観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「薄桜記」。

2012年07月15日 | 映画・ドラマ
 始まりました「薄桜記」。待ってましたなのだが、NHKさん、NHK時代劇の視聴率男・山本耕史にやはり頼っちゃったのね。
 このところ、「新撰組血風録」、「テンペスト」は良かったが「塚原卜伝」、「陽だまりの樹」はイマイチだったんじゃない。
 「薄桜記」。これは切ないお話です。これまで何度も映像化され、市川雷蔵も演じています。
 山本耕史さんなら、見応えあるでしょう。最期まで泣かずに観たいと思います。
 詳しくはまた回数が嵩んだら。
 この山本耕史さん演じるところの丹下典膳は、丹下左膳と関係あるのかな?
 いずれにしてもNHKさんはかなり良い時代劇を作り続けています。時代劇ではスポンサーが付かないからと民放各局が時代劇離れしている中、大手を振って時代劇を作れるのはNHKさんだけ。頑張ってください。



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「聯合艦隊司令長官 山本五十六」。

2012年07月15日 | 映画・ドラマ
 サブタイトルは、「太平洋戦争70年目の真実」。
 戦争に反対でありながら、連合艦隊司令長官として開戦の火ぶたを切ることになった不世出の軍人・山本五十六の、苦悩に満ちた半生を描いた作品。
 山本五十六元帥が、戦争を止めさせようとしていたのは有名だが、温厚かつ立派な人柄だった事が本作品から伺い知れた。
 「硫黄島からの手紙」の栗林忠道陸軍中将(最終階級は陸軍大将)もそうだが、どうして大日本帝国はこういった人たちを死に至らしめたのか。胸が痛くなる思いだ。
 彼らが主導権を握っていたなら、あんな無意味かつ悲惨な戦争は避けられ、多くの尊い命が救われたのではないかと思うと、こうして書いていても目頭が熱くなる。
 余談ではあるが、栗林忠道陸軍中将は、司令官は九州の安全な本部に赴任すれば良いところ、敢えて硫黄島まで出向き、一兵卒と同じ食事しか口にしなかったと原作で読んだ。
 今の政界にも言いたい。栗林忠道陸軍中将や山本五十六元帥のような気骨ある人間がいますか?
 話は反れたが、この映画は、単なる娯楽作品としてではなく、ルポとして観て頂きたい。
 浮ついたアイドルに頼っていないので、見応え有り。

配役
海軍聯合艦隊司令長官・山本五十六(役所広司)
海軍大臣・米内光政(柄本明)
軍務局長・井上成美(柳葉敏郎)
海軍司令官・山口多聞(阿部寛)
海軍作戦参謀・三宅義勇(吉田栄作)
海軍先任参謀・黒島亀人(椎名桔平)
軍令部総長・永野修身(伊武雅刀)
海軍第一航空艦隊司令長官・南雲忠一(中原丈雄)
海軍聯合艦隊参謀長・宇垣纏(中村育二)
海軍航空隊・牧野幸一(に五十嵐隼士)
五十六の姉・高橋嘉寿子(宮本信子)
五十六の妻・禮子(原田美枝子)
元海軍中将・堀悌吉(坂東三津五郎)
第一航空艦隊司令長官・南雲忠一(中原丈雄)
架空人物
東京日報記者・秋山裕作(袴田吉彦)
東京日報記者・真藤利一(玉木宏)
東京日報編集長・草野嗣郎(益岡徹)
東京日報主幹長・宗像景清(香川照之)
小料理屋「志津」の女将・谷口志津(瀬戸朝香)
「志津」の常連客のダンサー・神埼芳江(田中麗奈)




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「源氏物語 千年の謎」。

2012年07月15日 | 映画・ドラマ
源氏物語 千年の謎

 「源氏物語」ではなく、高山由紀子氏原作の「源氏物語 悲しみの皇子」(文庫版では「源氏物語 千年の謎」に改題)の映画化だそう。
 「源氏物語」の作者である紫式部と時の権力者藤原道長が男女関係にあったという設定の下、式部のが光源氏の物語を語り聞かせ、光源氏の世界と、平安時代が交錯していく。
 お色気たっぷり、イケメン&美女を揃えた平安絵巻と言いたいが、配役に重味がなく、これまで幾度となく映像化された「源氏物語」を超えられる作品ではなかった。
 特に女優陣のイメージが、原作と掛け離れている感が否めない。
 いっそ、紫式部と藤原道長のラブロマンスにした方が良かったのでは?

配役
 光源氏(生田斗真)
 藤壺中宮、桐壺更衣(真木よう子)
 葵の上(多部未華子)
 夕顔(芦名星)
 六条御息所(田中麗奈)
 桐壺帝(榎木孝明)
 弘徽殿女御(室井滋)
 王命婦(佐久間良子)
 頭中将(尾上松也)
 
 紫式部 (中谷美紀)
 藤原道長(東山紀之)
 安倍晴明(窪塚洋介)
 彰子(蓮佛美沙子)
 藤原行成(甲本雅裕)
 一条天皇(東儀秀樹)


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