昨日はひさしぶりのお出かけでした。
さて、ここはどこ?
今回はちょっと早めの訪問だったので、川辺の桜はまだかたい蕾。
でも・・
きれいなイエローが元気をくれました。
春はもうそこまで来ているんだね。
春、川辺の桜の樹、といえば・・
そう!やってきたのは・・ギャラリーウシンさん。
もはや私の春の風物詩
今年も「BOOK展」の季節が来たのです!
今年初訪問、オーナー様との久々の再会がうれしくてお互いマスク顔ですが、笑顔なのはわかる。
ひとしきりおしゃべりののち、いざ!お二階の展示部屋へ。
入って左側の壁には
今年も銅版画作家・大野加奈さんの作品が素敵な蔵書票(EXLIBRIS)がいっぱい
小さな小さな猫の版画も!
なんと切手ぐらいのサイズで、繊細で緻密に猫が描かれてます。
そしてこちらは・・
カリグラフィー作家・五木田摩耶さんの作品。
コーヒータイムをモチーフにした作品3点です。なんと、コーヒーから作ったインクを使って描かれているんですって!
流麗な文字がなんともスタイリッシュ、イラストもかっこよく美しい
こちらはオーナーさんのお宝展示。
小さな引き出しがいっぱいの素敵な収納箱、その中身は?
小さな小さな本!?
そう。一つの引き出しにひとつずつ、豆本が収納されてました。
豆本とは?
「手のひらに収まる程度の小さな本のこと」だそうです。
この豆本こそ、今年のBOOK展の目玉だったのですよ
ほら、
部屋の中央に置かれたテーブルには・・
小箱に入った豆本がずらり!!
なんと14種類の豆本が展示されていたのです。
小さくて美しいものが並んでいる・・って、なんかもう眺めているだけで幸せいっぱいな気持ちになるのはなぜでしょう?
思わず笑顔になっちゃうのです。
こちらはすべて、作家であり、ジュリ友さんでもある・・おなじみ田村理江さんの作品
サイズ感はこんな感じ。
1辺の長さが5~6センチ。
なにがすごいって、この小さな小さな本には、1冊ずつ素敵な物語が紡がれ、美しい絵が描かれ、それぞれの本の世界にぴったりの装丁が施され、小箱に趣向が凝らされているということ!
もう~このセンスが抜群すぎました。
素材もさまざま。布や色紙、刺繍やアップリケ、アマゾンの茶封筒なんていうのもあり。
ゆえに装丁を見ているだけでもうっとりなんですけど・・
やっぱりすごいのは中身です。
それぞれに描かれた物語がひとつひとつとても味わい深い。
14冊の豆本に14個の世界はなんともバラエティに富んだテイスト。
ひたすら可愛かったり、おかしかったり、切なかったり、不思議だったり、ジワリと来たり。
登場人物も、王子様・てるてる坊主・お人形・恋人たち・・などなど様々。(王子様はちょっとジュリー風味だったような)
サイズこそ小さいけれど中にはイマジネーションの世界が大きく広がる本の魅力がぎゅぎゅっと詰まっているのです。
さすがストーリーテラー理江さん!
そして紡がれる言葉にあたたかな人柄があらわれているんだなぁ。
・・で、ここでひとつ疑問がわきませんか?
なにせ1ページが5㎝角の世界。
そこに物語が書かれているのですから、その文字の小ささたるや・・💦
老眼の進んだきんぴらの目で、ちゃんと読めたの~?
実際昨日は老眼鏡もっていくの忘れちゃって・・うう、この文字は???と、なっていたんですけど。
そこにはちゃんと救いの道具が用意されてました!そう、それは・・
むしめがね~♪
これで小さな文字もばっちり!
ということで、14冊の豆本・・すべて読み耽り、小さな本のなかに広がる素敵な物語の世界をしっかり堪能してまいりました。
14冊の本を読むのってなかなかの時間がかかりますが、ひとり豆本小箱の世界に浸る贅沢な昼下がり。
至福のひとときでございました
そして、BOOK展でのお楽しみといえばこちら!
五木田さんのカリグラフィーによる蔵書票です。
5㎝×9㎝のカード、好きなデザインを選んでお願いすると、五木田さん直筆で希望する名前をカードと同じ書体で書き入れてくださるという贅沢
今年もお願いしてきました。出来上がりが楽しみです~
理江さんの豆本、田村さんの猫の銅版画(こちら豆本に貼れる蔵書票サイズ)、あまりのかわいさに購入。
手前のさらに小さな極小豆本(3㎝角)は理江さんお手製のおみやげ
小さな本の小さな物語。
あぁ尊い。
BOOK展、3月26日まで開催されてます。
興味のある方はぜひ 事前にお電話されて行ったほうがよいかもです。
本日、急遽ワクチン三回目を受けてきました。
うー、腕が重い。
昨日接種券が届いて・・近所の病院の予約が取れたのでささっと!行ってきましたよ。
今回はモデルナ。さて、明日は静かに過ごさねば。
おやすみなさいー。