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木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

音声通訳付きの裁判員裁判が始まるそうです。

2009年09月06日 00時27分04秒 | sign language
読売新聞の夕刊にタガログ語の通訳が付く裁判員裁判が埼玉で8日から始まる、との記事が載っていた。日本手話通訳士協会は是非傍聴に行って欲しいものです。とっても参考になるのでは。といってもタガログ語が理解できないと「通訳」の善し悪しは判断できないかも・・さすがに日本手話とタガログ語ができる手話通訳者っていないだろうなぁ~。
記事によると「法廷言語分析チーム」なるものが日本通訳翻訳学会にはあるそうです。どういう通訳をしたら裁判員裁判の進行にどういう影響があるのかを調査したとのこと。日本手話通訳士協会も一日も早くこうした体制を整えて欲しいものです。専門家に調査を依頼するというスタンスが求められるでしょうし、「専門家」の育成も急務ですよね。

2009年(平成21年)9月5日(土)読売夕刊
通訳介し初の裁判員裁判
-8日から 心証、量刑判断どう影響

 法廷通訳を介した初の裁判員裁判が8日、さいたま地裁で始まる。書面による一審理から、口頭でのやり取りに重心が移った裁判員裁判。「通訳次第で、裁判員の心証や量刑判断に影響を及ぼす」と懸念する声もある中、裁判進行が注目される。
 被告は、強盗傷害罪で起訴されたフィリピン国籍で、当時19歳だった男(20)。起訴状によると、男は昨年12月、少年2人と共謀し、さいたま市南区の路上で通行人の男性(26)に暴行を加えて現金約3万円などを奪い、重傷を負わせるなどしたとされる。
 男は日常会話の日本語がわかる程度。通常の裁判では通訳は1一人だが、今回はタガログ語の通訳2人が配置される予定。さいたま地裁によると、冒頭陳述などは事前配布の資料を基に同時通訳するが、証人尋問や被告人質問、論告や弁論については、質問などの途中で区切って逐次通訳する。主尋問と反対尋問は2人で交代するなど役割分担する。
 通訳の裁判長への影響を調査する日本通訳翻訳学会「法廷言語分析チーム」によると、被害者に暴言を吐かれた被告がナイフで刺した傷害事件の模擬裁判で、通訳が英語の暴言のトーンを弱めたため、裁判長の被害者への同情が強くなったという。また、大阪大の津
田守教授(司法通訳翻訳論)は「2人以上でやるには訳語を統一したり、情報を共有したり、事前の準備が必要」とし、法廷でかなりの集中力が要求されると指摘する。今回の裁判は、通訳方法や通訳の負担軽減策などを検証する機会になる。
 法廷通訳は、裁判所の面接や研修を経て登録され、4月現在、全国で58言語、4066人。登録者のまとまった組織はなく、日弁連法務研究財団の研究会は「裁判員裁判では新たな技能が必要」として、全国各地で研修会を始めている。
 最高裁によると、昨年1年間の裁判のうち、裁判員裁判の対象となる被告は2208人。そのうち外国人被告は162人を占めた。

「配慮の平等」が手話通訳

2009年08月22日 12時33分47秒 | sign language
午前中の田門さんの講演は大変素晴らしかったです。開会式の来賓挨拶で少し寝られたのも、良かったですが、眠気も吹き飛ぶ面白さ。あのパワーポイント手に入らないかなぁ~。私のちょっと前に座っておられた明晴学園の米内山氏も我が意を得たりというように何度も大きく頷いておられました。

地震で閉じ込められたらどうやって助けを呼ぶか?(ろう者vs聴者)

