですが、わきに新たながんらしいものが発見されたのです。



そこで、槇殿順記念病院で、このケースの場合に標準治療として抗がん剤を使うことがいいと思うという説明と、
「あなた達の元々の意向もわかっています。どうしますか?」と話しがありました。
最初からとても信頼できる対応の先生なので、もう一度「先生ならどうしますか」と尋ねました。
「細胞を取ってみないとわからないグレーだけど、抗がん剤を4クールだけお勧めします。4クールだけです。」
ということでした。

もし、抗がん剤はしない選択をして、悪化した場合に、指示に従わなかったことで
その後の治療に不安を感じていると伝えると、
「どの治療法を選択されても、最後まで見捨てることはしません。」
「次の転移が脳だったり、もっと辛いこともあるかもしれないと考えてください」
ということでした。

少し時間をくださいとその時は帰りました。
当初の希望どおりにいかなくなったのと、この説明を聞いたがん患者当人の心境はどうなんだろう。
私は死ぬのかとよぎっているのではないだろうか。
ここで重要なのは、治療の選択ともうひとつ大事なことは、僕の対応です。
どう話を進めるか、ここまではリードしてきたのですが、前に出しゃばり過ぎても行けません。
かといって本人の意思を尊重すると言うと、本人任せで自分は何もできないと
引き下がったように見えます。
どちらでもなく、真横にいて支えねばなりません。
本人、家族、医師、この関係が正三角形が理想でしょう。
本人が医師、この2人だけがいて直線というのはどうかと思います。


最初から僕自身ががんの宣告を受けたかのように行動することが大事です。
極端なことを言うと、がんが何で治るかと言うと、家族の支えが半分ではないかと思います。

時間をくださいと言って、岡山クリニックの丹羽先生にも相談にいきました。
丹羽先生は「うーん、抗がん剤はいらんと思うけどなあ」とぼそっと、
血液検査の結果をじっと見て言いました。
「血液で見るデータで問題ないけどね。うちの薬は、昨年7月にふやもう一種類増やそう」と言うことになりました。
診察室をを出た後すぐに「先生が呼ばれています」と看護師さんが声をかけてきてきました。
カーテンを開けて中に入ろうとすると、丹羽先生は背中を向けたまま、
「怖かったら、 やつとけ」「それも早いうちにな」そう言ったのです。

素晴らしい先生です。京都大学で20数年抗がん剤を使う治療をして、自分の子供をがんで亡くした後、
研究を重ねて生薬を開発して、沢山の人を救っています。
抗がん剤は完全否定でもなく、使い方の間違いを説いています。

槇殿先生の「何を選ばれても最後まで見捨てることはしません」
丹羽先生の「怖かったら、やっとけ」
この言葉に救われました。
それが効くからではなく、恐怖心をなくそうという精神面のような気がしました。

槇殿先生が「結局、推奨する治療はあるけど、がんはわかっていないんですよ。
何が正解というものはない」
「後悔しないこと。ああしとけばよかったとならないようにね」
そして2月から4クールだけの抗がん剤投与をすることになりました。

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乳がんと向き合う 10 食を考える

2019-10-20 21:49:38 | 乳がんと向き合う


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ブログをずっと見てきた人はいろんなところに食べ歩いていると感じていると思いますが、乳がんの摘出手術後ですが、
三週間に一度一泊入院なので、それ以外は家にいました。あと、岡山クリニックへ行くときもありました。

食べ歩きというより、僕たち夫婦で食べに行ったのは、和食の見直し。健康的な食事という参考にそういう店を探して行っていたのです。
それで夫婦で食べてみる。感想を言いながら味わうそんな食事を大切にしました。

上の写真は、倉敷の桜花。古民家のバイキング形式の野菜中心の料理の店です。

2018年9月 呉中通りIKKO


出汁からとったおいしい味噌汁のある店。一品ずつこだわった健康的な料理を作ってくれます。

2018年9月 竹原市 農家レストラン西野



農家レストランは品数は多くて、バイキングです。安芸津のじゃがいものコロッケもおいしいです。
よい素材、野菜がおいしいと味付けも薄目で大丈夫です。

2018年9月 世羅町 ごもくめし


米が特においしい世羅町。ここでまだ縁側は開けたまま食べられた季節。
玉子のおいしさもあって茶わん蒸しがとてもおいしかったです。

ティクナットハンの本

僧侶ディクナットハンの本には、ゆっくり真っ直ぐに食事に向かうことを書いています。
あまり話をせず、一口ずつ丁寧に味わってみる。野菜を作った人、料理をした人を思えるようなぐらいゆっくり味わいます。