2009年08月20日 01時42分10秒 | sign language
また、今週も手話サークルに参加して来ました。今日の勉強の一番目のテーマは「地震が起きたときにどうやって助けを呼ぶか」という内容でした。聴者なら大声で助けを呼びますが、ろう者の場合は「笛を吹く」「周りの音の出そうなものをたたく」「光で知らせる」などのほか「子供用の非常警報装置みたいな機能を持った機械」を常時携帯するなど意見が出ました。そういえば子供用携帯電話でそんな機種があったような気がします。
聴覚障害者用のみならず聴者でも近頃は物騒なので女性とかお年寄りとか「非常警報装置付き携帯」って有用で売れそうに思いますが、auさんいかがなもんでしょう。ひったくりに遭ったときに携帯ストラップを強く引くと警報ブザーが鳴るとか・・・・。そういえば先日の静岡の地震の時にau携帯では1分も前に「地震予知メール」が届いたそうです。すごいですよね。その人は「地震が来ます」っていうメールを読んでとっさに窓を開けたところに地震が来たそうで、役に立ってますよね、画期的です。
二番目には「台風系」をやりました。最初に「台風」の接近をろう者はどう気づくのかという話題が振られて、聴者なら「風の音」や「雨が窓をたたく音」で天候の悪化を知るが、ろう者の場合は「雲を見て」判断するという説明がありました。「強風」「暴風」「台風」を手話でどう表現し分けるか、さらに「強風雨」「暴風雨」など雨が一緒ならどう表現するか、さらにさらに「小雨」「中雨(?)」「大雨」「大大雨」の表現をあれこれ考えました。「大大雨」の時に「頭から水をかぶったような雨」という表現をされた方がいて、なるほどねぇ~と感心しました。さらに「竜巻」という手話を習いました。竜巻って天と地と両方から渦巻きが接近して発生するそうで、手話もその状態を表すものでわかりやすかったです。
最後に「選挙」の話題をやりました。「公示」の手話をやった後、政党名の手話をチェック。1「自民党」2「民主党」3「社民党」4「公明党」5「国民新党」6「みんなの党」などが出てなぜか7「共産党」の名前が誰からも出ませんでした。私は「スマイル党」のポスターを見たと主張しましたがほかに見た人がいなくてあまり相手にされませんでしたが、家に帰ってからネットで検索したら「日本スマイル党」の政見放送がユーチューブで一番人気になっていました。このほか8「改革クラブ」9「新党日本」10「新党大地」11「幸福実現党」などがあるんですねぇ~。また「ろう者で立候補した人はいるか」という質問があり、元東京都聴覚障害者連盟理事長の水上さんの名前が挙がっていました。私の記憶では水上さんが立候補したのは都知事選だか都議選だった気がするのですが、私が手話を始める以前に衆議院に立候補していたのかも・・。あとは「無言の政見放送」で有名な雑民党の渡辺完一さんですよね、1986年の衆議院東京都選挙区とのことだからもう23年も前のことだ。
参考までに日本手話研究所が発表した「第45回衆議院議員総選挙の政見放送等に備えた選挙にかかわる手話16個」は以下の通り。
1)改憲(かいけん)
2)治安(ちあん)
3)外需(がいじゅ)
4)中長期的(ちゅうちょうきてき)
5)海賊(かいぞく)
6)内需(ないじゅ)
7)蟹工船(かにこうせん)
8)貧困ビジネス(ひんこんびじねす)
9)集団的自衛権(しゅうだんてきじえいけん)
10)風評(ふうひょう)
11)税調(税制調査会)(ぜいちょう・ぜいせいちょうさかい)
12)負の遺産(ふのいさん)
13)世襲制(せしゅうせい)
14)水際(みずぎわ)
15)弾道ミサイル(だんどうみさいる)
16)雇い止め(やといどめ)

ついでに選挙関連の毎日新聞の記事も以下につけておきます。
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「国民の基本的な権利である選挙に臨む際、手話通訳は非常に重要」。昨年7月、増田寛也総務相(当時)が、衆院選比例代表の政見放送に手話通訳を認めると発表した。衆院比例では今回初めて採用される。政見放送の手話通訳は、参院選の比例代表(95年)、政党の持ち込みビデオに限った衆院選小選挙区(96年)と徐々に広がってきた。

 83年の公職選挙法改正まで、聴覚障害者は立会演説会で手話通訳を見ることができた。立会演説会が廃止され、手話のない政見放送が主流になると、聴覚障害者団体は度々、旧自治省を訪ね、政見放送の手話通訳を求めた。担当課長の前でテレビの音を消し「これが分かるか?」と詰め寄ったこともある。

 86年の参院選にろうあの男性が立候補し、手話で政策を訴える政見放送が無言のままラジオで放送されたことが波紋を呼び、同省は8年かけて検討した。政見を公正に伝えるため、厚生相(現厚生労働相)公認の試験に合格した「手話通訳士」を通訳者の条件に定めた。

 手話通訳士は昨年、2000人を超えた。この4月には、約150人の通訳士が総務省で開かれた政見放送の研修会に参加。「ワーキングプア」などの時事用語の手話も確認した。

 「手話表現は要約や言い換えがあり、話し言葉をそのままに表現することは難しい。でも、聴覚障害者は手話で初めて政見が分かる」と全日本ろうあ連盟の西滝憲彦理事は話す。それは、点字版の選挙公報を願う視覚障害者の思いに重なる。【青木絵美】(毎日新聞 2009年8月12日 大阪朝刊)

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千代田区の手話サークル一麦会の例会に参加して来ました。

2009年08月12日 22時32分01秒 | sign language
千代田区の手話サークル「一麦会」に参加して来ました。今日で2回目の見学です。大変勉強になりました。
今日はグループに分かれての手話学習でした。
最初に自己紹介について教わりました。ろう者の場合には「出身ろう学校を尋ね合う」特徴があると教わりました。
次に手話の「悪い/ない」の使い方を教わりました。
「食べる」「悪い/ない」は、「美味しい」とのこと。
三つ目には「必要/ない」の使い方を教わりました。
「食べない」は「食べる」「必要/ない」
「飲まない」は「飲む」「必要/ない」
「行かない」は「行く」「必要/ない」
「参加しない」は「参加」「必要/ない」あるいは「欠席」という手話表現、さらには「ふ」という手話表現があると教わりました。
また説明の途中で「ちょうど」という手話の紹介がありましたが、その後に見た米内山さんの「DVDですぐできるやさしい手話」の会話の中でもこの「ちょうど」の手話を米内山さんが使うシーンがあって、お~なるほど!などと思いました。
最後に「どうして知っているの?」(口型は「ぽ」)の手話表現の意味の解説がありました。
「結婚」「ぽ」
もっといろいろ例文を示してくれたのですが、あんまり覚えてないので、次回はやっぱりノートを取ろうなどと思ってしまいます。まわりの方が一人もノートを取ってなくて、見栄を張って取らなかったのですが、やっぱ家に帰った頃には7割くらい忘れてる気がします。トホホ・・・。