2018年9月 北広島町 かりお茶屋 


自然の多い八幡高原。こちらの野菜もおいしいです。天ぷらは薄目のころも。
かりっとあがっていて、だしは少なめにちょっとだけつけて食べます。蕎麦も地元の良さが出ている優しい蕎麦でした。

2018年11月の 世羅町 ごもくめし


またまた、ごもくめしに行ったのは、11月中旬から3月まで冬の季節は休みになるので繰り返し行きました。

2018年12月の 倉敷の桜花


岡山クリニックへ行くときはお決まりになった、倉敷の桜花。同じような料理ですが、
味付けは酢を強めにしたり、あっさりにしたり工夫されています。



2019年1月の月の舟




音戸町波多見の月の舟。ネットでは見つかりにくいのですが、ブログに書いてから見つかりやすくなったと思います。
旬の野菜を使って、品数も多く野菜のおいしさを引き立てています。

2019年1月 出雲 献上そば 羽根屋  


出雲の蕎麦は、とろろと一緒にいただきました。こしの強さがあっておいしい蕎麦でした。
こんな食事をじっくり味わうということをコツコツとやっていきました。娯楽という感じではなく、
お茶をたてていただくような気分と同じです。丁寧に食べて、本当に健康的に食べるとはということを考えたのでした。

これは、少しのことのようですが、繰り返すとおいしいがよりわかりやすくなります。
それで家で食べることも素材にこだわって食べるようになるのでした。
この年もその前の年と同じ、愛媛は久万高原町の玄米を買って自宅では食べています。

科学的エビデンスというけども、抗がん剤は癌の治療に本当にいいのかというのはとても疑問です。
よい細胞を壊すからです。壊された細胞はいずれまたそれが原因で癌になりやすいと思います。

人間を生かしているのは、自然です。食生活、睡眠、体を整えて動かす。こんな地味なことはとても大事です。
これが、癌にを克服するのに自分ですることになると思った秋から年明けでした。


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呉市広にある腰痛、肩こり、生理痛、冷え性の整体院  身体均整 木村 
柔らかくソフトな整体です      整体のホームページは、こちら → 
広島県呉市広中迫町6-21-101
 

整体のご予約は → TEL0823-73-6879



松山で整体を習い方への記事はこちら    整体の学び方選び方の記事はこちら 
体験ご希望の方は、0823-73-6879へお電話ください。
次回の予定は、 9月12日木曜日です。場所は松山市北持田町の愛媛県生活文化センターです。
1回の会費は6000円です。初回は無料体験可能です。仕事としても家庭療法としても生かすこともできます。
痛くない柔らかい整体の内容はこちらです。


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乳がんと向き合う 9 旅に出る

2019-10-17 19:22:23 | 乳がんと向き合う


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 乳がんと診断されてから、何をするかというと原因がどこになるかというところに目を向けました。

 今、医師にあって意見を聞いて、本もいろいろ読んで経過観察に入っているところで
 患者としてまとまった考えは、

  1.環境汚染  温暖化による災害も多く発生していますが、紫外線も体に良くないです。
  2.食べ物   年中ある野菜もあって農薬もいっぱいつかわれて本来の味や栄養がないものも多いし
          料理には化学調味料もよく使用されています。
  3.ストレス  現代の忙しい社会で生きていくには、田舎でのんびりというのも心が落ち着けない不安がやってきます。
          人とのかわからりが人間には必要ですが、それがストレスになっている人も多いです。
          子供が離れて行ったあとは、主婦は目標を失うのかもしれません。

  4.生きることの整理
          ただ長く生きるということが目的ではなく、どう生きるかが問題です。
          自然に生かされているということに感謝して過ごしていけること。
          

 それで、病気の人がいるときは、3と4は、家族がどう対応するかというのがとても大事です。
 乳がんの診断を受けて、本をすぐに十数冊買いました。そして、勉強するのは、本人も食事などの本は読みやすいですが、
 この治療が効くみたいなものは重すぎて本人には無理があります。

 大事なことは、伴侶であるものが勉強して、こういうことだと思うと読み解いてあげることです。

 食事の見直し、旅に出て自然と触れて宇宙に目を向けてみるということは僕の整体的な考え方です。

 最初に行ったのが、福富町のカントリーグレイン 野菜中心の料理を味わって家庭でもどうすべきか考えます。
 
 
 