第9回日本手話教育研究大会 参加記

2009年07月08日 00時05分05秒 | sign language
 先週の土曜日、7月4日、第9回日本手話教育研究大会に参加して来ました。
 午前中は3本の発表。まず海野和子さんが「手話学習者のつまづきに対する、適切な指導法の検証」。手話指導の中で、ろう者の手話を見せてそのまま真似してもらってもうまく表出できないのは
1-1.学習者の間違いを具体的に把握できていないこと(それぞれの不得意分野の把握とそれに応じた指導方法→教材の選び方やその時間的な長さなど)
1-2.どのように、どうして間違っているかを学習者にポイントを示して説明できていないこと
1-3.指導者の言語的知識が足りない(自覚がない)ために、言語学を踏まえた上での説明(例えば①音韻、②語彙、③文法、④ロールシフトの4ポイント)ができてないこと
を挙げておられました。
 その上で、具体的な指導例を説明してくれました。
2-1.音韻変化
①1~2分の教材の中から5~10秒くらいに区切って説明する必要がある
②手形の説明においても「指先のみ」「手首から」「肘から」という区別を理解させる。また、「張り」「ゆるみ」の違いも理解させる必要がある。
例文;「お菓子が一つしかなかったので、(別にそのことは気にせず・かまわず)自分は買いに行った」
   「お菓子が一つしかなくて、(?)買いに行った」
2-2.語彙
①例文の中で教える。受講生に他の応用例文を作らせて、それにその語彙が合っているのかを説明する中から語彙のもつ「意味(範囲)」を把握させる。
②例文の中で語彙を教えることによって手型、口型だけでなく、「間合い」「うなづき」なども理解させる。
③例文を作らせる中で「別の語彙に言い換え」させることによって、学習者の語彙を増やす。
2-3.ロールシフト
①「回想」「独り言」「行動」と「説明」の「視線」の違いを理解させる。
②時制(現在、過去)の違いを「視線(目つき)」や「体の前後動」で表現することを理解させる。
例文;「昨日、道で大勢の猫に迫られた。」(視点;自分→自分→猫→自分)
   「エサを欲しがって近づいて来たのだった」
3.習得できない理由の分析をして、個々に合った指導を行う必要がある。
→繰り返すことによって、応用力をつけさせ、苦手意識を解消させる。
→学習者が安心して学べる環境作りが必要だ。
との発表でした。一人25分の発表時間であるのが惜しいと思いました。もっといろいろ教わりたかった。

次は江戸川ろう協の中山慎一郎さん。以前地元でも講演会を聞いたことがある。「聴覚口話法がろう者に与えた影響」という昔ろう教育を考える全国討論集会で聞いたようなテーマと内容でした。

3番目が国立リハビリテーションセンター学院手話通訳学科教官の小園江聡さん。「RS(ロールシフト)指導法」。私が今回の研究大会に4000円払ってでも参加しようと決めた一番楽しみにしていたレポートっていうか「模擬指導」です。実際に・・・(以下つづく・・・っていつもこれっきりなんですが・・・)

静岡県知事選挙の政見放送手話通訳への取り組み

2009年06月27日 05時48分50秒 | sign language
県知事選で「県内40ヶ所」ってすごいですねぇ~。静岡の皆さん頑張ってください!

■静岡新聞
「政見放送 手話通訳に法の壁 夜を徹し独自編集」(2009/06/25)
 「候補者の主張が分からなければ、(誰に投票していいか)判断できない」―。ろうあ者から寄せられる切実な声に応えるため、県聴覚障害者協会は25日夜から知事選投票前日の7月4日まで、県内40カ所でろうあ者を対象にした「政見放送を見る会」を開く。手話通訳を挿入した政見放送を編集して、“選挙弱者” の政治参加を手助けする。
 知事選の政見放送がテレビで流れた24日夜、静岡市葵区の県総合社会福祉会館内スタジオで、手話通訳士4人が各候補の録画映像を繰り返し視聴した。それぞれが担当する候補の主張を紹介する新聞記事やマニフェスト(公約集)と向き合い、的確な手話通訳を検討する。ビデオ撮影した手話通訳を政見放送の映像に組み入れる作業は、25日未明まで続いた。
 同協会によると、県内の聴覚障害者は約9000人。このうち、まったく聞こえないろうあ者は約2000人。選挙を重ねる度、「政見放送を手話で見たい」とのニーズは高まっている。
 公職選挙法上、国政の比例代表選などに認められている政見放送の手話通訳が、知事選ではできない。前田智子事務局次長は「身体障害者の参政権の保障を、もっと真剣に考えるべき」と指摘する。「主張を知るなら選挙公報を読めばいい」との意見に対しては、「ろうあ者にとっては手話が言語であり、母語。日本語は外国語のような感覚で不自由な人も多い」と反論し、活動への理解を求めている。
 限られた時間内に主張を詰め込んだ政見放送は、政治、経済などの専門用語が多い。手話通訳は、言語を映像化し、イメージを手や表情で伝える。手話通訳士の1人は「テーマが多岐にわたるため、すごく難しい。勉強していないと太刀打ちできない」と漏らす。
 ろうあ者で同協会事務局員を務める小倉健太郎さん(26)は「県の福祉政策を左右する知事選には関心がある。ろうあ者もリアルタイムで選挙の情報を知りたい」と訴えた。

政見放送の手話通訳 公職選挙法の規定では、手話通訳できるのは衆参院の比例代表選と衆院小選挙区選。知事選が認められない理由として、総務省は「手話通訳士の確保が困難な地方もあり、選挙運動の公平性を欠く恐れがあるため」と説明している。

「ネット政見放送」に手話通訳を!

2009年06月16日 21時28分33秒 | sign language
ちょっと記事の主旨とは異なる取り上げ方なのでコピペするのはどうかと思うのですが・・・、
次期総選挙の前哨戦とされる都議選(7月12日投開票)に向け、立候補予定者がインターネット上の動画で自らの政策や訴えを発信する初の試みが、19日から始まる。いわば「ネット版政見放送」だ・・(中略)この試みは「e都政」の名称で発信。日本インターネット新聞社のホームページ上の動画で、都議選候補予定者が最大約10分間、フリップなどを使い、都政への思いや政策などを訴える。有権者の判断材料にしてもらうのが狙いで、東京青年会議所(JC)が企画し、マニフェスト研究所などが協力している。公職選挙法の事前活動にあたらないよう、投票依頼行為などは控えている。(ZAKZAK 2009/06/16より)
(中略)したところに記事の主張が書かれているので、それはお読みになる個人にお任せします。他にこのことを扱ったサイトを見つけられなかったので、2009年6月16日(火)17時0分配信の夕刊フジさんのこの記事を引かせていただきました。
 そして私が言いたいのは、「ネット政見放送に是非手話通訳・字幕を付けて欲しい!」ということです。今の動画ソフトの興隆ぶりを見ると、本編とは別に撮影した手話通訳者の動画をワイプで入れるなんてわけないことなんじゃないでしょうか。手話通訳がムリなら字幕を付けて欲しい。でも、字幕だと文字数などの調整が必要だから返って制作が大変かも。
東京にお住まいの皆さん、是非「日本インターネット新聞社」さんへ要望e-mailをバンバン送りましょう!
企画は東京青年会議所(JC)さんと書いてあるから、ここへお願いするのもいいかも。

<追記>
今朝の読売新聞東京版(都民版)にも記事が載ってました。
ネット版「政見放送」
JCがサイト開設 19日から150人分
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 都議選(来月3日告示)の立候補予定者が政策などについて語る映像を、閲覧できるホームページ(HP)が今月19日、開設される。言わば「インターネット版の政見放送」で、企画した東京青年会議所(JC)は、「都議選に対する都民の関心を高めたい」としている。
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 このHPは「e(イー)都政」。都議選には現在、200人以上が立候補を表明しており、東京JCによると、そのうち民主、公明、共産、生活者ネットワーク、社民各党の公認候補や、無所属候補など計約150人が映像の提供や収録に応じたという。ただ、自民党は、「都連のHPで公認候補の映像公開を予定しており、それ以外に映像を提供しない」として不参加を決めた。

 立候補予定者の持ち時間は、1人最大11分間。公職選挙法が禁じる事前運動に当たらないよう、政策を訴える内容とし、投票の呼びかけはしない。また、同法は選挙期間中のHP更新を認めていないと解釈されているため、告示日以降の内容更新をしないことにしている。

 公開は同日午前10時から。東京JCのHP(http://www.tokyo‐jc.or.jp/2009/)から専用HPに進む。また、東京JCは24日午後6時30分から、早稲田大学小野記念講堂(新宿区)で、各党の代表を招いた討論会も開く。事前の申し込みが必要。問い合わせは事務局((電)5276・6161)。
(2009年6月17日 読売新聞)

books139「思考する言語〈上〉」(NHKブックス)スティーブン ピンカー著

2009年06月11日 23時45分27秒 | sign language
思考する言語〈上〉―「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)
スティーブン ピンカー
日本放送出版協会