 そして次の週に行ったのが、愛媛県の亀ケ森林道です。山の上から風景を眺めて空気をいっぱい吸ってみます。






 全摘するということは、もういけないなぁと最後に入った温泉がその時の愛媛県の本谷温泉です。

 

 そのほか、食べるところでは、こんな店にも行きました。地元の野菜や魚を使った料理です。

 音戸の天神庵
 
 

 音戸町波多見の月の舟
 
 

人間は自然によっていかされています。その自然と離れたら病気になる。もう一度空を見上げて宇宙に向かう。
人は生まれて死んでという自然の摂理。
そしてどう生きるかは、年数よりも中身がどうなのか考えてみる。無理をしていないか、
感謝できることはいっぱいあるか。
そうすると、内容がとても大事だしとても恵まれていることもよくわかります。

生きている間に、行ってないところに旅行しようというのとは少し違います。
僕は意外と子供っぽいところに目を向けます。それをぼそっと話す。そんな解説付きの旅をすると
いいよねぇと思えてくる。
子供感覚で自然を見るととても豊かです。それが病気を治すコツ。だから癌とは闘わない、向き合います。

お医者さんに話を聞いて、わかりました。ではよろしくお願いしますというのもあるでしょうが、
私はこう生きていこうと思います。そのために頑張ります。よろしくお願いします。
主体は自分にあるということで癌に向き合いました。

食生活など環境を整える。仕事はやめてみる。子供感覚で自然と向き合って呼吸をする。
やっていることは、発症からすぐに始めた土佐清水病院の薬。そして、全摘手術後はハーセプチン。
強い抗がん剤は使いません。

 人それぞれです。僕たちは、癌だから抗がん剤という話に乗りませんでした。
 それが、精神的にとても強くなれたと思います。
 抗がん剤を使わない、開発した薬を持っている土佐清水病院と、
患者の考えを大切にする槙殿順記念病院に出会えたからです。
これだけでとても運があると思いました。

それが、日がたつほどに楽しい日になっていきました。
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乳がんと向き合う 8 全摘手術

2019-10-14 19:41:46 | 乳がんと向き合う


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昨年のこと、2018年6月の中旬に乳がんと診断されました。
ステージは4に近い3です。しこりが大きくリンパ転移ありです。
最初の病院の治療方針はお断りして、全摘手術をすることにしました。
術前抗がん剤をして、がんを小さくしてから摘出し、さらにそのあとに抗がん剤というものでした。
抗がん剤を使わない方法をとることに夫婦で決まったので、そのまま摘出です。



摘出する病院を見つけるのに苦労しましたが、知り合いに教えてもらってそれができることになりました。
その1か月半はとても長く感じました。

8月6日、原爆記念日に広島は横川の槙殿順記念病院に入院して7日が手術です。
全身麻酔で、午後から3時間ほどかかりました。
そして、無事地摘出。本人は、終わるまで気が付かないままでした。

手術の経過を見るために2週間ほど入院しましたが、とても親切な病院で安心していられました。
この入院が暗い気分になるか、一歩前進と明るくいられるかで気持ちが大きく違うと思います。

そして、そのあとは、1年間3週間に一度の点滴をするハーセプチンという薬を選びました。
これは、土佐丹羽クリニックでもこれはいいでしょうといわれていた薬です。

抗がん剤は、健康な細胞もふくめて全身を攻撃してしまいます。

癌とは闘わない。向き合っていくという選択なので、部分を攻撃する薬を選んだのと
副作用が少ないという点でそうしたのです。
それでも副作用は、心臓に負担をかけるということで、まず心臓の検査から入ることと
ハーツ―が陽性であるという条件付きだったので、それも調べてもらって選べることになりました。

薬まで希望を言う患者は珍しいと思いますが、
自分たちの希望を伝えながら治療してもらえるというのが、気持ちの上でとても支えになりました。
毎日が明るい未来へ。耐える感じではありません。

そして、3週間に一度、1泊か2泊の入院で薬の投与ということを1年間することになり、先月終わったところです。
これで、一区切り。治療は終わり経過観察になったのでここで公表することにしたのです。
それは、こんな病院選びもある、治療もあると知ってもらうためです。
簡単にはたどり着けなかった方法。
摘出手術の後の退院、この日は明るい希望が見えた日です。

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