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全国大会も終わったので、これからまたいろいろ勉強して充電しなきゃね、と思って本屋をブラついていたら見つけました。『言語を生み出す本能』のスティーブン ピンカーさんの最新邦訳。面白そうです。

books138「エンタメ通訳の聞き方・話し方(PHP新書)小林 禮子(著)」

2009年06月11日 23時13分17秒 | sign language
エンタメ通訳の聞き方・話し方 (PHP新書)
小林 禮子
PHP研究所

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全国大会が終わって、一息つこうと久しぶりに立ち寄ったいつもの本屋さんでゲット。通訳のノウハウ本ではありません。私の二つ年上の女性英語通訳者の”細腕繁盛記”みたいな本です。
「相手に魅力を感じられないなら、相手も自分に魅力を感じてくれていないだろう」と思いますし、「相手に魅力を感じ取れないのは『線』で相手の言葉を聞いているから。相手と『面』で向かい合えばかならず相手の魅力が発見できる。それでも駄目な場合は、自分が未熟だから」(P44)
とのこと。「面」で向かい合うってどういうことだろう?よくわからん。

明らかに優れた才能に恵まれた人のドーナツの穴に近づこうと一歩踏み出したとき、この人の才能はどれほどのものなのかなどと考え始めると、踏み出した足が止まります。足が止まれば簡単な英語が聞き取れなくなります。それでは通訳ができません。一度足を止めてしまうと、ふたたび歩き出すときには、最初のとき以上の怖さが襲います。その怖さをどう克服するか。それはもう、「相手に好意を持つこと以外、手はない。気に入らない相手だと、簡単な英語さえも聞き取れません。」(P116)
との指摘はとても勉強になった。そうかぁ~「相手に好意を持つ」のかぁ~。これってなかなか難しいですよね。今回の大会でもやっぱり「恐怖」が先行しちゃって、メチャメチャ緊張したがために疲労を倍加させ、集中力を急激に低下させたんじゃないかと今は振り替えれる。

第57回全国ろうあ者大会in茨城 第5日目(最終日)

2009年06月07日 23時27分08秒 | sign language
やりきっちゃいましたねぇ~全国ろうあ者大会。
最終日はお天気にも恵まれて、会場は屋内にも屋外にも人人人、手話手話手話・・・。女性のトイレは長蛇の列だったし、分科会のスタッフが手薄だったりといろいろ至らない点はあったと思いますが、まずは無事「成功裡に終わった」と言えるのではないでしょうか。今大会は私の苦手な「歌って踊る」フィナーレ(そりゃ聴者の文化だろう~)でもなかったし、終わりよければすべてよしと感じました。
手話通訳者としては、事前勉強会も資料集めもよくやったよなぁ~頑張ったよなぁ~と思いましたし、下調べがいかに重要かということも痛感しました。けれども結局のところパネルディスカッションが盛り上がり、ろう者が手話で自由にしゃべればしゃべるほど読み取り通訳が付いていけなかったという厳しい現実も経験させてもらいました。自由に=自然に手話でしゃべればしゃべるほど読めなくなる、ということは、いったい自分はこれまで何を勉強してきたのだろうかということもまた心に大きな宿題が残りました。
ろう者の「自然な手話」=日本手話だというと、またいろいろ批判を受けそうですが、やっぱり自分の限界がそこ(日本手話がちゃんとわかってない)にあることも分かっちゃった大会だったと思っています。
それにしても3000人の大会をやり遂げたろうの仲間たちと4日間一緒に過ごすことができて(同じ弁当を8食連続して食べた!)素敵な経験をさせてもらいました。ありがとうございました。<(_ _)>